2024年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育の方法・技術論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 4年 |
担当者 | 仲 久徳 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X65H |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・教育方法に関する基礎的理論、授業、学習評価、情報通信技術を活用した教育の方法・技術に関する基礎的事項について説明できる。 ・教材研究の方法や授業の設計と展開、運営の方法について理解し、具体的なテーマに沿って学習指導案を作成できる。 ・教材・授業における情報通信技術の具体的な活用方法を提案できる。 ・情報モラルの育成を図る教材・指導法を提案できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を実施する。講義のほか、個別演習、グループ演習を取り入れる。 |
履修条件 | 授業では実際に指導計画、教材等を作成するので、テーマを考えておくこと。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | . |
授業計画
第1回 | オリエンテーション ・この授業の意義、進め方、評価方法等を確認する。 ・これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するための教育方法の在り方(主体的・対話的で深い学びの実現など)について学ぶ。 ・社会的背景の変化や急速な技術の発展も踏まえ、個別最適な学びと協働的な学びの実現や、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の必要性など、情報通信技術の活用の意義と在り方について学ぶ。 | 【事前学修】中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」のうち、【概要】または【本文】の「第Ⅰ部 総論」を中心に読み進めて、「令和の日本型学校教育」の姿、今後の方向性等について確認しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、「教育の方法・技術論」における自らの学びの目標を設定する。併せて、レポート課題となる自らの授業づくりのためのテーマを検討しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 教育方法の基礎的理論 ・教育方法の基礎的理論について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業づくりのためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 授業を構成する基礎的な要件 ・学級及び生徒・教員・教室・教材など授業を構成する基礎的な要件について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業づくりのためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 授業設計・教材設計の基礎的事項(情報通信技術の効果的な活用を含む) ・基礎的な学習指導理論を踏まえて、目標・内容、教材・教具、授業展開、学習形態、評価規準等の視点を含めた授業設計・教材設計の基礎的事項について学ぶ。 ・育成を目指す資質・能力や学習場面に応じた情報通信技術を効果的に活用した授業設計・教材設計の基礎的事項について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業づくりのためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 授業運営の基礎的事項(情報通信技術の効果的な活用を含む) ・話法・板書など、授業運営の基礎的事項について学ぶ。 ・育成を目指す資質・能力や学習場面に応じた情報通信技術を効果的に活用した授業運営の基礎的事項について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業づくりのためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 学習評価・教育データの活用とセキュリティ対策 ・学習評価の基礎的事項について学ぶ。 ・学習履歴(スタディ・ログ)など教育データを活用して指導や学習評価に活用すること及び教育情報セキュリティの重要性について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業づくりのためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 授業設計・教材設計の実際(情報通信技術の効果的な活用を含む) ・育成を目指す資質・能力や学習場面に応じた情報通信技術を効果的に活用した指導事例を構想し、基礎的な学習指導理論を踏まえて、目標・内容、教材・教具、授業展開、学習形態、評価規準等の視点を含めた学習指導案を作成することができる。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らのテーマに沿った授業方略を構想する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 情報通信技術を活用した遠隔・オンライン教育 ・遠隔・オンライン教育の意義や関連するシステムの使用法について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らの授業実践のためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 情報通信技術を活用した校務とマネジメント ・統合型校務支援システムを含む情報通信技術を効果的に活用した校務の推進について学ぶ。 ・ICT支援員などの外部人材や大学等の外部機関との在り方、学校におけるICT環境の整備の在り方について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らの授業実践のためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 情報通信技術を活用と特別の支援を必要とする生徒への対応 ・特別の支援を必要とする児童及び生徒に対する情報通信技術の活用の意義と活用に当たっての留意点について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らの授業実践のためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 情報活用能力(情報モラルを含む。)の基礎的事項 ・各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間(以下「各教科等」という。)において、横断的に育成する情報活用能力(情報モラルを含む。)の基礎的事項について学ぶ。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。(120分) 【事後学修】講義の内容を振り返り、自らの授業実践のためのポイントを整理する。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 情報通信技術と教育方法・技術演習(1):デジタル教材の作成・利用 ・学級及び生徒・教員・教室・教材など授業を構成する基礎的な要件を踏まえたデジタル教材の作成・利用について演習する。 | 【事前学修】自ら設定したテーマについて、教材を作成する。 【事後学修】演習を振り返り、作成した教材の修正を行う。 | 【事前学修】3時間 【事後学修】1時間 |
第13回 | 情報通信技術と教育方法・技術演習(2):情報通信技術を利用した授業運営 ・話法・板書など、授業を行う上での基礎的な技術を踏まえつつ、情報通信技術を効果的に活用した授業運営について演習する。 | 【事前学修】自ら設定したテーマについて、学習指導案や教材の作成等、模擬授業の準備をする。 【事後学修】演習を振り返り、自らの成果・課題を整理しておく。 | 【事前学修】3時間 【事後学修】1時間 |
第14回 | 情報通信技術と教育方法・技術演習(3):情報活用能力(情報モラルを含む)の指導法 ・情報活用能力(情報モラルを含む)について、各教科等の特性に応じた指導事例を踏まえた教材・指導法について演習する。 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】演習を振り返り、自らの成果・課題を整理しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 情報通信技術と教育方法・技術演習(4):評価と改善 | 【事前学修】配布した資料についてポイントや疑問点を整理しておく。 【事後学修】科目全体の内容、学修を振り返り、「教育の方法・技術論」における自らの学びの目標に対する自己評価を行うとともに、今後、自らが教師として成長していくための力量形成の在り方についてまとめる。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
特になし。毎回、資料を配付する。
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参考書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領』 2017年
文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則編』 2017年
文部科学省 『高等学校学習指導要領』 2018年
文部科学省 『 高等学校学習指導要領解説 総則編』 2018年
文部科学省 『教育の情報化に関する手引-追補版-(令和2年6月)』 文部科学省Webサイトより入手 2019年
文部科学省 『中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」』 文部科学省Webサイトより入手 2021年
上記以外の参考書については、授業時に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
最終レポート(45%)、授業内での課題レポート、リアクション・ペーパー(55%) *詳細については第1回授業にて説明する。 |
質問への対応 | 授業時または授業後に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
集中講義のため、原則、全日程の出席を義務付ける。併せて、集中講義のため、受講者の人数により、授業計画の順番等が入れ替わる場合がある。 |