教）数学科教育法Ⅲ (Y35E)

日本大学理工学部

2024年理工学部シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎

設置情報

科目名	教）数学科教育法Ⅲ
設置学科	一般教育	学年	3年
担当者	加藤　龍平	履修期	前期
単位	2	曜日時限	水曜5
校舎	駿河台	時間割CD	Y35E
クラス	数学科以外の学生用クラス
その他	実務経験のある教員による授業科目

概要

学修到達目標	中学校および高等学校の教科「数学」を担当する教員の養成を目指している。本科目は，数学科教育法Ⅰ，Ⅱで学んだことを踏まえ，指導例の調査，指導案の作成などに重点を置くことによって，生徒の数学的活動を支え，伸長を促す指導法を学び，教員としての基本的な指導力を身に付けることを目標とする。主に, 中学校の指導内容を扱う。
授業形態及び授業方法	指導例の調査，学習指導要領や教科書をもとにした指導案の作成，模擬授業の実施，それぞれについての相互検討・評価を行う。また，教員経験をもとに，指導案や模擬授業に対して，実践的な観点から改善点を指導する。講義は対面で行う。
履修条件	教職科目の必須課目なお, この授業は, 数学科以外の学生の設定科目である。
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	.

授業計画

第1回	・本科目の到達目標と進め方の共有・学習指導要領全体の構成の再確認（特に「数学科の目標及び内容」と「数学的活動」）	[事後学習]　学習指導要領解説の「数学科の目標及び内容」についてまとめる。	2
第2回	・指導例調査，指導案作成の準備（学習指導案の意味，単元計画，指導観，各校時案，目標，評価，授業観察の視点など）	[事前学習]　学習指導要領解説の「指導計画の作成と内容の取扱い」を読んで，疑問点を明らかにする。 [事後学習]　指導案作成上の留意点，および単元指導計画の構造を整理する。	4
第3回	・数と式①（正の数・負の数，文字を用いた式，文字を用いた式の四則計算，平方根，式の展開と因数分解）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第4回	・数と式①の指導案の相互検討・数と式②（１元１次方程式，連立２元１次方程式，２次方程式）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第5回	・数と式②の指導案の相互検討・図形①（作図，合同，相似など平面図形に関する単元）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第6回	・図形①の指導案の相互検討・図形②（直線や平面の位置関係，三平方の定理など空間図形に関する単元）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第7回	・図形②の指導案の相互検討・関数①（関数関係，比例，反比例）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第8回	・関数①の指導案の相互検討・関数②（１次関数，関数y=ax²）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第9回	・関数②の指導案の相互検討・データの活用①（データの分布の傾向，データの分布の比較）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第10回	・データの活用①の指導案の相互検討・データの活用②（確率，標本調査）の指導例	[事前学習]　当該の単元について，教科書などでの扱いを調べる。 [事後学習]　当該の単元のいずれかについて，１校時の指導案を作成する。	4
第11回	・データの活用②の指導案の相互検討・模擬授業用の指導案の選定	[事前学習]　これまでに作成した指導案から模擬授業用を選び，評価，改善する。 [事後学習]　選んだ指導案を完成させ，板書計画を作成する。	4
第12回	・指導案に基づく模擬授業と相互検討①	[事前学習]　模擬授業における発問計画を作成する。教材内容について，教科書での扱いを調べる。 [事後学習]　指導案と模擬授業について，評価，改善すべき点をまとめる。	4
第13回	・指導案に基づく模擬授業と相互検討②	[事前学習]　模擬授業における発問計画を作成する。教材内容について，教科書での扱いを調べる。 [事後学習]　指導案と模擬授業について，評価，改善すべき点をまとめる。	4
第14回	・指導案に基づく模擬授業と相互検討③	[事前学習]　模擬授業における発問計画を作成する。教材内容について，教科書での扱いを調べる。 [事後学習]　指導案と模擬授業について，評価，改善すべき点をまとめる。	4
第15回	・これまでに検討・修正された指導案の提出・平常試験とその解説	[事前学習]　第１回から14回までの内容を総復習する。 [事後学習]　解説をもとに，平常試験の解答を検討する。	4

その他

教科書	文部科学省『中学校学習指導要領解説（H29年告示）数学編』日本文教出版 2018年文部科学省『高等学校学習指導要領解説（H30年告示）数学編理数編』学校図書 2019年岡本和夫他『未来へひろがる数学１・２・３』啓林館 2021年初回の授業で説明します。
参考書	資料などは適宜配付します。
成績評価の方法及び基準	学習指導案（相互検討を含む）…60％模擬授業（相互検討を含む）…20％最終課題…20％
質問への対応	授業終了後に対応します。
研究室又は連絡先	初回の授業で説明します。
オフィスアワー
学生へのメッセージ	生徒の可能性を引き出す学習指導を目指してください。主体的，積極的な取り組みに期待します。受講生の人数や習熟度に応じて，授業の内容や構成を変更することがあります。

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