2024年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 情報ネットワーク | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 古川 慎一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I42M |
クラス | A・B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 情報通信ネットワークの基礎理論を学ぶと共に、IPネットワークの基礎と構成要素技術やインターネットアクセス技術等の最新技術、及びプロトコルやセキュリティ技術等の関連技術についても学ぶ。さらに最新の技術動向を把握する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面による教室での授業(面接授業)】 情報通信ネットワークの基礎理論を学ぶと共に、IPネットワークの基礎と構成要素技術やインターネットアクセス技術等の最新技術及びプロトコルやセキュリティ技術等の関連技術についても学ぶ。現場で培った高度なネットワーク設計技術に基づき、各分野の情報通信システムに関する最新の技術動向を解説しながら講義を行う。基礎理論、基礎技術に関しては、それぞれの理論や技術が実際にどのように利用されるのかを理解できるように講義を進める。また、各種の技術の位置付けや関連性を解説していく。最近の関連技術動向や各種のデータを用いて、最新動向も把握できるようにする。 |
履修条件 | 「情報の基礎」を履修していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3・5及びCP3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業の説明:これから半年間「情報ネットワーク」の授業でどのようなことを学ぶかを説明する。通信の変革、概念と用語、ネットワークの種類、情報通信ネットワーク概論について概説する。 | 【事前学修】教科書の第1章(1.1)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
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第2回 | ネットワークの分類、ネットワークの構成条件と解決すべき問題について説明する。 | 【事前学修】教科書の第1章(1.3、1.4)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第3回 | さまざまな構造のネットワークについて解説する。 | 【事前学修】教科書の第3章(3.3)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第4回 | ネットワークに流れる情報量の観点から、ネットワークの品質や性能を分析、評価するとともに、与えられた条件下で最適な設備数を求めるためのトラヒック理論の基礎について説明する。 | 【事前学修】教科書の第6章(6.1,6.2)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第5回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (即時式について) | 【事前学修】教科書の第6章(6.5.1~6.5.6)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第6回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (待時式について) | 【事前学修】教科書の第6章(6.5.8)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第7回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (即時式完全負荷表の取り扱いと応用について) | 【事前学修】第5回講義、第6回演習を再度復習して疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第8回 | 通信制御のための規約であるプロトコルや階層構造について、OSI参照モデルやTCP/IPを中心に説明する。さらに国際標準化動向について概説する。 | 【事前学修】教科書の第7章(7.1,7.2,7.4.1)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第9回 | 通信方式の基礎として、多重化通信方式、および回線交換、パケット交換等のコミュニケーション技術の基礎について説明する。また、サービス統合ディジタル網(ISDN)技術、及びフレームリレーとATM(非同期転送モード)等の通信ネットワーク技術の原理と関連技術について説明する。 | 【事前学修】教科書の第5章(5.1,5.2,5.4.3~5.4.5)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第10回 | OSI参照モデルとTCP/IPのレイヤ構造との関係について説明する。 | 【事前学修】教科書の第7章(7.4.2~7.4.4)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第11回 | TCP/IPの基礎(4階層モデル)とネットワーク構成機器との関連について説明する。 (教科書外の内容については板書等により別途解説する) | 【事前学修】教科書の第7章(7.4.5)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第12回 | TCP/IP:アドレス解決(MACアドレス、IPv4アドレス)の基礎について説明する。 (教科書外の内容については板書等により別途解説する) | 【事前学修】教科書の第7章(7.4.3)を読んで疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第13回 | IPv4アドレスの運用について学ぶ。主にクラスレス(サブネットマスク、CIDR等)の運用方法を解説する。また、IPv6の仕組みと動向についても説明する。 (教科書外の内容については板書等により別途解説する) | 【事前学修】授業のキーワードを事前に調べ、疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第14回 | IPネットワークの要素技術について学ぶ(1)。 プロトコルを中心とした関連技術について説明する。 (教科書外の内容については板書等により別途解説する) | 【事前学修】授業のキーワードを事前に調査し、疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
第15回 | IPネットワークの要素技術について学ぶ(2)。 プロトコルを中心とした関連技術について説明する。 (教科書外の内容については板書等により別途解説する) | 【事前学修】授業のキーワードを事前に調査し、疑問点等を纏めておく 【事後学修】授業で学んだこと(授業内の演習・例題解説を含む)を復習する | 【事前学修】 1時間 【事後学修】 3時間 |
その他
教科書 |
遠藤靖典 『改訂 情報通信ネットワーク』 コロナ社 2010年 第1版
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参考書 |
必要があれば授業の際に指示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験期間中の平常試験、授業中の演習及び授業において出題したレポート課題から総合的に評価する。 評価の指針は次の通りとする。 平常試験:80%、講義中の演習:10%、レポート10%。 (変更が生じた場合は授業内またはポータル等にてお知らせします) |
質問への対応 | 授業後またはメール。 メールの場合は件名に「情報ネットワーク」と記し、本文に質問内容を記述してください。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス furukawa.shinichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
水曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
木曜 駿河台 10:40 ~ 11:20
金曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |