2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 感性芸術学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 今村 淳 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P23P |
クラス | 1年生は情報・応化・物理・数学のみ。2年生以上は全学科。 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 20世紀アートの表現を通じて心と身体をつかさどる人間の生について考えることができる。20世紀という戦争の世紀に生きたアーティストたちによる多角的視点を駆使して、現代に生きるわれわれが直面するものごとのあり様を思考し表現することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業 |
履修条件 | 20世紀の美術、音楽、ファッションおよびそれらを取り巻く環境に興味のある学生。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・4・6及びCP1・2・3・4・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | バウハウスの造形教育 I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】バウハウスについて調べておくこと。 【事後学習】造形教育の可能性について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
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第2回 | バウハウスの造形教育 II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(カンディンスキーおよびクレー)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】言葉とイメージの関係性について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第3回 | 美術と音楽の共存 I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(シェーンベルク)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】美術と音楽の連環性について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第4回 | 美術と音楽の共存 II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】「青騎士」とそのアーティストたちについて調べておくこと。 【事後学習】アートと博愛の関係性について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第5回 | 視覚表現の革命 I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】キュビスムとその表現性について調べておくこと。 【事後学習】ピカソの諸作品とその時代性について確認しておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第6回 | 視覚表現の革命 II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(ジョルジュ・ブラック)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】セザンヌの諸作品がもたらした影響を確認しておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第7回 | 綜合的芸術の顕れ I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(ストラヴィンスキー)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】バレエと音楽の関係性について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第8回 | 綜合的芸術の顕れ II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】ディアギレフとバレエ・リュスについて調べておくこと。 【事後学習】綜合的芸術について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第9回 | ダダイスムとシュルレアリスム I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(トリスタン・ツァラおよびアンドレ・ブルトン)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】意識下と無意識下について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第10回 | ダダイスムとシュルレアリスム II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】シュルレアリスムの画家とその表現性について調べておくこと。 【事後学習】思想と表現の一致について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第11回 | ロックとアート I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(ジョン・レノン)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】ビートルズの諸作品とその時代性について確認しておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第12回 | ロックとアート II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(オノ・ヨーコ)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】女性アーティストの歴史的変遷を確認しておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第13回 | 視覚的美の放棄 I | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(マルセル・デュシャン)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】レディメイド作品がもたらした影響を確認しておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第14回 | 視覚的美の放棄 II | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(アンディ・ウォーホル)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】芸術表現とその文化的背景について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
第15回 | 観念の音楽 まとめ:14回の講義をふりかえりつつ、芸術表現としての「イデア=エートス」という言葉の意味等について、再確認し、講義全体の総括とする。 | 授業後、classroomにてレポート提出を求める。フィードバックもそこで行う。 【事前学習】人(ジョン・ケージ)とその作品について調べておくこと。 【事後学習】平和と芸術表現について考えておくこと。 | 【事前学習(80分)】 【事後学習(160分)】 |
その他
教科書 |
特に使用しない。
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参考書 |
授業の中で、適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート・平常点等で評価する。評価のポイントは、毎授業内で提出する課題に対して自ら思考し自らの表現が適切にできているか、である。 |
質問への対応 | 講義後などに受けつける。 |
研究室又は 連絡先 |
imamura.jun22@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
本授業では、20世紀のアーティストを中心に取り上げながら芸術表現の意味として「イデア=エートス」を考える。戦争の世紀といえる時代の中で芸術表現とはまさしく人間の倫理的生のあり様そのものであったといえる。20世紀アートの様々な表現力を通して、生の尊さ、21世紀における人間のよりよい生き方について考えてほしい。 |