2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 科学技術と経済 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 藤木 秀明 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P23I |
クラス | 1年生は情報・応化・物理・数学のみ、2年生以上は全学科 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 科学技術と経済の間には密接な関係がある。この授業では科学技術がどのように経済社会を形作り、逆に経済活動がどのように科学技術に影響を及ぼすのかを考える。さらに経済的観点から科学技術の営みを見ると同時に経済学的思考が科学技術から受けてきた影響を考察し、文系、理系といった区分にとらわれず広い視野から現代の経済問題を見る目を養う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業にて行う。 教科書の内容を基軸としながらも、実際の社会や経済の在り様の理解を深めるべく、担当教員の社会経験(金融機関やシンクタンク、中央省庁での勤務等)をもとに解説を加えて講義を行う。 |
履修条件 | 予備知識は特に必要なく、「経済学」や高校での「政治・経済」の履修も不要。 環境ライフサブメジャーコース指定科目 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・4及びCP1・2・3・4に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 本講義の概要およびガイダンス 本講義全体の内容や流れ、目標、成績評価などを概説する。グローバル化と国際化、日本経済の現状を考える視点について学ぶ。 | 【事前学習】この講義とその他の教養教育科目の講義内容についてそのシラバスを予め読み、何のために履修するのか、経済および経済学とは何かについて予め考えておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノートやシラバス等で確認・見直しを行っておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 市場の役割と課題 市場の多様性、公正な市場競争、多様な市場競争を考える視点、寡占市場、独占市場について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 市場における政府の役割 市場における相対的に弱い立場を守る仕組み、労働市場において労働者を守る仕組み、証券市場において投資者を守る仕組みについて学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 経済成長 GDP(国内総生産)、名目GDPと実施GDP、GDPから見た経済成長、企業や個人からみた経済成長について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 景気循環 実質GDP成長率と失業率からみた景気循環、インフレーションとデフレーション、企業や個人から見た景気循環について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 経済政策 政府の役割と財政政策の意義、日本銀行の役割と金融政策の意義、企業や個人から見た経済政策を考える視点について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 人材のグローバル化 国境を超えた人の移動、経済のグローバル化と労働市場、人材のグローバル化を支える制度、人材のグローバル化とビジネスを考える視点について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 財とサービスのグローバル化 国際貿易の拡大、自由貿易を守るための国際協定、比較優位と国際分業、財とサービスのグローバル化とビジネスを考える視点(例、スマートフォン製造を巡る国際分業)について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 金融と資本のグローバル化 国境を越えて移動する資本の現状、外国為替相場の決まり方、グローバル化の中の金融危機や金融ビジネスの在り方に対する課題について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 情報のグローバル化 国境を超えるデジタル情報、情報のグローバル化とビジネス、情報のグローバル化の光と影を考える視点について学ぶ。ブロックチェーン技術やプラットフォーマーなど情報技術が経済に与える影響について考える。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 企業活動のグローバル化 企業の海外進出、グローバル化に伴う企業の社会的責任、企業と世界のかかわりを考える視点について学ぶ。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 企業と世界の関わり グローバル経済における企業と世界の関わりについて、多様な視点(例、地域、市民、自然環境、外国人、女性、シニア 等)から考える。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 官民の役割分担と連携 社会の課題解決や、公共政策の遂行を官民の役割分担と連携により対処するPPP(Public-Private Partnership)について学ぶ。社会資本(インフラ)老朽化への対応するための技術要素についても考える。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | コロナ渦と経済のグローバル化・平常試験 コロナ渦と経済のグローバル化を考える視点について学ぶ。後半では平常試験を実施する(教場レポートを予定)。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 全体まとめ 講義全体の総括を行う。第14回で実施した平常試験のフィードバックを行う。 | 【事前学習】前回までの講義内容をノート等で確認・見直しを行っておくこと。 【事後学習】今回の講義内容をノート等で確認・復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
齊藤誠 『教養としてのグローバル経済』 有斐閣 2021年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
第14回で実施する平常試験(教場レポートを予定)にて評価致します。 |
質問への対応 | メールで受け付けます。第1回目の授業においてメールアドレスをお知らせします。 |
研究室又は 連絡先 |
第1回目の授業において研究室及びメールアドレスをお知らせします。 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 訪問する際には、事前にメールで連絡してください。
木曜 船橋 12:10 ~ 13:10 訪問する際には、事前にメールで連絡してください。
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学生への メッセージ |
講義では出来る限り平易に解説していきます。講義を毎回受講し、熱心に学ぶ姿勢をもったやる気のある受講生を望みます。 なお、ミクロ経済学及びマクロ経済学に基づく標準的な経済学の講義は「経済学」にて行うので留意してください。 |