2024年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
| 科目名 | 建築音環境 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 羽入 敏樹 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | C43F |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | 音環境，光環境，温熱環境，空気環境などの面から建築空間の質を向上させるための方法を取り扱うのが環境工学である。本講座では主に音環境を取り扱っている。建築空間の物理面と人間の生理・心理面との関連を理解し，さまざまな空間の用途に適した音環境デザインの考え方を身に付けることが目的である。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」各週のトピックについて動画を用い実例を示しながら基本的に講義形式で行われる。授業内容の理解を確認するために講義の終わりに簡単な演習を行う。 授業内容の理解をより深め，建築士等の資格試験に対応する演習は「環境工学演習Ⅱ」にて行う。 |
| 履修条件 | 専門教育科目(選択) 「建築環境の基礎」の単位を修得していること。 「環境工学演習Ⅱ」もあわせて履修することが望ましい。 |
| ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:MFmE-221 |
授業計画
| 第1回 | 建築空間における音環境－空間性能／音環境の重要性／室内音響設計／遮音設計 | 予習：高校で習った指数・対数の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
|---|---|---|---|
| 第2回 | 音の物理的性質－音圧／粒子速度／音響インピーダンス／インテンシティー／音響エネルギー密度 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第3回 | デシベル尺度(１)－ウェーバー・フェヒナーの法則／生理反応／心理反応／デシベル尺度 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第4回 | デシベル尺度(２)－音の合成（デシベル合成）／音の減算 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第5回 | 騒音の影響と評価（１）－騒音の評価／周波数特性／周波数分析／騒音評価指標－騒音レベル | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第6回 | 騒音の影響と評価（２）－騒音評価指標－音の大きさのレベル／等価騒音レベル／ＮＣ曲線／ＮＲ曲線 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第7回 | 室内の音場（１）－室の固有振動／拡散音場／平均自由路／平均音圧レベル | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第8回 | 室内の音場（２）－拡散音／残響時間／音響障害／吸音率／吸音力／室内音響計画／内装計画 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第9回 | 遮音と遮音構造（１）－透過率と等価損失／遮音と吸音／総合等価損失 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第10回 | 遮音と遮音構造（２）－室間の遮音／建物内外の遮音／質量則／コインシデンス効果 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第11回 | 遮音と遮音構造（３）－乾式二重壁の遮音／建物の遮音計画／遮音構造／遮音材料／遮音基準 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第12回 | 固体伝搬音の遮断－固体音／空気音／防振／絶縁／床衝撃音／給排水音／共用施設からの固体音／居住者反応 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第13回 | 床衝撃音と床構造－重量床衝撃音／軽量床衝撃音／浮き床構造／曲げ剛性／駆動点インピーダンス／体感振動の評価と対策 | 予習：前回習った内容の確認 復習：講義で習った内容の確認 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第14回 | 理解度確認テスト テスト終了後に内容について解説する | 予習：これまでの学習範囲の総復習 復習：理解不足の内容の再学習 | 予習：120分 復習：120分 |
| 第15回 | まとめ テスト終了後に内容について解説する | 予習：習った内容全般の復習 復習：理解不足の内容の再学修 | 予習：120分 復習：120分 |
その他
| 教科書 |
木村 翔 『建築音響と騒音防止計画』 新建築技術叢書編集委員会 (編集) 彰国社 2007年 第4版
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| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
毎回の演習問題（３０％） 理解度確認テスト（７０％） |
| 質問への対応 | 研究室もしくはメールで対応する。 |
| 研究室又は 連絡先 |
羽入研究室 ９号館２階９２３D室 hanyu.toshiki@nihon-u.ac.jp 047-469-5263 |
| オフィスアワー |
木曜 船橋 12:15 ～ 13:15 9号館2階923D室
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| 学生への メッセージ |
都市・建築空間における音環境の重要性が増しています。音声情報が正確に伝わる空間を実現することは，快適で安全な都市・建築空間の条件の一つでしょう。それを実現するには建築音響の専門知識が必要です。この講座を通じてその基礎知識を身につけてください。 【令和5年度成績分布状況】履修者数81名 S:15人(20%),A:24人(32%),B:15人(20%),C:18人(24%),D:3人(4%),E:6人 |