2024年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子計測システム | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J32B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 当該科目を修得した結果、計測の基礎となるセンサ技術、計測技術などについて、先駆者たちの知恵やアイディア・工夫等を理解することができ、計測に関する基礎知識、さらには、柔軟な発想力を養うことが可能となる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
本科目では、実際に計測器技術の開発経験がある講師から、電子計測技術に必要となる基礎知識と今後グローバルな社会で必要となる標準化活動とはどうようなものかを学ぶ。 (講義) 基本、「対面講義」形式で実施する。ただし、諸事情により1~2回程度の「オンデマンド講義」を実施する場合がある。 (その他) 予習復習のための課題レポート提出 |
履修条件 | 電気計測、回路理論Ⅰ・Ⅱ、電子回路Ⅰ等の履修が望まれる。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 当該授業の重要性、位置づけを明確にし、これから半年間、「電子計測システム」で学ぶ講義概要を理解する。 | 【事前学修】 シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 【事後学修】 講義の内容の全般を理解しなおすこと。 | 事前学修:1時間 事後学修:2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | (エレクトロニクスの基礎) 計量標準とトレーサビリティについて理解するとともに、接頭語について理解する。 | 【事前学修】 教科書1ページから教科書5ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 接頭語に関する知識を確かにすること。 | 事前学修:1時間 事後学修:2時間 |
第3回 | (エレクトロニクスの基礎) 国際標準化ってどのようなものを理解するとともに、実際に自らが国際標準をどのよう進めたらよいか疑似体験を行う。 | 【事前学修】 国際標準化に関する事前調査を行う。 【事後学修】 国際標準化に関するレポートの作成を行う。 | 事前学修:1時間 事後学修:2時間 |
第4回 | (エレクトロニクスの基礎) 不確かさの定義、各種誤差の定義を理解するとともに、標本分散、不偏分散の違いを理解する。 | 【事前学修】 教科書7ページから教科書11ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 標本分散の計算式を覚えること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | (センサ・トランスデューサ(物理量の電気変換)) センサの原理、センサの構成、特徴、応用を理解し、自らで物理量を測定するセンサをイメージできるようになること。 | 【事前学修】 教科書12ページから教科書29ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 特に相互インダクタンスを用いたセンシングを再度理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | (センサ・トランスデューサ(化学量の電気変換) センサの原理、センサの構成、特徴、応用を理解しする。特に、ガラス電極法の長所短所、電気的滴定の特徴、電磁濃度計とガスクロマトグラフィの構成を理解する。 | 【事前学修】 教科書30ページから教科書37ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 各種センサの特徴を再度理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | (A/D変換とD/A変換1) A/D変換の基礎と積分方式A/D変換器の原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書38ページから教科書48ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 標本化、量子化、符号化、サンプリング定理とは何かを十分に理解する。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | (国際標準化に関する講義)出前講義 最先端の通信技術および計測技術と、それに関係する国際標準化戦略を理解する。 | 【事前学修】 第2回~第3回講義内で説明をおこなった重要ポイントを確認すること。 【事後学修】 講義を受けての感想や、分かったことをA4用紙1枚に纏めること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | (A/D変換とD/A変換2) 比較方式A/D変換器の原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書48ページから教科書54ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 比較方式A/D変換器の動作を図から説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | (A/D変換とD/A変換3) D/A変換器の原理とその特徴を理解する。 | 【事前学修】 教科書54ページから教科書58ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 R-2R抵抗ラダー方式が説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | (エレクトロニクス計測器1) 最新の測定器の動向を理解する。 | 【事前学修】 興味のある測定器について調査をすること。 【事後学修】 自身のモチベーションアップにも繋がるよう計測業界の調査を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | (エレクトロニクス計測器2) デジタルマルチメータ、デジタルボルトメータを理解する。 | 【事前学修】 教科書59ページから教科書64ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 デジタルボルトメータの桁数に関する説明を再度、見直すこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | (エレクトロニクス計測器3) オシロスコープ、スペクトラムアナライザの測定原理と特徴を理解する。 | 【事前学修】 教科書64ページから教科書73ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 時間波形とスペクトラム波形の相互関係について理解するとともに、これらの測定器の重要性を再度見直すこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | (エレクトロニクス計測器4) 周波数カウンタの測定原理と周波数安定度の表記方法について理解する。 | 【事前学修】 教科書71ページから教科書76ページまで読み、授業概要をつかんでおくこと。 【事後学修】 2方式周波数カウンタの差と、短期安定度、長期安定度を説明できるようにすること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | (平常試験とその解説) | 【事前学修】 第2回~第14回講義内で説明をおこなった重要ポイント問題を確認すること。 【事後学修】 最終試験問題を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 |
須山正敏、関根好文「エレクトロニクス計測」コロナ社 2005年 第7版
|
---|---|
参考書 |
必要に応じて指示します。
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験および宿題等を加味してを総合評価を行う。 平常試験(60%)、平常点等(30%)、その他(10%) 出席率6割以下の場合は、最終テストの粗点に大きな減点を行う。 |
質問への対応 | 適宜、研究室、電話、メール等にて対応 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 4号館 414室 ootani.akihito@nihon-u.ac.jp 047-469-5452 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 10:30 ~ 11:40 大谷 昭仁
|
学生への メッセージ |