2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養基礎ゼミナール
「子ども」について考える
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 柴山 英樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S35D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・文化的視点や社会的視点による子ども像を説明することができる。 ・子どもを取り巻く現代的課題について、自分なりの見解を述べることができる。 ・他者の見解を踏まえ、意見をまとめ、自分の考えを文章で述べることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 ・毎回、講義を通じてテーマを示し、ワークシートやグループワークなどを通じて、主体的な学修を行っていく。 テーマについて受講生が考えたことや体験したことなどを踏まえて、議論したり、まとめて報告したりすることが主となります。 |
履修条件 | 子どもの世界や子どもに関する諸問題に関心を持っていること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | ・本授業科目はDP1・3・5・6・7及びCP1・3・5・6・7に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 子どもについて考える:受講者による自己紹介、子どもへの関心について | 【事後学修】子どもへの関心について、受講者同士で共有した結果をもとに、いくつかの観点について整理してみよう。 | 【事後学修】60分 |
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第2回 | 子どもの遊びの世界:「遊び」のコミュニケーション、「遊び」や「子ども」の世界 | 【事後学修】「仕事」と「遊び」、「大人」と「子ども」の世界の違いについて考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第3回 | 遊びの分析:遊びの種類と分類、ホイジンガ、カイヨワ、チクセントミハイ、シカール | 【事後学修】遊びの分類を踏まえて、改めて自分自身の体験を振り返ってみよう。 | 【事後学修】60分 |
第4回 | 子どもの遊び場:あそびの原風景、秘密基地、遊び環境の構成、冒険遊び場 | 【事後学修】学修内容を踏まえて、これからの遊び場を考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第5回 | 子どもに対するまなざしの変化:子ども観と教育観の歴史的変遷 | 【事後学修】子ども観の歴史的変化を踏まえつつ、大人と子どもの関係について考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第6回 | 子どもの成長、大人になること:宮崎駿のアニメ作品を手がかりに | 【事後学修】成長物語の特徴を踏まえつつ、他の作品について考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第7回 | 変化する物語と教育観:「桃太郎」話の変化を手かがりに | 【事後学修】物語の歴史的な変化から子ども観・教育観との関係について考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第8回 | 子どもと教育:幼児教育における遊具 | 【事後学修】幼稚教育における遊具の役割や「おもちゃ」で遊ぶ体験について考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第9回 | 子どもと権利:子どもの権利条約、子どもの参画、子どもの居場所 | 【事後学修】子どもの権利を守るためには、どのようなことが必要かを考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第10回 | レポート課題の検討:「子ども」に関する「問い」の設定、情報検索の方法 | 【事後学修】情報検索し、基礎資料を読みながら、レポートのテーマを決めよう。 | 【事後学修】60分 |
第11回 | レポートの作成方法:レポートの構成、アウトラインの作成、引用の仕方 | 【事後学修】レポートを書く際の留意点について確認しておこう。 | 【事後学修】60分 |
第12回 | レポートの作成方法(2):序論の書き方、論理的な書き方、書き方の工夫 | 【事後学修】レポートの序論を書いてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第13回 | 子どもの貧困:子どもの貧困、保障すべきものは何か、社会的排除、社会的養護 | 【事後学修】現在の子どもにとって必需品とはどのようなものかを考えてみよう。 | 【事後学修】60分 |
第14回 | 情報化社会を生きる子ども:子どもとメディアのかかわりについて考える | 【事後学修】子どもたちがスマホをどう活用すべきかについて、受講者同士で議論してみよう。 | 【事後学修】60分 |
第15回 | レポート課題の提出と解説:相互評価と自己評価 | 【事前学修】レポートの評価観点を参照して、提出する前に確認する。(30分) 【事後学修】相互評価と自己評価を手がかりに今後の課題を整理する。(30分) | 【事前学修】30分 【事後学修】30分 |
その他
教科書 |
特に指定しない。必要に応じて、レジュメ・資料を配布し、これをもとに授業を行う。
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参考書 |
矢野智司 『意味が躍動する生とは何か―遊ぶ子どもの人間学』 [9784902163254] 世織書房 2006年
是澤博昭・是澤裕子 『子ども像の探究―子どもと大人の境界』 [9784902163643] 世織書房 2012年
小笠原喜康 『最新版 大学生のためのレポート・論文術』 [9784065135020] 講談社現代新書 2018年
阿部彩 『子どもの貧困―日本の不公平を考える』 [9784004311577] 岩波書店 2008年
その他、論点の理解を深めるための図書について適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
〇グループワークや課題への取り組み(55%)と最終レポート(45%)で評価を行う。 ・最終レポート課題(「子ども」に関するテーマについて 2000字程度)を作成します。 ・授業回数の1/3以上欠席した場合は原則として評価対象外とする。 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合、質問内容を整理して授業終了後に質問すること。 メールでも対応いたします。※件名(タイトル)に「科目名、学科、氏名」を記載すること。 |
研究室又は 連絡先 |
shibayama.hideki at nihon-u.ac.jp ※atは@に置き換えてください。 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00 538B研究室
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学生への メッセージ |
・受講希望者数が受け入れ可能上限を超過した場合には、抽選を行います。 ・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスの内容や順序等を変更することがあります。 ・CST-VOICE(Google Classroom)を必ず確認してください。授業に関する諸連絡はこちらで行います。 |