2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 機械材料Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 清水 透 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F54A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 材料の設計にあたり必要となる材料の機械的性質と材料学の基礎知識について再確認し、その知識に基づいて、実用材料を用いた機械の設計を行うことができる知識を習得する。 機械材料 I では鉄鋼材料、アルミニウム合金等を中心として、熱処理やl金属の組織についての基礎的な事項を学ぶ。また、昨今、技術進歩の目覚ましい、セラミックス材料、高分子材料、複合材料についても学ぶ。 到達目標は (1)基礎的な金属材料の状態図や金属組織について理解する。 (2)機械系技術者に必要な破壊や材料学に関する知識にもとづいて、設計の際に材料を選択し実際に基本的な設計ができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書、パワーポイント資料、を中心に、対面の講義形式で行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
【事前学習】シラバスの指示に従い参考書等の該当箇所に目を通しておくこと。 【事後学習】毎回の授業終了後、参考書等の授業内容に対応する部分を復習すること。 |
授業計画
第1回 | 機械に用いられる構造・機能材料の概要、機械材料の種類、および材料技術の社会のかかわりあいと果たすべき役割について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第1章の範囲について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
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第2回 | 材料の微視構造、結晶構造について学習する。また、X線解析について学ぶ。 | 【事前学習】機械材料工学( (工学図書、野口)第2章の範囲について教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第3回 | 合金について学ぶ。また、二相合金、およびその状態図について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学( (工学図書、野口)第3章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第4回 | 合金の熱処理、その金属組織の関係について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学( (工学図書、野口)第4章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第5回 | 転移論を含め、材料の強度を支配する因子について学ぶ。また、破壊現象についても学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学( (工学図書、野口)第4章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第6回 | 第6回講義内容 材料の強度を評価する様々な試験法について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学( (工学図書、野口)第6章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第7回 | 各種金属材料について学ぶ前に、金属材料の成形・加工法について学び、総括する。 | 【事前学習】 指定する資料、および情報等を予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第8回 | 鉄鋼材料、特に炭素鋼を中心に、その熱処理と強度の関係、工業規格について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第7章1〜4節の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第9回 | 鉄鋼材料、特に合金鋼や鋳造用鋼、工業規格について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第7章、5~13節の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第10回 | 非鉄金属材料、特にアルミニウム材料とその工業規格、利用について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第8章、1節の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第11回 | 機械材料工学(工学図書、野口)非鉄金属材料、特にニッケル系合金、チタン合金、マグネシウム合金、銅合金などとその工業規格、利用について学ぶ。 | 【事前学習】 第8章、1〜7節の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。(50-90分) 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 (50-90分) | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第12回 | 高分子材料、樹脂材料の大まかな捉え方、その種類、その利用法について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第9章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第13回 | セラミックス材料の種類、およびその利用法と評価法について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第10章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第14回 | FRP,コンポジット材料、積層材料などの特殊な構造を持つ材料について学ぶ。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第11,12章の範囲等について、教科書等を用いて充分に予習をしてください。 【事後学習】 授業で指示した演習問題を解答してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第15回 | 学習内容全体の確認、演習、および、その結果の総括を行う。 | 【事前学習】 全体を総復習し、演習に備えてください。 【事後学習】 演習問題を確認し、レポートを作成してください。 | 事前学習2-3時間 事後学習4時間 |
その他
教科書 |
機械材料工学、野口、中村、共著、工学図書株式会社
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
図解 合金状態図読本、オーム社
機械材料学、JSMEテキストシリーズー日本機械学会、丸善出版
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成績評価の方法 及び基準 |
授業期間中に教科書問題を指示します。 その問題に関する解答をレポートしていただき、その完成度、および出席を持って成績評価といたします。 |
質問への対応 | メールにてお願いいたします。 |
研究室又は 連絡先 |
質問は,shimizu.toru@mail.dendai.ac.jpへお願いします。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |