2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 熱工学特別研究 | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 木村 元昭 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F66E |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
研究領域 熱工学特別研究の研究領域は,理工系工学機械工学の内の熱工学である. 熱流体の測定と制御を念頭に、噴流拡散機構の理解を深め,ノズル形体、噴出条件による噴流初期における拡散混合および燃焼を制御する.太陽エネルギーの有効利用を考案し、実験的及びシミュレーションを駆使して、実証する。具体的なテーマとしては 1.DBDプラズマアクチュエータによる噴流拡散の制御(流体工学、熱工学、可視化技術) 2.DBDプラズマアクチュエータを用いた火炎の操作(熱力学、燃焼工学、流体工学) 3.太陽エネルギーの有効利用(熱工学、伝熱工学、エネルギー) 以上のような研究テーマが考えられる.しかし,これらの他に興味がある問題が存在する場合は,相談の上研究テーマを決定する. |
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学修到達目標 | 学位論文を仕上げること.そのために必要な基礎学力,研究能力,論文を書き上げる能力を身につけることが,学習の目標である.具体的な学習目標としては, 1.自由闊達に議論を行う態度を養い,他人の意見に耳を傾け,探究心を持って自ら設定した目標に向かう努力と態度を養成する. 2.単なる知識を獲得することではなく,先人の行ったことに対しても疑問をもち一から考え直す探求的な思考傾向を持つこと. 3.演繹的な思考方法を身につけ,自らの研究課題に対して論理的な結論を導けること. 4.目的を遂行するための方法を計画的に立案する能力を育成すること. 5.卒業研究の学生と研究グループを組んでその指導に当たり,協調性を持った指導態度を養うこと. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
研究室における輪講と在室時の個人的指導による.担当教員とのディスカッションによりテーマを絞り込み学位論文作成のための計画を立案して研究に取り組む.特に,自発的に研究に取り組むこと,関連のある論文の輪講が必要となる.具体的な方法としては, 1.文献調査. 2.輪講を通して研究分野の基礎,研究動向,応用技術を学び研究方針を立てる. 3.実験計画と実験遂行を通して,実験装置の製作技術,測定および解析技術を身につける. 4.理論解析と実験より得られた新しい事実をレポートにまとめる. 5.まとめた内容を内外の発表会においてプレゼンテーションし,学術雑誌に掲載する. 6.修士論文として完成する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
熱や流体の分野に興味と意欲のあること.具体的に必要な学習能力としては 1.熱力学の基礎,熱力学の第一法則,気体の状態変化を理解していること. 2.燃焼の基礎について理解していること. 3.流体力学,伝熱工学の基礎知識 4.実験装置を設計できる能力を有していることが望ましい. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
1 研究の主体性 論文作成者が主体的に取り組んだ研究により作成された論文であること 2 研究課題の妥当性・意義 研究課題が専攻学術領域において妥当なものであり,かつ学術的・社会的な意義を有すること 3 研究方法の適切性 先行研究を十分に理解・検討し,研究課題との関連及び相違を明確に提示するとともに,研究課題と専攻学術領域に求められる研究方法を採用し,研究結果の処理や分析・考察が適切かつ十分に示されていること 4 研究内容の新規性・独創性・有用性 研究内容に新規性,独創性又は有用性が認められること 5 論文の論理性 論文の構成・論述が明確かつ適切で,結論に至る論理展開に一貫性が認められること,並びに論文の体裁・語句の使用・文章表現・図表の作成法が的確で,情報や文献の引用が適切であること 6 学術研究における倫理性 学術研究が従うべき規範と研究倫理を遵守していること |
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質問への対応 | 随時受け付けています |
研究室又は 連絡先 |
木村研究室:駿河台校舎タワー・スコラ17階S1709室 tel:03-3259-0750 E-mail: kimura.motoaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 木村元昭 駿河台校舎タワー・スコラ17階S1709室(kimura.motoaki@nihon-u.ac.jp)
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学生への メッセージ |
学部生にリーダーとしてのお手本になるよう、興味を持って、意欲的に研究してほしい。 |