2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)理科教育法Ⅲ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X26C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 【授業概要】学校教育における理科は,観察や実験を通して自然現象を理解するとともに、科学的な見方や考え方を養う教科である。そのため理科教員は,理科における教育目標および育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容においてその背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることが求められている。そこで本授業では,中等教育における理科教育の指導法(情報機器及び教材の活用を含む)について学修する。 扱う内容は,とくに中学校理科の第2分野(生物・地学領域)を中心とする。授業設計や模擬授業では講義,演示実験,野外観察を扱い,おもにアナログ機器を利用した従来の授業形式の指導法を学修する。 【到達目標】理科の各単元の内容及び指導上の留意点を説明することが出来る。理科の学習指導案を作成することが出来る。理科の模擬授業を実施することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
《対面授業》講義と実習・演習形式で行い、個人およびグループに分かれて,学習指導案の作成や模擬授業を実施する。したがって,全ての作業を自分達で進めなければならないため,各自が能動的に行動する必要がある。授業に関する案内は,CST-VOICE(Canvas)も利用する。 なお,受講者数と社会情勢によっては,授業方法と内容を変更する場合がある。 |
履修条件 | 教職課程(理科)の必修(中学校)科目。 教職課程(理科)の選択(高等学校)科目。 中学校理科生物・地学分野の内容を復習しておくこと。 「理科教育法Ⅰ」「理科教育法Ⅱ」を既に履修していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | . |
授業計画
第1回 | 授業の到達目標・計画・評価方法,中学校理科の目標と内容 | 【事前学習】シラバスを読んでおく。また,学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 中学校理科第2分野の目標と内容,年間指導案の作成 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理するとともに,学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を完成させる。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第3回 | 学習指導案作成の留意点,単元および小単元指導案の作成 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理するとともに,学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を完成させる。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第4回 | 本時指導案および板書案(講義)の作成 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理するとともに,学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を完成させる。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第5回 | 模擬授業(講義)の準備 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第6回 | 模擬授業(講義)の実施とその評価①:グループ1 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第7回 | 模擬授業(講義)の実施とその評価②:グループ2 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第8回 | 模擬授業(講義)の実施とその評価③:グループ3 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第9回 | 演示実験の留意点、本時指導案(演示実験)の作成 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理するとともに,学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を完成させる。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第10回 | 模擬授業(演示実験)の準備 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第11回 | 模擬授業(演示実験)の実施とその評価①:グループ1 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第12回 | 模擬授業(演示実験)の実施とその評価②:グループ2 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第13回 | 模擬授業(演示実験)の実施とその評価③:グループ3 | 【事前学習】作成した学習指導案を基に,模擬授業の準備をする。 【事後学習】実施した模擬授業の内容について,各自または学生間で振り返る。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第14回 | 野外観察の留意点、小単元および本時指導案(野外観察)の作成 | 【事前学習】学習指導要領および同解説の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。 【事後学習】学修内容について配布資料やメモなどを整理するとともに,学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を作成する。 | 【事前学習】60分 【事後学習】180分 |
第15回 | まとめ,補足事項,総括 | 【事前学習】学習指導要領,同解説および教科用図書を基に,学習指導案を完成させる。 【事後学習】これまでの学修内容について,各自または学生間で再確認して理解を深める。また今後の発展的な学修計画について考える。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
その他
教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領解説 理科編』 2018年
必要に応じて資料を配布する。
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参考書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領』 2018年
文部科学省 『高等学校学習指導要領』 2019年
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 理科編』 2019年
その他の参考書については,授業時に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,学習指導案(40%),模擬授業(20%),平常点(10%),期末レポート(30%)から評価する。評価の前提として、全てのレポートを提出するとともに,全ての模擬授業を実施する必要がある。 |
質問への対応 | 基本的には授業終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時で可能な場合であればいつでも対応する。また,Eメールでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ11階S1112室 船橋校舎 8号館4階842室 Eメール:kajiyama.takahiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
教職科目であることから,将来の教員としての自覚を持って授業に臨みましょう。なお事前・事後学習には,図書館を活用すると効果的です。 |