2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)道徳教育の理論と方法 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 三ツ木 純子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X64B |
クラス | 1年生のみクラス指定(学生番号末尾が「奇数」) |
概要
学修到達目標 | 授業の到達目標及びテーマ 授業の到達目標は以下の4点である。 1.学校における道徳教育の目的や意義とその具体的内容について理解している。 2.道徳教育の歴史や現代社会における道徳教育の課題を理解している。 3.道徳科の授業の特質を理解し、指導方法に関わる具体的なイメージを持つことができる。 4.道徳科学習指導案作成の方法を身に付けている。 現在、道徳教育の充実は重要な教育課題であり、教科化に向けた道徳教育に関する動きに関連させ、学校教育における道徳教育の目的や意義、その内容や指導の実際について理解し、主体的に道徳教育に取り組むための基礎的基本的な力を身に付けることから授業テーマを「学校教育における道徳教育の目的や意義、その内容や指導方法の実際」とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
(講義)「対面授業」前半は、学校における道徳教育の目的や意義やその内容、道徳教育の歴史を踏まえた基本的役割について、講義や教材に関わる課題を交えながら理解できるようにする。後半は、道徳教育の主な指導方法を概観し、道徳教育の要である「特別の教科 道徳(道徳科)」の授業について理解を深める。道徳教材の分析的活用および方法論的視点から道徳科学習指導案の作成から授業つくりをし、「道徳科授業のあり方」について考えられるようにする。 |
履修条件 | ・1年生はクラス指定。2年生以上はクラス分けはない。ただし、原則として所属校舎で開講されている授業を履修登録すること。 ・学校における道徳教育の状況と役割・道徳教育の歴史・学習指導要領の改訂に関わる状況。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | . |
授業計画
第1回 | シラバスの内容を確認し、現在の教育課題と道徳、道徳の本質、倫理と道徳、法と道徳、教育としての道徳の在り方について学ぶことがわかる。 | 【事前学習】シラバスを確認しニュースから現在の教育課題をとらえておくこと。 【事後学習】現在の教育課題について調べ配布資料の課題にとりくんでおくこと。 | 【事前学習】30 分 【事後学習】210分 |
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第2回 | 道徳教育の目標、学校における道徳教育の目標と方法、道徳科の授業の位置づけについて理解する。 | 【事前学習】学習指導要領を読み、道徳教育の目標をとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 学習指導要領と道徳、学習指導要領に示された道徳教育の意義とその内容構成について理解を深める。 | 【事前学習】学習指導要領解説を読み、道徳教育の意義をとらえておくこと。 【事後学習】配布資料を読み課題に取り組んでおくこと。(120分) | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 道徳教育の歴史と課題Ⅰ:戦前における教育勅語と修身科について | 【事前学習】教科書を読み、道徳教育の歴史の流れをとらえておくこと。 【事後学習】配布資料を読み課題に取り組んでおくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 道徳教育の歴史と課題Ⅱ:特設道徳と道徳の教科化について | 【事前学習】教科書を読み、道徳教育の戦後の歴史の流れをとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 道徳性発達の理論:道徳性発達とは何か | 【事前学習】教科書を読み、道徳性発達についてとらえておくこと。 【事後学習】与えられた課題を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 道徳教育の方法理論Ⅰ:価値の内面化による道徳授業の方法について | 【事前学習】教科書を読み、授業方法論の三大潮流についてとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 道徳教育の方法理論Ⅱ:価値の明確化アプローチによる道徳授業について | 【事前学習】教科書を読み、「カウンセリング」についてとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 道徳教育の方法理論Ⅲ:モラルジレンマアプローチによる道徳授業について | 【事前学習】教科書を読み、「モラルジレンマ」についてとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 道徳教育の方法理論Ⅳ:判断力を高める道徳授業の方法について | 【事前学習】教科書を読み、これから求められる授業についてとらえておくこと。 【事後学習】配布資料を読み課題に取り組んでおくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 学校における道徳科授業の実際:学校における道徳教育の構造、全体計画と道徳科の特質について理解する。 | 【事前学習】学習指導要領解説を読み、道徳科授業の特質をとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 学校における道徳科授業の実際:道徳教育や道徳科授業の進め方(指導計画、学習指導案)がわかる。 | 【事前学習】学習指導要領解説を読み、道徳科授業の特質をとらえておくこと。 【事後学習】与えられた課題を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 学校における道徳科授業の実際:学習指導案の構成項目と作成手順、教材分析の方法 を理解する。 | 【事前学習】学習指導要領解説を読み、道徳科授業の特質をとらえておくこと。 【事後学習】与えられた課題を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 学校における道徳授業の実際:道徳教育評価を理解し、学習指導案の作成、授業づくりができる。 | 【事前学習】学習指導要領解説を読み、道徳科授業の特質をとらえておくこと。 【事後学習】学習内容を整理し理解不足のところは復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 平常試験及びその解説:道徳科教育学構想のレポート提出とその解説を行う。 | 【事前学習】道徳教育の理論と方法、及び指導案作成についてとらえておくこと。 【事後学習】道徳教育の理論と方法の学びについての振り返りをしておくこと。 | 【事前学習】210分 【事後学習】30分 |
その他
教科書 |
田沼茂紀 『「道徳科教育学の構想とその展開」 』 北樹出版 2022年年 第初版版
履修が決まってから注文してください。
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参考書 |
『「中学校学習指導要解説 特別の教科 道徳編」文部科学省』 教育出版 2017年年
履修が決まってから注文してください。
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成績評価の方法 及び基準 |
学習指導案作成・最終課題レポート(40%)、毎回の授業レポート(50%)、授業参画度(10%)を総合的に評価する。 |
質問への対応 | 授業時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:mitsuki.junko22@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |