2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 |
応用流体力学特論Ⅰ
2次元翼と3次元翼の空気力学
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 安田 邦男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H63A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 翼が空気中を定常運動している時の2次元翼(翼型)と3次元翼(翼平面形)の周りの流れとそれによって翼が生ずる空気力の求め方について述べる.主な内容は、薄翼理論、任意翼型理論,運動量理論,翼素理論,揚力線理論,揚力面理論である. 翼の平面形や断面形(翼型)により生ずる空気力を理解することができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 板書を中心とした講義形式で行うが,講義内容に応じてプリントを配布する. 演習問題やプログラムの課題を課す. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
基礎的な航空力学,流体力学,特に空気力学の知識を修得していること. 課題は,各理論で空気力を求めるプログラムを製作するので,プログラム言語(C言語やFortran言語)ができること. |
授業計画
第1回 | 翼理論の内容と半年間の講義の説明をする | 事前学修:教科書の第3章を読んで理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | 翼の幾何学的構成 平面形/断面形/空力平均翼弦/性能 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | 翼の空力特性(その1) 空気力/モーメント | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | 翼の空力特性(その2) 空気力/モーメント | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | 薄翼理論(その1) フーリエ級数法 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | 薄翼理論(その2) 平板翼/円弧翼/反転キャンバ翼/フラップ翼 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | 薄翼理論(その3) 数値解析法 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | 翼型の形状 NACA系翼型 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | 任意翼型理論(その1) 渦パネル法/クッタの条件 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | 任意翼型理論(その2) 渦パネル法 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | 運動量理論/翼素理論 楕円翼/矩形翼 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | 揚力線理論(その1) ビオ・サバール則/楕円翼 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | 揚力線理論(その2) 矩形翼/テーパ翼 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | 揚力面理論(その1) 渦面/分割/境界条件/代表点 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | 揚力面理論(その2) 矩形翼/テーパ翼/後退翼 | 事前学修:教科書の関係する部と事前に配布するプリントを読んで内容を理解しておくこと 事後学修:授業内容をもとに,復習すること 課題を行うこと | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 |
牧野光雄 『航空力学の基礎(第3版)』 産業図書 第3版
教科書の第3章 翼の内容をを主として講義をするが,必要に応じてプリントを配布する.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
東 昭 『航空工学Ⅰ』 裳華房
東 昭 『航空工学Ⅱ』 裳華房
東 昭 『航空を科学する 上巻』 酣燈社
東 昭 『航空を科学する 下巻』 酣燈社
絶版の資料がありますが,図書館には,所蔵されています.
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成績評価の方法 及び基準 |
課題レポートで評価する.ただし出席が80%に満たない場合は,原則として採点対象としない(正当な理由がある場合にかぎり理由書の提出により許可することもある). 課題レポートの提出期限後は,受付けない. |
質問への対応 | 質問等は,授業終了後に質問すること.連絡等は,メールでもよい. |
研究室又は 連絡先 |
yasuda.kunio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |