2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)情報科教育法Ⅰ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 五味 悠一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X35D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 1.高等学校の共通教科「情報」の教育目標,内容,指導方法について,小,中,高等学校を通じた情報教育の体系的・系統的カリキュラムの中に位置づけて説明できる。 2.共通教科「情報」の授業イメージや基本的な授業展開を認識し,実際に授業を実施する上で必要になる授業設計教材開発・実施・評価・改善の考え方や方法を習得し指導できる。 3.「情報」の担当教員は,特に情報化の進展に対応した自己研修が重要であることに鑑み,教師としての自己学習能力を修得し,「情報」の授業を実施・改善し課題設定・問題解決能力も身につけ実践できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義,および個人やグル-プによる実習。中学/高校の教員としても活躍した教員が,実務にも役立つ教育手法を指導する。 「対面授業」Zoom等のオンライン会議システムやMoodle等のLMSを併用して,対面形式で授業を行うが,一部授業回は様々な授業形態を学ぶ目的で,文部科学省のガイドラインに従い同時双方向形式やオンデマンド形式で授業を行う。 授業は原則として,模擬授業50分,授業評価10分,振り返り30分の流れで実施する。 |
履修条件 | 教職課程及び指導法に関する科目(新課程) ※旧課程の学生は,「教科教育法Ⅰ」に加えて「教育課程論」の履修が必要である。編入学生や科目等履修生で新・旧課程の区分が分からない場合は,教務課窓口に確認すること。 教員免許の取得を目指していること。 教科書を持参しない学生は,授業への参加を認めない場合がある。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | . |
授業計画
第1回 | 情報科教育法Iの概要 情報科教育法Iの授業ガイダンスを受講し,受講生の自己紹介及び模擬授業の割り当てを行う。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 模擬授業のコンテンツ作成 次回以降に行う模擬授業のコンテンツを作成する。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 学習指導と学習評価 「授業のデザイン」及び「学習指導のデザイン」並びに「学習評価のデザイン」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,座学と実習のバランスを考慮した教材研究,及び「情報科」の授業で使用する教材作成の方法について学ぶ。また,指導目標を設定し,指導方法の決定から評価に至る構成を検討することで,学習評価の考え方について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 学習と評価の計画 「指導と評価の計画」及び「学習指導案」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,教育課程をより良く編成するための留意点と指導計画の作成方法,及び学習指導案の作成方法について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 学習指導要領解説(1) 「情報教育の目標」及び「3観点による情報活用能力の整理」並びに「資質・能力の三つの柱に沿った情報活用能力の整理」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,教育課程全体の中で共通教科情報科を必修で実施することの意義,及び3観点「情報活用の実践力」「情報の科学的な理解」「情報社会に参画する態度」と三つの柱「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」「学びに向かう力,人間性等」の位置付けについて学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 学習指導要領解説(2) 「改訂の経緯及び基本方針」及び「共通教科情報科改訂の趣旨及び要点」並びに「情報活用能力の育成」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,情報科設置や改訂の経緯について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 学習指導要領解説(3) 「高等学校の他教科等との関係」及び「中学校技術・家庭科技術分野等との関係」並びに「専門教科情報科との関係」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,情報科教育の位置付けについて学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 学習指導要領解説(4) 「共通教科情報科の目標」及び「共通教科情報科の科目編成」並びに「各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,共通教科情報科の全体構造並びに指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 学習指導要領解説「共通教科情報科の各科目」における「情報I」及び「情報II」の目標及び科目構造の理解 科目「情報I」及び「情報II」の【目標】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,科目構造について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 情報Iの「情報社会の問題解決」及び情報IIの「情報社会の進展と情報技術」における主な内容の理解 単元「情報社会の問題解決」及び「情報社会の進展と情報技術」の【内容とその取扱い】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 情報Iの「コミュニケーションと情報デザイン」及び情報IIの「コミュニケーションとコンテンツ」における主な内容の理解 単元「コミュニケーションと情報デザイン」及び「コミュニケーションとコンテンツ」の【内容とその取扱い】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 情報Iの「コンピュータとプログラミング」及び情報IIの「情報システムとプログラミング」における主な内容の理解 単元「コンピュータとプログラミング」及び「情報システムとプログラミング」の【内容とその取扱い】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 情報Iの「情報通信ネットワークとデータの活用」及び情報IIの「情報とデータサイエンス」における主な内容の理解 単元「情報通信ネットワークとデータの活用」及び「情報とデータサイエンス」の【内容とその取扱い】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 情報IIの「情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探求」における主な内容の理解 単元「情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探求」の【内容とその取扱い】を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,指導上の留意点や配慮事項について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 情報教育の環境 「学習基盤の整備」及び「教育の情報化の支援と教員養成」を理解し,模擬授業の実施とその振り返りを通して,情報教育を取り巻く環境,及び実践研究の動向について学ぶ。 | 【事前学修】授業で学ぶ範囲について教科書の内容に基づいて発表できるようにしておくこと。 【事後学修】理解が不足していた内容を復習し,授業で学んだ内容と併せてノート等にまとめること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 情報編』 開隆堂出版 2019年
鹿野利春,他 『情報科教育法 これからの情報科教育』 実教出版 2022年
『情報I』 東京書籍
『情報II』 東京書籍
特になし
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参考書 |
文部科学省 『授業・研修用コンテンツ』 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01832.html
授業内容で理解できない内容や理解を深めたい内容があった場合に,各自で自主的に探して調べ理解すること。
教員が紹介することもある。
インターネットに掲載されている情報は体系的に書かれていないため分かりにくく,誤った情報も多数掲載されているため,出版されている文献(書籍や雑誌など)も調べること。
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成績評価の方法 及び基準 |
発表討論50%,課題(レポート等)50%などにより総合評価する。 課題のフィードバックは自己採点により行い,必要に応じて個別対応する。 |
質問への対応 | 質問は歓迎する。 原則として授業中に受け付けるが,研究室やメールでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎2号館2階223室 連絡先:研究室入口に掲示 ※メールアドレスはMoodleに掲載している。 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
数学の免許取得を目指している応用情報工学科学生は,情報科教育法Iと情報科教育法IIを履修すれば情報の免許も取得できる可能性があるため,積極的に履修してほしい。 授業を欠席する学生は,事前に担当教員へ申し出ること。事前の申し出が困難な状況であれば,事後速やかに担当教員へ申し出ること。申し出のない学生には一切配慮しない。 第1回目の授業から教科書を使用するので,履修が確定している学生は第1回目から教科書を持参すること。 |