2024年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | ディジタル信号処理 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 布施 匡章 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J22B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本講義では,ディジタル信号処理の基本的手法であるZ変換,離散フーリエ変換,ディジルフィルタについて勉強する. この講義を修得することによって,ディジタル信号処理に関する基礎的な知識を得ることができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義形式で,演習,課題を通して理解を深めながら進める. 実際に計測器開発をしてきたエンジニア経験を持つ講師が,実例や経験とともに理論に関する講義を実施する. |
履修条件 | 論理回路,計算機ソフトウェア,電子回路I・II,信号理論基礎,ディジタル回路を修得,ないしは,受講していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています. |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 当該授業の重要性,位置づけを明確にし,「ディジタル信号処理」で学ぶ講義概要を理解する.また,アナログ信号処理とディジタル信号処理の違いなどについて学ぶ. | 予習:シラバスの内容の確認 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
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第2回 | (Z変換) ディジタルフィルタを理解する上で基礎となるZ変換について学ぶ.また,演習を実施し,Z変換の理解を深める. | 予習:教科書の40ページから42ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第3回 | (Z変換と逆Z変換) 逆Z変換・Z変換の諸定理について学ぶ.さらに,ここでも演習を実施し,Z変換・逆Z変換に対する理解を深める. | 予習:教科書の43ページから46ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第4回 | (離散時間システム①) ディジタルフィルタの差分方程式による表現,ブロック線図による表現,伝達関数について勉強する. | 予習:教科書の58ページから66ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第5回 | (離散時間システム②) システムのインパルス応答,任意入力信号に対する応答の求め方について勉強する. | 予習:教科書の63ページから70ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第6回 | (離散時間システム③) 正弦波入力に対する周波数応答特性について勉強する. | 予習:教科書の70ページから73ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第7回 | (確認試験①) 第1回~第6回までの理解度を確認する. | 予習:第1回から第6回の学習内容について,教科書・ノートを用いて勉強しておくこと 復習:確認試験①で解けなかった課題について,復習する. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第8回 | (フーリエ級数とフーリエ変換) 信号解析の基本であるフーリエ級数について学習し,フーリエ変換の導出,その特性や使い方について勉強する. | 予習:教科書の9ページから25ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第9回 | (離散フーリエ変換) 離散フーリエ変換の導出から,その特性,窓関数による信号処理について勉強する. | 予習:教科書の48ページから57ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第10回 | (ディジタルフィルタ①) ディジタルフィルタの構成法として,Finite Impulse Responseディジタルフィルタの構成・伝達関数・回路構成法について勉強する. | 予習:教科書の10章を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第11回 | (ディジタルフィルタ②) ディジタルフィルタの構成法として,Infinite Impulse Responseディジタルフィルタの構成・伝達関数・回路構成法,安定性について勉強する. | 予習:教科書の9章を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第12回 | (確認試験②) 第8回~第11回までの理解度を確認する. | 予習:第8回から第11回の学習内容について,教科書・ノートを用いて勉強しておくこと 復習:確認試験②で解けなかった課題について,復習する. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第13回 | (相関関数と線形予測) ディジタル信号処理の応用の中で,重要なものに相関処理がある.ここでは,その定義や原理,性質について勉強する. | 予習:教科書の112ページから117ページを読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第14回 | (ディジタル信号処理システム) 現在のシステムにおけるディジタル信号処理の役割・適用事例について事例を交えながら学ぶ. | 予習:身の廻りにあるシステム(装置)で使用されているディジタル信号処理について調査し,質問できるよう整理しておくこと 復習:授業内で学習したことを復習し,理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第15回 | (平常試験及びその解説) | 予習:これまでの授業内容や演習を復習し,試験に臨むこと 復習:平常試験の内容を振り返り,ディジタル信号処理全体の理解を深めること | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
その他
教科書 |
萩原将文 『ディジタル信号処理』 森北出版 2014年 第02版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
確認試験(計2回),平常試験,宿題提出等を加見した総合評価. 確認試験(40%),平常試験(40%),平常点(20%) |
質問への対応 | 講義に関する質問は随時,授業後や研究室,またはメールで受け付けます. |
研究室又は 連絡先 |
4号館431室(fuse.masaaki@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 4号館431室
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学生への メッセージ |