2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 電子システム工学 | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 布施 匡章 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J24B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 複雑化する測定システムに於いて用いられている主要技術について,工学的観点から理解する.測定システムを実現するにあたり用いられる最先端デバイスについて知識を習得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 実際に計測器開発をしてきたエンジニア経験を持つ講師から,実例や経験とともにシステム実現時の,ハードウェア・ソフトウェアの機能設計例について 実例をもとに解説する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
回路理論,電子回路,デジタル信号処理に関する知識を持っていることが望ましい. 授業において用いられた専門用語について,その定義や使用方法にについて必ず復習すること. |
授業計画
第1回 | シラバスにより,年間講義の概要について説明する.併せて対象とする測定システム(デジタル信号処理を中心とした測定技術)について説明する. | 【事前学習】シラバスについて確認し年間の学修計画を理解しておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
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第2回 | 測定システムを理解するための基礎(1) 測定システムを実現するために欠かすことのできないデジタル信号処理技術のうち,フーリエ変換,畳み込み,相関について講義(説明)する. | 【事前学習】フーリエ変換,畳み込み,相関について概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第3回 | 測定システムを理解するための基礎(2) 測定システムを実現するために欠かすことのできないデジタル信号処理技術のうち高速フーリエ変換,窓関数について講義(説明)する. | 【事前学習】高速フーリエ変換,窓関数について用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第4回 | 測定システムを理解するための基礎(3) 測定システムを実現するために欠かすことのできないデジタル信号処理技術のうちアナログフィルタとデジタルフィルタについて講義(説明)する. | 【事前学習】アナログフィルタとデジタルフィルタについて用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第5回 | 測定システムを支えるデバイスの紹介(1) 測定システムを実現している要素デバイスであるADコンバータについて概説する.また,最新のADコンバータについて紹介する. | 【事前学習】ADコンバータについて用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第6回 | 測定システムを支えるデバイスの紹介(2) 測定システムを実現している要素デバイスであるDAコンバータについて概説する.また,最新のDAコンバータについて紹介する. | 【事前学習】DAコンバータについて用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第7回 | 測定システムを支えるデバイスの紹介(3) 測定システムを実現している要素デバイスであるFPGAについて概説する.また,最新のFPGAについて紹介する. | 【事前学習】FPGAについて用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第8回 | 測定システムの実例(1) 最新の測定システムであるスペクトラム測定装置を例に,装置を実現するにあたり使用されているハードウェア・ソフトウェアとそれらの機能設計(機能と役割)例について 実例をもとに解説する. | 【事前学習】スペクトラム測定装置について用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第9回 | 測定システムの実例(2) 最新の測定システムである任意波形発生装置を例に,装置を実現するにあたり使用されているハードウェア・ソフトウェアとそれらの機能設計(機能と役割)例について 実例をもとに解説する. | 【事前学習】任意波形発生装置について用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第10回 | 測定システムの実例(3) 最新の測定システムである変調解析装置やネットワークアナライザを例に,装置を実現するにあたり使用されているハードウェア・ソフトウェアとそれらの機能設計(機能と役割)例について 実例をもとに解説する. | 【事前学習】変調解析装置やネットワークアナライザについて用途と機能概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第11回 | 測定システム調査とレポート作成(1) デジタル信号処理を用いた測定システムの調査を行う.これまで学んできた技術がどのようにシステムに実装・使用されているか,その装置を特徴付けている主要技術について調査しレポートを作成する. | 【事前学習】デジタル信号処理を用いた測定システムの調査を行うこと. 【事後学習】調査内容について理解した内容を発表資料としてまとめること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第12回 | 測定システム調査とレポート作成(2) 前回に引き続き,デジタル信号処理を用いた測定システムの調査を行う.これまで学んできた技術がどのようにシステムに実装・使用されているか,その装置を特徴付けている主要技術について調査しレポートを作成し提出する. | 【事前学習】デジタル信号処理を用いた測定システムの調査を行うこと. 【事後学習】調査内容について理解した内容を発表資料としてまとめること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第13回 | 次世代測定システムに必要となる技術の紹介(1) 次世代の測定システムとして,100GHzを超えるスペクトラム測定装置について,本装置を実現するために用いられている高周波ミキシング技術やその関連技術について説明する. | 【事前学習】ミリ波測定技術について調査し概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第14回 | 次世代測定システムに必要となる技術の紹介(2) 次世代の測定システムとして,100GHzを超えるスペクトラム測定装置について,本装置を実現する際に問題となるスプリアスを低減する技術としてプリセレクタ技術を用いた測定等. | 【事前学習】ミリ波測定技術について調査し概要を調べておくこと. 【事後学習】授業中に説明した事柄について、理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
第15回 | 次世代測定システムと必要となる技術の紹介のまとめ 調査レポート内容について各自発表するとともに,当該科目を受講してみての感想および議論を行う. | 【事前学習】調査レポート内容について詳細を確認しておくこと. 【事後学習】全授業をとおして学修した事柄をまとめ理解を深めること. | 事前学習:2時間 事後学習:2時間 |
その他
教科書 |
特になし(必要により適宜資料を配付).
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
平常の取り組み,レポート等により総合的に評価. |
質問への対応 | 授業時やメールにて受ける. |
研究室又は 連絡先 |
4号館431室(fuse.masaaki@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 4号館431室
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学生への メッセージ |