2024年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 工学解析の方法Ⅱ | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 清水 雅夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G22H |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物理現象、特に周期的な物理現象をモデル化するためには、どのような方法があるだろうか。モデル化できたら、それはどのように利用できるだろうか。 この授業では、フーリエ級数の基礎と応用を学ぶ。フーリエ級数は、偏微分方程式の解法に応用できるだけでなく、信号の解析にも利用できる。フーリエ級数を学ぶことを通して、「周波数領域」ということを本質から理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を行う。板書を基本とするが、説明図や長い数式などは、CST-VOICEを通してファイルで配布する(紙での配布はしない)。 8回程度の課題提出がある。課題の問題は授業の最後に提示する。CST-VOICEから、pdfファイルで提出する。課題の解説は、次回授業で行う。 例題や具体例を多く取り入れて、数式の上での理解とともに直感的な理解にも努める。 より具体的な説明は、第1回で行う。期末テストの実施方法についても、第1回で説明する。 |
履修条件 | 数学系と物理系の必須科目が履修済みであること。 工学解析の方法Ⅰを履修済みであることがきわめて望ましい。 微分・積分、微分方程式、線形代数は、講義中にも簡単な復習を行うが、各自必要な項目を予習・復習すること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 工学解析の方法に関する諸説明 シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』39ページまでを読み(復習)、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』39ページまでを読む(復習)。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | フーリエ級数 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | フーリエ級数の例 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | オイラーの式 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | フーリエ変換 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | フーリエ変換の性質 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | たたみ込み積分(前期の復習) | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 伝達関数 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | ボード線図 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 移動平均フィルター | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 重み付きフィルター | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 補間 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | サンプリング定理 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 離散フーリエ変換 | 【事前学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、疑問点を質問できるようにする。 【事後学習】『フーリエ解析と偏微分方程式』該当ページ、参考書の該当ページなどを読み、授業の内容を確認する。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 平常試験と解説 | 【事前学習】授業ノート、『フーリエ解析と偏微分方程式』の授業で説明した部分を読み、内容を理解する。参考書『これなら分かる応用数学教室』73~126ページも参考にする。特に授業ノートが重要。 | 【事前学習】240分 |
その他
教科書 |
クライツィグ 『フーリエ解析と偏微分方程式』 培風館 2009年 第8版
参考書『これなら分かる応用数学教室』を、是非参照してください。
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参考書 |
『これなら分かる応用数学教室』 共立出版 2003年
『原理がわかる・現場で使える信号処理』 丸善 2009年
『信号解析のための数学』 森北出版
『Excelで学ぶフーリエ変換』 オーム社
『これなら分かる応用数学教室』を、ぜひ参考にしてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席はとらない。しかし、教室に来たら学生証での出席登録を必ず行うこと。 授業中の私語を指摘されたら、一定点数を減点する。 成績は、8回程度の課題、期末テストを含めて、総合的に評価する。期末テストを受けないと不合格となる。 課題には提出期限があり、提出期限までのCST-VOICEからのpdfファイルでの提出を正式に評価する。3回以上課題を提出しないときは原則として不合格とする。提出期限後にも提出できるが、評価は低くなる。 |
質問への対応 | 授業終了後、またはCST-VOICEの「Q&A」「掲示板」で。 できるだけメールでお願いします。 |
研究室又は 連絡先 |
Email: shimizu.masao@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
この講義では、「工学解析の方法Ⅰ」に引き続き、実際の現象を解析するための手法を説明する。「微分」や「比例」などの考え方を使って微分方程式を構成できること、この微分方程式はフーリエ級数を使って解けること、などを説明する。 さらに、多くの人が良くわかっていないのが「周波数領域」という考え方。この考え方を本質から理解できるように努める。 計算結果などは式のままに留めず、具体的な数値を使ってグラフなどで可視化し、実感的に理解できるよう努める。 |