2024年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械要素Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 千葉 明 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F52N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械を構成する共通基本部品について学び下記の目標を達成する. 1.機械要素の機能を理解することができる. 2.各要素の相互関係を説明することができる. 3.機械設計への基本素養を修得することができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
・対面授業 ・Canvasの理解度確認クイズを課題として毎回実施します. ・次回の授業で課題の解説をします. |
履修条件 | 機械工学科基礎科目(機械力学、材料力学、機械工作法)を履修していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています. |
授業計画
第1回 | 機械要素IIの概要 1 総論(機械の定義) ・講義計画 ・受講上の注意事項 ・機械要素Iの再確認 | 【事前学修】テキストの表紙から10ページまでを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
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第2回 | 5 歯車 5.3 歯型 3.かみあい率123ページから125ページ 7.転位歯車131ページから140ページ (1) 歯数と転位係数が与えられた場合 (2) 中心距離が与えられた場合 (3) 転位係数の選び方 (4) 転位による切下げの防止 | 【事前学修】テキスト119ページから122ページ,131ページから137ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第3回 | 5 歯車 5.3 はすば歯車161ページから166ページ 5.6 かさ歯車167ページから169ページ 5.7 ウォームギア 169ページから174ページ | 【事前学修】テキスト161ページから174ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第4回 | 3 軸,軸継手 3.3 軸継手 1.フランジ形固定軸継手 (1) フランジ形固定軸継手の形状 (2) フランジ形固定軸継手の強度 2.フック形自在継手 3.クラッチ (1) かみ合いクラッチ (2) 摩擦クラッチ | 【事前学修】テキスト60ページから69ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第5回 | 4 軸受および潤滑法 4.1 軸受の種類 71ページから72ページ ・滑り軸受の適用例 ・水力発電所の軸受 ・滑り軸受の潤滑 4.2 滑り軸受けの理論72ページから75ページ 1.平面すべり軸受 ・軸受理論の基礎式を適当な境界条件で解くことによりくさび効果を検証する. ・平面滑り軸受の理論結果をまとめる. | 【事前学修】機械要素Iで学んだ軸受の種類を復習する. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し理解を深める. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第6回 | 4 軸受および潤滑法 4.2 すべり軸受の理論 2.ジャーナルすべり軸受75ページから81ページ (1) ゾンマーフェルトの式 (2) 摩擦抵抗 (3) 有限幅の修正 (4) 発熱と冷却 3.静圧軸受81ページから82ページ | 【事前学修】テキスト75ページから82ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第7回 | 4 軸受および潤滑法 4.3 すべり軸受の構造 1.ジャーナルすべり軸受の構造 2.スラスト軸受の構造 4.4 すべり軸受の材料 1.鋳鉄,2.銅合金,3.ホワイトメタル,4.燒結合金,5.その他 | 【事前学修】テキスト82ページから85ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第8回 | 4 軸受および潤滑法 4.5 すべり軸受の設計 1.軸受圧力 2.軸受長さと軸径との比 3.pv値 4.ηn/p値 5.油膜の厚さとすきま 6.損失動力 | 【事前学修】テキスト86ページから91ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第9回 | 4 軸受および潤滑法 4.9 潤滑剤および潤滑法 1.潤滑剤 2.すべり軸受の給油法 3.ころがり軸受の潤滑法 4.油の漏れ防止 | 【事前学修】テキスト107ページから112ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第10回 | 6 巻掛け伝動装置 6.1 ベルトの伝動 6.2 平ベルトによる伝動 6.2 ベルトの長さ 6.4 ベルトの力学 1.ベルトの張力 2.ベルトの強度 3.ベルトの伝達動力 | 【事前学修】テキスト183ページから191ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第11回 | 6 巻掛け伝動装置 6.5 Vベルト 6.6 チェーン伝動装置、 6.7 コッグドベルト | 【事前学修】テキスト191ページから207ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第12回 | 7 ばねおよび緩衝装置 7.1 場ねの目的 7.2 ばねの種類 7.3 コイルばねの力学 7.4 板ばねの理論と特性 7.5 緩衝装置 | 【事前学修】テキスト209ページから226ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第13回 | 8 ブレーキ,フライホイール,ラチェット 8.1 ブレーキの作用 8.2 摩擦ブレーキの力学 8.3 ブレーキ容量 8.4 いろいろなブレーキ | 【事前学修】テキスト227ページから242ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第14回 | 8 ブレーキ,フライホイール,ラチェット 8.5 フライホイール 1.フライホイールの力学 2.フライホイールの慣性モーメント 3.フライホイールの強度 8.6 つめ車とつめ 1.外歯ラチェット 2.内歯ラチェット | 【事前学修】テキスト242ページから250ページを読んでおくこと. 【事後学修】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする. Canvasの理解度確認クイズを実施 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第15回 | ・第1回から第14回までのまとめと総合演習として理解を深める. ・第10章 機械設計の実例 ・10.2 機械設計の実例271ページ286ページ | 【事前学修】第1回から第14回までのテキストの例題と課題を理解する. 【事後学修】講義内容を振り返り総合的な理解を深める. Canvasの理解度確認クイズを実施. | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
その他
教科書 |
景山克三,菅野宗和,黒瀬元雄,勝田基嗣 『大学課程 機械要素設計(第3版)[ISBN978-4-274-22459-1]』 オーム社 2020年 第3版
理解度確認クイズの計算に必要な図や表が記載されていますので,この教科書を購入してください.
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常点・レポート等の理解度確認クイズで成績評価します. ・毎回の授業の最後にCanvas掲載の理解度確認クイズに取り組んでレポートとして提出してください. ・提出期限は指定された時間内厳守とします. ・次回の授業で理解度確認クイズの解説をします. ・15回目は授業時間内で理解度確認クイズを解説します. ・成績は以下の方法で算出します. A:1回~14回までの理解度確認クイズの100点満点中の平均点 B:15回目の理解度確認クイズの100点満点中の点数 成績=(A+B)/2 ・合格は60点以上です. |
質問への対応 | 質問は必ず下記のメールアドレスに問い合わせしてください. 「morikenchiba@gmail.com」 質問内容を分かりやすい内容にまとめるようにしてください. 学生番号,氏名を忘れずに記載してください. |
研究室又は 連絡先 |
morikenchiba@gmail.com |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
1)講義中の演習問題は必ず復習することが望ましい. 2)シラバスを確認して予習をしてください. 3)計算問題が多いので単位の換算に慣れてください. 4)特に角度の計算はラジアンが主体です.変換に慣れてください. 5)毎回の課題は諦めず必ず提出期限を遵守してください. 6)継続こそが力です. 7)努力は裏切りません. |