2024年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 日本国憲法 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 天野 聖悦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N56M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 現代社会の諸課題に対応するため、憲法の基本的な用語および理論を理解し、憲法の枠内で、自らの選択に基づいて理論的妥当な結論を導く判断力を修得する。 ・憲法の基本的な用語および理論を説明できる。 ・社会に見られる具体的問題に適用されうる法規定を検索できる。 ・検索した法規を適用し、自分なりの結論を導くことができる。 ・自分の結論と異なる意見にも理解を示すことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・オンデマンド型授業(LMS-V2 CANVASを利用します) ・シラバスに沿って講義をしますが、重大な社会問題が生じた際にはそれについて解説するのでシラバス通りに進まないこともあります。 |
履修条件 | ・特になし。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:LLiN-104 |
授業計画
第1回 | ガイダンス レポートの書き方(禁止事項) 法の形式と優劣関係 憲法の意味1 形式的意味の憲法と実質的意味の憲法 憲法の意味2 固有の意味、近代的意味、現代的意味 | 【事前学修】 図書館やインターネットで課題について調べ、キーワード等をまとめておくこと。 【事後学修】授業を踏まえて解答すること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 憲法の制定主体 民定憲法、欽定憲法、協約憲法 主権の概念 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 権力の分立 帝国憲法と日本国憲法の比較 前文 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 天皇 象徴、法的責任、国事行為 皇室典範、即位と退位、女性天皇と女系天皇 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 戦争の放棄 国連憲章、個別的及び集団的自衛権 憲法9条の様々な解釈 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 基本権の種類 自由権、受益権、参政権、社会権 判例を読む(旭川学力テスト事件) | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 平等の原則 憲法14条の意味、その他の平等に関する規定 平等に関する判例の概要 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 制度的保障 第三者効力(私人間効力) 基本義務 公共の福祉 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 国権の最高機関 政治的美称説と最高機関説 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 唯一の立法機関 形式的意味の立法と実質的意味の立法 「唯一」の意味 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 二院制 二院制の歴史、イギリスとアメリカの例 議院の権能 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 国会議員の地位 内閣 内閣の歴史、議院内閣制、政令 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 裁判所 形式的意味の司法と実質的意味の司法 合憲性審査 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 裁判員制度 陪審制と参審制、問題点 検察審査会 | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】初回に同じ | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 地方自治 条例、地方特別法 中間・期末レポートの採点ポイント | 【事前学修】初回に同じ 【事後学修】期末レポート提出期限後に公開する採点基準に照らし合わせ自己採点すること。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
天野聖悦 『法学と憲法の教科書』 八千代出版 1,900円(税別)
毎回きちんと動画を視聴していれば、教科書はなくても構いませんが、あると少し便利です。
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参考書 |
戸田山和久 『最新版 論文の教室 レポートから卒論まで』 NHK出版 2023年 第4版
文系用ですが大学のレポート・論文の基本的な書き方を説明しています。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の課題提出(40%)、中間レポート(30%)、期末レポート(30%)。ほか各種検定の合格や資格の取得などによって加点することがあります。 |
質問への対応 | 原則としてメールで対応します。 ・amano.seietsu@nihon-u.ac.jp ・履修している曜日、時間、科目、所属学科、学籍番号、名前を明記してください。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室(船)5号館542号室 研究室(駿)タワースコラS609 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:00
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:00
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
様々な検定試験等に挑戦しましょう。法律の知識が中心に問われるものには、法学検定、知的財産管理技能検定、宅地建物取引士試験があります。法律の知識も問われますが、物理や化学の知識が問われるものにるものに、危険物取扱者、毒物劇物取扱者、旅行が好きであれば地理の知識も問われる旅行業務取扱管理者(海外旅行を扱う「一般」資格には英語もあります。)もよいでしょう。たくさんの検定等があるので、自分の研究分野や趣味に隣接するようなものを探してみましょう。万が一に備えて、消防署で普通救命講習を受けるのもよいと思います。 【前年度成績分布状況】履修者数59名 S:6人(14.29%),A:10人(23.81%),B:6人(14.29%),C:12人(28.57%),D:8人(19.05%),E:17人 |