2024年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 機械材料 | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 内木場 文男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G12A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 物質を材料として扱い、設計に活かせるようにする。機械に広く用いられる材料は性質がさまざまであり、同じ材料でも製造法、加工によって性質が変化したり、一見難解のように思われる。本講義においては材料を系統的に扱うことにより、実用材料である機械材料の知見を深めることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教員の実務経験をもとに,実用材料である機械材料への知見を深めるよう促す。 |
履修条件 | 材料学を前もって理解していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 機械材料のついての概説 材料学と機械材料 | 【事前学習】1年時開講の材料学に関することを復習し,理解しておくこと 【事後学習】機械材料の概念を教科書をとおして復習する | 2時間・2時間 |
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第2回 | 金属の力学的性質1 弾性変形 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「弾性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第3回 | 金属の力学的性質2 塑性変形 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「塑性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第4回 | 転位と強化機構1 転位と塑性変形 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「転位と塑性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第5回 | 転位と強化機構2 金属の強化機構 回復、再結晶、粒成長 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「金属の強化機構 回復、再結晶、粒成長」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第6回 | 課題の解説と演習問題 金属の力学的性質 転位と強化機構 | 【事前学習】該当箇所,「金属の力学的性質 転位と強化機構 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること | 2時間・2時間 |
第7回 | 破壊1 破壊 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「破壊」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第8回 | 破壊2 疲労 クリープ | 【事前学習】教科書の該当箇所,「疲労 クリープ」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第9回 | 金属の熱処理 焼きなまし処理 鋼の熱処理 析出硬化 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「焼きなまし処理 鋼の熱処理 析出硬化」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第10回 | 課題の解説と演習問題 破壊 金属の熱処理 | 【事前学習】該当箇所,「金属の力学的性質 転位と強化機構 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること | 2時間・2時間 |
第11回 | 鉄系材料 鉄鋼 鋳鉄 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「鉄鋼 鋳鉄」を一通り予習し,内容を把握しておくこと【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第12回 | 合金1 銅とその合金 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「銅とその合金」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第13回 | 合金2 アルミニウム,マグネシウム、チタンとその合金 | 【事前学習】教科書の該当箇所,「アルミニウム,マグネシウム、チタンとその合金」を一通り予習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること | 2時間・2時間 |
第14回 | 課題の解説と演習問題 鉄系材料 合金 | 【事前学習】該当箇所,「鉄系材料 合金 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること | 2時間・2時間 |
第15回 | 理解度確認試験 | 【事前学習】これまでの教科書,ノート等を一通り復習し,内容を把握しておくこと 【事後学習】試験問題を復習し理解する | 2時間・2時間 |
その他
教科書 |
W.D.キャリスター 『材料の科学と工学[2] 金属材料の力学的性質』 培風館 2002年 第1版
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参考書 |
金子純一、小野沢元久 『新版基礎機械材料学』 朝倉書店 2004年 第1版
W.D.キャリスター 『材料の科学と工学[1] 材料の微細構造』 培風館 2002年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
提出・試験等を勘案して,総合的に評価する |
質問への対応 | 研究室にて随時 また、e-mailで受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
7号館3階 734号室 uchikoba.fumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
材料は取り付きにくい思われがちだが、新材料、ハイテク材料、ナノ材料などの出現でとても面白い。また、謎めいていて、これを解き明かしていくと実は簡単だったりもする。これからますます多様化していく新材料、ハイテク材料を使いこなすことができるよう積極的な履修を望む。 |