2024年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 代数学幾何学B | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 数学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊藤 勝 | 履修期 | 後期 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N43C |
クラス | 1クラス | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 行列式の定義・計算法・応用について理解し、具体的な問題が解けるようになる。さらに 線形空間(ベクトル空間)の定義・次元・基底・部分空間等について理解し、具体的な問題が解けるようになる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 線形代数学の基本的事項をさらに一歩深めて徹底して学習する。一般的な行列等の線形代数学における基礎概念や、ベクトル、行列の概念を厳密に学び、線形代数の知識の基礎作りを行う。また 講義の合間に行列の階数、逆行列などの計算の練習も徹底して繰り返す。 |
履修条件 | 代数学幾何学Aの内容 必修 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業ガイダンス:授業の計画、成績のつけ方の説明。授業で用いる記号の定義、代数学幾何学Aで学習した内容との関連性 代数学幾何学Aの内容について復習する。 | 事前学修:教科書p2-p61 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 行列式(1):2次・3次の行列式を理解する。置換の定義と性質を理解する。 | 事前学修:教科書p23-p28およびp74-p76 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第3回 | 行列式(2):行列式の定義と性質について理解する。 | 事前学修:教科書p76-p79 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第4回 | 行列式(3):行列式の多重線型性と交代性について理解する。 | 事前学修:教科書p80-p83 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第5回 | 行列式(4):小行列式、行列式の展開について理解する。 | 事前学修:教科書p83-p87 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第6回 | 行列式(5):逆行列、クラメルの公式について理解する。 | 事前学修:教科書p87-p89 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第7回 | 行列式(6):余因子行列について理解する。そして到達度確認試験を行う。 | 事前学修:教科書p87-p88 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第8回 | n次複素ベクトル空間(1):内積の定義と性質、シュヴァルツの不等式、三角不等式について理解する。 | 事前学修:教科書p61-p63 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第9回 | n次複素ベクトル空間(2):随伴行列、エルミート行列、ユニタリ行列について理解する。 | 事前学修:教科書p63-p65 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第10回 | 線形空間(1):複素および実線形空間の定義と例について理解する。 | 事前学修:教科書p92-p98 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第11回 | 線形空間(2):基底、次元について理解する。 | 事前学修:教科書p99-p106 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第12回 | 線形空間(3):線形独立、線形結合について理解する。 | 事前学修:教科書p99-p106 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第13回 | 線形空間(4):線形部分空間について理解する。 | 事前学修:教科書p107-p112 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第14回 | まとめ:これまでの授業内容について復習する。そして到達度確認試験を行う。 | 事前学修:教科書p61-p112 (2時間) 事後学修:本日の授業内容や演習問題を復習する(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
第15回 | 補足及び解説:これまでの授業内容について復習する。 | 事前学修:教科書p61-p112の範囲で達成度確認試験で理解が不足していたところ (2時間) 事後学修:教科書p61-p112の範囲で達成度確認試験で理解が不足していたところ(6時間) | 事前学修:2時間 事後学修:6時間 |
その他
教科書 |
齋藤正彦 『線型代数学』 基礎数学1 東京大学出版会 1986年
村上正康、野澤宗平、稲葉尚志 『演習線形代数』 培風館 1983年
|
---|---|
参考書 |
佐武一郎 『線型代数学』 裳華房
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業中の小テスト、定期試験、演習、および毎回の提出課題による。 |
質問への対応 | 授業時間やメールで随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
ito.masaru[at]nihon-u.ac.jp ただし[at]は@に変える。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:30 ~ 17:30 タワー・スコラ S1415
|
学生への メッセージ |
線形代数学はあらゆる数学の基礎として重要です。予習復習をしっかり行い、少しずつ身に着けましょう。 |