2024年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 日本・アジアの建築史 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 浜島 一成 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C35F |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 日本は木造建築において、7世紀からの様式史を確立できる、世界で最も恵まれた条件にある国といえる。その我が国における木造建築の造形意匠と、その裏付けとなる形式と技法の変化について、古代から各時代ごとに説明することができる。 また、近隣アジア諸国の建築に目を向け、ひろくアジア建築史のなかで日本建築のもつ独自性、特殊性を理解することができる。 科目ナンバリング:MFmD-203 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
対面授業とする。 講義(黒板・パワーポイント・ビデオ等を使用)。小テスト及び課題レポート提出を行い、それぞれについて講評する。 |
履修条件 | 選択 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 |
授業計画
第1回 | イントロダクション(序章):歴史とは何か、建築史とは何か。また、それを学習する意義について説明する。 | 【事前学習】シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 古代(~古墳時代)竪穴と高床、神社建築の発生:建築の誕生から、神社建築の成立(特に伊勢神宮と出雲大社を中心に)までを学習する。 | 【事前学習】縄文・弥生時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 古代(飛鳥・奈良時代)仏教建築の伝来と発展:世界最古の木造建築である法隆寺から、薬師寺・唐招提寺までの構造・意匠について学習する。 | 【事前学習】飛鳥・奈良時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 古代(奈良・平安時代)密教建築と浄土教建築:密教本堂の構造及び意匠の変化と、浄土教建築の特色について学習する。 | 【事前学習】奈良・平安時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 古代(奈良・平安時代)寝殿造:貴族住宅の配置・平面計画の変化とその特徴について学習する。 | 【事前学習】奈良・平安時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、課題問題を解き、理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 中世(鎌倉時代)大仏様:東大寺再建の経緯と、その再建の際に採用された大仏様の特徴について学習する。 | 【事前学習】鎌倉時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 中世(鎌倉・室町時代)禅宗様:円覚寺舎利殿を例に、禅宗様建築の特徴について学習する。 | 【事前学習】鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 中世(鎌倉・室町時代)和様・新和様・折衷様 :旧来の様式(和様)の中世における発展過程について学習する。 | 【事前学習】鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 中世(鎌倉・室町時代)中世建築の構造・意匠及び建築工匠:建築工匠の活躍と、彼らが使用した大工道具について学習する。 | 【事前学習】鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 中世(鎌倉・室町時代)寝殿造から書院造へ: 鎌倉・室町時代における貴族住宅と武家住宅の特徴について学習する。 | 【事前学習】鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 中世(桃山・江戸時代)城郭建築・書院造の発達:城郭建築の変遷と武家住宅の発達について学習する。 | 【事前学習】桃山・江戸時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 中世(桃山・江戸時代)茶室建築・数寄屋建築・民家と町並み:茶室・数寄屋・民家の特徴について学習する。 | 【事前学習】桃山・江戸時代の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | アジアの建築と日本(1) 中国の建築と日本への影響 | 【事前学習】東洋史の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | アジアの建築と日本(2) 朝鮮半島の建築と日本への影響 | 【事前学習】東洋史の概説書を読んでおくこと。 【事後学習】講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 理解度確認試験及びその解説:日本・アジア建築の総論 | 【事前学習】これまでの講義内容の総復習をする。 【事後学習】試験内容を復習し、理解不十分な箇所を参考文献で掘り下げて学習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
浜島一成 『日本建築を作った職人たちー寺社・内裏の技術伝承ー[978-4-642-08410-9]』 吉川弘文館 2022年 第1版
|
---|---|
参考書 |
太田博太郎 『増補 日本建築史序説[978-4-395-01231-2]』 彰国社 2009年 第3版
日本建築学会編 『東洋建築史図集[4-395-00087-8]』 彰国社 1995年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
小テスト15%、課題レポート20%、理解度確認試験65%による総合評価 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合、質問内容を整理し授業終了後に質問すること。 |
研究室又は 連絡先 |
hamajima.kazunari20@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
【令和5年度成績分布状況】履修者数79名 S:8人(11%),A:20人(26%),B:22人(28%),C:21人(28%),D:6人(7%),E:2人 |