2024年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | デジタル回路 | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 小林 伸彰 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G34E |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本講義では現代における代表的なデジタル回路であるCMOS集積回路(CMOS LSI)の構成、動作原理を理解することを目標とする。基本素子から始まり、論理ゲート、論理回路、フリップフロップ、メモリ、プロセッサ等を階層的に順序立てて概説する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義内容は、基礎的な構成、動作原理の習得を目的とし、演習問題が解けるよう指導する。また、各講義の最後には演習を導入して理解の促進を図る。 対面形式で講義を行う。補足資料としてオンライン資料を活用する。 |
履修条件 | 選択必修 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当する。 |
授業計画
第1回 | CMOSデジタル基本回路 1)MOS形電界効果トランジスタ(MOSFET)スイッチ(nMOSFETスイッチ、pMOSFETスイッチ、CMOSスイッチ) | [事前学習] 教科書p.43-48を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
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第2回 | MOS形電界効果トランジスタの基本 1)MOSFETの構造についての説明 2)MOSFETの基本動作 3)MOSFETのスイッチ機能 | [事前学習] 教科書p.21-29を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第3回 | MOS形電界効果トランジスタの基本 4)nMOSFETの動作と特性 ー線形領域の動作 ー境界領域の動作 ー飽和領域の動作 ー線形領域、飽和領域の特性 | [事前学習] 教科書p.29-37を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第4回 | MOS形電界効果トランジスタの基本 5)pMOSFETの動作と特性 ー線形領域 ー飽和領域 ー線形領域、飽和領域の特性 | [事前学習] 教科書p.38-43を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第5回 | MOS形電界効果トランジスタの基本 6)CMOSインバータ(NOT)の直流伝達特性 ーCMOSインバータの構造と機能 ー直流伝達特性 | [事前学習] 教科書p.48-53を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第6回 | CMOS基本論理素子 1)論理演算 2)CMOS論理ゲート(NOT、NAND、NOR) | [事前学習] 教科書p.54-56を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第7回 | CMOS基本論理素子 3)CMOS論理ゲート(EXOR、EXNOR) | [事前学習] 教科書p.59-63を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第8回 | CMOS組み合わせ回路 1)デコーダ 2)セレクタ | [事前学習] 教科書p.63-64を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第9回 | CMOS順序回路 1)ディレイラッチ 2)ディレイタイプフリップフロップ(D-FF) | [事前学習] 教科書p.64-67を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第10回 | CMOSデジタル演算回路 1)2進数加算の基本 2)加算回路 | [事前学習] 教科書p.99-100を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第11回 | CMOSデジタル演算回路 3)加算回路の応用回路 ー累算回路 ー加減算回路 ー算術論理演算器 ー絶対値回路、差分絶対値回路、差分絶対値和回路 | [事前学習] 教科書p.103-111を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第12回 | CMOSメモリ回路 1)SRAMの基本構成と動作 | [事前学習] 教科書p.144-161を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第13回 | CMOSプロセッサとその制御方式 1)仮想マイクロプロセッサ 2)命令形式と動作内容 | [事前学習] 教科書p.199-201を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第14回 | CMOSプロセッサとその制御方式 3)データパス部の構成とデータパス制御 4)パイプライン方式による命令の実行とデータの移動 | [事前学習] 教科書p.201-230を読み理解できないところをまとめる (120分) [事後学習] 講義内容を読み返し演習問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
第15回 | 課題の解説 | [事前学習] 第1回~第14回までの講義内容を振り返り理解できなかったところをまとめる (120分) [事後学習] 試験内容を振り返り理解できなかった問題を解く (120分) | [事前学習] 120分 [事後学習] 120分 |
その他
教科書 |
榎本忠儀 『ナノCMOS集積回路』 培風館 2010年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
毎回のレポート課題と受講態度による。 |
質問への対応 | 講師の時間の許す範囲で随時。 |
研究室又は 連絡先 |
小林 6号館 2階 623室 kobayashi.nobuaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:30 ~ 17:30 授業後に教室にて
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学生への メッセージ |
講義を通じてデジタル回路技術に興味を持ち、得られた知識を今後に生かしてほしい。 |