2024年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 基礎工学演習Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 赤澤 寛行 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E54S |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 応用化学分野科目の専門的な知識の理解に必要な、応用的な化学知識の説明や, 化学計算の能力をさらに深化することを目標とする. ①物理化学にまつわる計算ができるようになる. ②化学工学にまつわる計算ができるようになる ③無機化学分野の語句について説明を行うことができる. ④分析化学にまつわる計算を行うことができる. ⑤有機物の命名を簡単な構造のものについて行うことができる. ⑥有機反応の基礎について反応を予測したり必要な試薬を選択できる. ⑦化学計算を限られた時間の中でこなすことができる. 科目ナンバリング:RNN-207* |
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授業形態及び 授業方法 |
対面による演習を行う. 演習とその解説を中心に授業を進める. 上記学修到達目標に関わらず学生から質問があった問題について解説する |
履修条件 | ものづくり・サイエンス総合学科の応用化学分野の学生を対象とする. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています |
授業計画
第1回 | 1.授業の進め方と評価方法の解説 2.物理化学① 気体の性質 物質の状態と物性 標準反応エンタルピーの計算 ボイルシャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いた計算を行う. | 【事前学習】 1.事前にシラバスをよく読んでおくこと 2.化学Ⅱの当該の範囲について復習をしておくこと. 【事後学習】 1.進め方を確認すること. 2.演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと. | 【事前学習】 1.1/6時間 2.2/6時間 【事後学習】 1.1/6時間 2.2/6時間 |
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第2回 | 物理化学② エンタルピー変化 エントロピー変化 化学反応速度 一次反応の計算や, 速度定数にまつわるアレニウスプロットを用いた活性化エネルギーおよび頻度因子の計算を行う. また, 熱力学第一法則にまつわる問題を解く. | 【事前学習】 化学Ⅱの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第3回 | 化学工学① ファンデルワールス式 クラジウス-クラペイロン式 蒸発プロセス ファンデルワールス式, クラジウス-クラペイロン式による計算と, 蒸発缶での全物質収支, 成分収支の出入りについての計算を行う. | 【事前学習】 化学Ⅱの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第4回 | 化学工学② 全物質収支・成分収支 化学反応を伴うプロセス 熱交換 化学反応を伴う供給量の物質収支, 定圧比熱容量を用いたエンタルピー変化の計算を行う. | 【事前学習】 化学Ⅱの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第5回 | 無機化学① 原子の構造 周期表・電子配置(遷移金属・イオン) 電気陰性度等 無機分野のキーワードなどについて復習を行う | 【事前学習】 化学Ⅰや無機化学Ⅰの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第6回 | 無機化学② 有効核電荷と原子半径 磁気双極子モーメントの計算 無機分野の計算方法などについて復習を行う | 【事前学習】 化学Ⅰや無機化学Ⅰの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第7回 | 分析化学① 溶液の濃度 弱酸のpH 中和滴定 溶液のモル濃度, 弱酸のpH, 中和滴定などについての計算を行う | 【事前学習】 化学Ⅰや分析化学Ⅰの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第8回 | 分析化学② 酸解離定数 酸化数 溶解度積 酸解離定数, 溶解度積を用いた計算や, 酸化還元の酸化剤・還元剤の判別などの復習を行う | 【事前学習】 化学Ⅰや分析化学Ⅰについて復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第9回 | 有機化学① 命名法 アルカン, アルケン, アルキンおよびその複合有機物の命名を行う. また、それらの基本的性質の復習を行う. | 【事前学習】 化学Ⅲ・有機化学Ⅰの内容について振り返ること 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第10回 | 有機化学② アルカン・シクロアルカン・アルケン・アルキンの性質について アルケン・アルキンの主たる性質についての復習を行う. | 【事前学習】 有機化学Ⅰの内容について振り返ること 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第11回 | 有機化学③ 有機反応について(アルケン・アルキン) アルケン・アルキンの主たる反応についての復習を行う. | 【事前学習】 有機化学Ⅰの内容について振り返ること 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第12回 | 有機化学④ 有機反応について(芳香族) 芳香族にまつわる有機反応に関する内容の復習を行う. | 【事前学習】 有機化学Ⅱの内容について振り返ること 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第13回 | 化学計算演習① 化学で行う計算の演習を行う。pHの計算。 | 【事前学習】 化学Ⅰや分析化学Ⅰの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第14回 | 化学計算演習② 化学で行う計算の演習を行う。濃度計算。 | 【事前学習】 化学Ⅰや分析化学Ⅰの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
第15回 | 化学計算演習③ 化学で行う計算の演習を行う。物理化学的な計算。 | 【事前学習】 化学Ⅱの当該の範囲について復習をしておくこと 【事後学習】 演習で理解が不十分だった箇所について復習し、理解をしておくこと | 【事前学習】 3/6時間 【事後学習】 3/6時間 |
その他
教科書 |
教科書は特に定めない. 必要に応じて資料を配布する.
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参考書 |
以前に使用した専門科目の教科書が参考書となる
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の演習の理解度85%、授業の取り組み状況15%で評価する. また出席回数が授業時間数の3/5に満たない場合は評価しない. |
質問への対応 | 原則として質問はメールで対応する。オフィスアワーの時間帯以外は返信が後日になることもあるので注意すること。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館3階 835B室 駿河台校舎2号館地下1階 208B室 メール akazawa.hiroyuki @ nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 16:30 ~ 17:00 個別質問対応時間
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学生への メッセージ |
主に総合ゼミナールの内容について補足を行います. 総合ゼミナール内の演習では不十分であり, 追加して復習を行いたい者向け. また、理工学部編入予定者も受講を推奨します. 化学計算をひたすら行い、体に身に着ける時間を提供します. 【令和5年度成績分布状況】履修者数5名 S:3人(60.00%),A:2人(40.00%),B:0人(0%),C:0人(0%),D:0人(0%),E:0人 |