2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 通信理論特論 | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 吉開 範章 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J43A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ディジタル通信方式の基礎理論である信号解析、符号化に関わる原理・定理の他、待ち行列理論/トラヒック理論、ネットワーク・アーキテクチャ、暗号理論とセキュリティなど、現在の情報通信構築の基礎となっている諸理論を概説し、今後の情報通信ネットワークへの洞察力を高める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業.PCプロジェクタを用いて講義を行う.講義資料(レジメ)を事前にCST-VOICEにアップするのでダウンロードして講義に臨むこと.企業研究所の実務経験を元に、現場で使われる基礎理論を中心に、講義を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
理工学部博士前期課程の学生で情報通信の基本的な学習に興味のある人なら誰でも履修可能. |
授業計画
第1回 | イントロダクション 授業計画や成績評価などについて説明する。. 通信の基礎 通信系のモデル,通信の品質,通信で用いる尺度など,通信の基礎を学ぶ(復習する)。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
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第2回 | 信号と解析 フーリエ級数,フーリエ解析など信号解析の基礎を学ぶ.また,標本化定理を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第3回 | 有線伝送システムの構成と原理 光ファイバーを使用する通信システムの構成と原理を学習し、現状の通信システムの実現イメージを理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第4回 | 符号理論 代表的な符号誤り検出/訂正方式とその検出/訂正特性を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第5回 | 通信網構成1 伝達・交換と信号などの通信機能を学習し、さらに、ハイアラーキ構成と同期メカニズムを理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第6回 | 通信網構成2 ネットワークアーキテクチャ、通信プロトコルの基礎を学ぶ。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第7回 | 通信網構成3 インターネットの基本構成と、通信メカニズムについて学ぶ。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第8回 | ネットワーク理論 通信ネットワークにおける最短経路決定手法,最大フロー評価手法を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第9回 | 待ち行列理論1 待ち行列理論の基本モデルを学び、解析イメージを理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第10回 | 待ち行列理論2 リトルの公式の導出と、その意味を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第11回 | 待ち行列理論3 ポアソン過程の定式化と、その物理的な意味を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第12回 | 待ち行列理論4 状態遷移図と定常状態確率を学び、トラヒックモデルの定式化手法の基礎を学ぶ。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第13回 | トラヒック理論 アーラン分布を元に、待ち行列理論の通信網設計への応用を学ぶ。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第14回 | 暗号通信 暗号及び暗号通信の原理を学び,暗号・復号方式を理解する。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
第15回 | 認証方式 デジタル署名と本人認証の基礎を学ぶ。 | 【事前学修】配布資料を読み、理解しておく。 【事後学修】講義内容を復習し、不明な点が無いように理解を深める。 | 【事前学修】 2時間 【事後学修】 2時間 |
その他
教科書 |
特になし
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
甘利俊一 『情報理論』 ちくま学芸文庫 2011年 第1版
岡本 龍明 『現代暗号の誕生と発展:ポスト量子暗号・仮想通貨・新しい暗号』 近代科学社 2019年 第1版
E. Gelenbe, G.Pujolle 『待ち行列理論』 Introduction to Queueing Network John Wiley & Sons 1987年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(複数回:50%)及び出席(50%)により行う |
質問への対応 | 随時受け付ける.講義時間以外は電子メールにて. |
研究室又は 連絡先 |
yoshikai.noriaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |