2024年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 |
卒業研究
生物資源化学研究室
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 青柳・青山 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L65M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
・主に植物を起源とする天然物由来資源から機能性分子や新規化合物の単離・同定を行い, それらの有用性を細胞などを用いた生物活性評価により明らかにする. ・具体的には, 剪定枝部や廃棄木材など廃棄木部やタイ伝統薬用植物, 生薬・漢方薬およびを素材として, 各種クロマトグラフィーによる分離・精製を行い, 得られた化合物について, 質量分析計, 核磁気共鳴装置, 各種スペクトル法などの化学構造決定法を用い, その構造を明らかとする. 得られた化合物については, 培養細胞に対する細胞傷害活性, 抗酸化活性などの評価を行う. 上記のいわゆる天然物からの有効成分の単離・同定・評価に関する知識・技能を身に着ける. |
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学修到達目標 | 天然物資源を素材とした, 成分探索研究を通して, 文献調査, 実験計画の設定, 実験計画の実行, 実験計画の結果の評価・振り返りのサイクルを繰り返すことにより, 物質応用化学科卒業にふさわしい科学者および化学者としての企画力, 行動力, 想像力を養う. ①文献調査を行い, 自らで研究対象の過去の研究について知ることができる ②文献より読み取った実験方法について, 試薬, 器具, 方法を読み取り, フロー図を用いた実験計画を立てることができる ③実験を安全上の注意に留意しながら正しく行うことができる ④実験で廃棄される廃液について必要な処理を行い廃棄する準備が行える ⑤スペクトル法より得られたスペクトル情報を文献などと比較し構造を推定できることができる 実験を行わない場合は上記の情報を文献調査などを通して取得するとともに, 単離方法や分析方法, スペクトル解析上必要な情報について解析等を行うことができる |
授業形態及び 授業方法 |
卒業研究の研究テーマに沿って1年間, 調査, 研究, 討論を学生間や学生と教員間で相互に行い, 卒業論文の作成を通して表現力をはぐくむ. 原則月に2度ほどのミーティングを行い, それぞれの研究についての知識や説明方法, 研究方法に関する語彙を深める |
履修条件 | 基礎生命科学と基礎有機化学の内容に必ず興味を持つこと.また,生命科学I~III,生命有機化学Ⅰ,Ⅱ,および有機化学I~IIIを習得していることが望ましいが意欲があれば良い.また,専門英語の論文を読む為の英語力を身に付けようとする意志が必要. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・4・6・7・8及びCP1・2・3・4・6・7・8に該当しています。 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
出席率、実験態度、プレゼンテーション能力により総合的に評価する |
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質問への対応 | メールやZoomなどを用いた会議システムを使用しつつ随時対応する |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 2号館地下1階 208B室 船橋校舎 8号館3階 835A室 akazawa.hiroyuki @ nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 13:00 ~ 20:00
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学生への メッセージ |
・世界初の有機天然化合物を見つけるつもりで研究しましょう ・自身の意思も含めて計画的に卒業研究を行いましょう ・自主休暇を有効活用しましょう ・周囲の学生に研究内容について相談する機会は今後あまりないので恥ずかしがらずに相談しあいましょう ・技術者倫理を意識しましょう |