2024年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 航空宇宙工学実験Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 村松・髙橋(賢) 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 火曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H23E |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 航空宇宙工学科で学習する,工学上の主要な基礎事項を体験的に理解・学習するとともに,実験報告書の書き方を身に付ける.また,実験報告書に基づいて実験内容について的確に説明し,議論できるようにする. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
対面授業で実施する. 実験及び実習の指導書「航空宇宙工学実験Ⅰ,機械系学科実習テキスト」に基づいて実施する.全受講者を7名以内の班に組み分けし,ガイダンス時に配布する「年間予定表」にしたがって実験および審査を行う.これとは別日程で夏季の集中授業期間に実施される大型設備を利用したテーマがある. データの取得・データの整理・レポートの作成を進めるなかで,共同担当者間で活発な議論が行われることを期待している. 実務経験を有する教員は,企業での経験に基づき,エンジニアとして必要なスキルについて説明する. |
履修条件 | 1年次で学習した専門科目は十分に理解していること.また,2年次で学習する専門教育科目の内容を含むので,不足する知識は自ら学習し補うことが求められる.この授業科目は「未来博士工房対応科目」です. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・6・7及びCP1・3・4・6・7に該当しています. |
授業計画
第1回 | 授業の概要,受講上の注意点について説明する. | 事前学習:シラバスをよく読んでくる.(30分) 事後学習:授業の概要,受講上の注意点について理解する.(90分) | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 報告書の書き方について,例をあげながら説明する. | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の報告書の書き方及び配布資料を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:授業の内容について復習し,課題を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第3回 | 報告書に使う図や表の書き方について,例をあげながら説明する. | 事前学習:配布資料を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:授業の内容について復習し,課題を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第4回 | 各実験題目の概要とその注意事項について説明する.また,工作実習を行う上での注意点を説明する. | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」と「機械系学科 実習用テキスト」に目を通しておく. 事後学習:授業の内容について復習する. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第5回 | 材料試験 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の材料試験を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第6回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第7回 | 慣性2次モーメントの推定 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の慣性2次モーメントの推定を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第8回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第9回 | 流れの観察法 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の流れの観察法を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第10回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第11回 | 翼の空力特性の測定 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の翼の空力特性の測定を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第12回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第13回 | コリオリ力を用いた角速度の計測 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」のコリオリ力を用いた角速度の計測を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第14回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第15回 | 温度測定(熱電対温度計) | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の温度測定(熱電対温度計)を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:報告書の作成を行う. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第16回 | 同報告書の審査 | 事前学習:報告書の作成を行う. 事後学習:内容について,説明できなかったことを学習する. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第17回 | 旋盤加工1 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」の旋盤加工を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第18回 | 旋盤加工2 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」の旋盤加工を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第19回 | フライス盤 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」のフライス盤を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第20回 | 鋳造 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」の鋳造を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第21回 | アーク溶接 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」のアーク溶接を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第22回 | NC工作機械 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」のNC工作機械を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第23回 | 手仕上加工 | 事前学習:テキスト「機械系学科 実習用テキスト」の手仕上加工を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:復習と報告書の作成を行う. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第24回 | 大型低速風洞による全備模型の実験(夏期集中授業) 空気力の測定実験及び測定データの整理の仕方に関する講義 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」の大型低速風洞による全備模型の実験を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:講義内容について分からないことがないように復習する. | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第25回 | 大型低速風洞による全備模型の実験(夏期集中授業) 実験 | 事前学習:実験ができるように,前回の講義内容を復習する. 事後学習:報告書を作成する. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第26回 | 大型低速風洞による全備模型の実験(夏期集中授業) 報告書 | 事前学習:報告書を作成する. 事後学習:報告書について友人と議論して理解を深める. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第27回 | グライダーの飛行実験(夏期集中授業) グライダー,実験機器,実験方法,グライダーに働く空気力,グライダーの姿勢などの測定及び測定データの整理の仕方に関する講義 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」のグライダーの曳航実験を読んで,質問できるようにしておく. 事後学習:講義内容について分からないことがないように復習する.(60分) | 事前学習:1時間 事後学習:1時間 |
第28回 | グライダーの曳航実験(夏期集中授業) 実験 | 事前学習:予習レポートの作成. 事後学習:報告書を作成する. | 事前学習:0.5時間 事後学習:1.5時間 |
第29回 | グライダーの曳航実験(夏期集中授業) 報告書 | 事前学習:報告書を作成する. 事後学習:報告書について友人と議論して理解を深める.(30分) | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
第30回 | 授業内容の総括 | 事前学習:テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」と「機械系学科 実習用テキスト」に目を通して,質問できるようにしておく. 事後学習:実験・実習の内容について友人と議論して理解を深める. | 事前学習:1.5時間 事後学習:0.5時間 |
その他
教科書 |
実験のテキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」と実習のテキスト「機械系学科 実習用テキスト」を配布します.
|
---|---|
参考書 |
各テーマごとに,実験テキスト「航空宇宙工学実験Ⅰ」に参考書が示されている.
|
成績評価の方法 及び基準 |
全ての実験・審査・実習に出席しなければならない.求められているレポートはすべて提出しなくてはならない.また,求められている審査はすべてを受けなくてはならない,遅刻は減点または再実験・再審査の対象となる.ただし,全てのレポートを提出していても必ずしも単位が取得できるとはかぎらない.夏期集中授業の再実験は行わない.以上の点を含めて,実験点,レポート点,審査点により総合的に評価する. |
質問への対応 | 昼休みまたは放課後 |
研究室又は 連絡先 |
3号館334室 muramatsu.akinori@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15
|
学生への メッセージ |
身の安全を守るため,難燃・不燃の作業着及び靴を必ず着用してください. 自啓自発の精神で取り組みましょう. この科目は年間科目で,夏季集中授業もあります.健康等に留意して皆勤にて受講を修了することが必要です. |