2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 分析化学特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 吉川 賢治 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L12A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 化学技術の進歩における分析化学の寄与は非常に大きいものである.そのため,現在の分析化学の位置付け,社会からのニーズを学び,化学の各分野との明白な繋がりを理解する.また,理論のみに焦点を定めず,実際の現場で行われている分析技術等の説明も含めて総合的な視点から分析化学を学び,必要に応じた分析法の選択,結果の考察ができるようになる(理論および実践の両輪を修得することを目標とする). |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を行う. (基本的にPowerPointを用いるが,必要に応じて板書形式で講義を行う.) |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置の「分析化学Ⅰ」,「分析化学Ⅱ」および「機器分析」の内容について復習しておくこと.また,分析化学にかかわる計算法(指数,対数など)について復習するとともに,関連問題などで計算を実践することが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義内容の紹介 シラバスの確認,受講にあたっての諸注意など. | 【事前学修】学部で使用した分析化学の教科書を読み,復習をしておくこと. 【事後学修】講義中に登場した専門用語について,調べて理解すること. | 【事前学修】3時間 【事後学修】1時間 |
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第2回 | 分析化学の現状と社会からのニーズ 分析化学が関連するトピックスなどを挙げ,社会との関連性などから特徴を紹介する. | 【事前学修】分析化学が関連するニュースなどを事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | クロマトグラフィー(1) クロマトグラフィーの概要,分類などについて概説する. | 【事前学修】クロマトグラフィーの分類などについて事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | クロマトグラフィー(2) 向流分配など,クロマトグラフィーの原理について概説する. | 【事前学修】クロマトグラフィーの原理について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | クロマトグラフィー(3) 容量比,理論段数および分離度などのパラメーターについて概説する. | 【事前学修】クロマトグラフィー関連の計算法について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | クロマトグラフィー(4) クロマトグラフィーが関連する最近の研究例について概説する. | 【事前学修】クロマトグラフィー関連の研究例について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること(120分). | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | キャピラリー電気泳動法(1) キャピラリー電気泳動法の概要,分類などについて概説する. | 【事前学修】キャピラリー電気泳動法の分類などについて事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | キャピラリー電気泳動法(2) キャピラリー電気泳動法の原理,パラメーターについて概説する. | 【事前学修】キャピラリー電気泳動法関連の計算法について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | キャピラリー電気泳動法(3) キャピラリー電気泳動法が関連する最近の研究例について概説する. | 【事前学修】キャピラリー電気泳動法関連の研究例について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | フローインジェクション分析法(1) フローインジェクション分析法の原理,パラメーターなどについて概説する. | 【事前学修】フローインジェクション分析法について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | フローインジェクション分析法(2) フローインジェクション分析法が関連する最近の研究例について概説する. | 【事前学修】フローインジェクション分析法関連の研究例について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 質量分析法(1) 質量分析法の概要,分類などについて概説する. | 【事前学修】質量分析法の分類などについて事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 質量分析法(2) 質量分析法の原理,パラメーターについて概説する. | 【事前学修】質量分析法の原理などについて事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 質量分析法(3) 質量分析法が関連する最近の研究例について概説する. | 【事前学修】質量分析法関連の研究例について事前に調べておくこと. 【事後学修】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 平常試験およびその解説 第2回~第14回の内容について,授業内試験および概説を行う. | 【事前学修】第14回で紹介した出題範囲の関連問題を解答できるようにすること. 【事後学修】解答できなかった箇所について改めて確認すること. | 【事前学修】3時間 【事後学修】1時間 |
その他
教科書 |
教科書はとくに指定しない(必要に応じてプリントなどを配布する).
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
本水昌二 他 『基礎教育シリーズ 分析化学<基礎編>(ISBN:9784808230586)』 東京教学社 2021年 第2版
本水昌二 他 『基礎教育シリーズ 分析化学<機器分析編>(ISBN:9784808230593)』 東京教学社 2021年 第2版
Gary D. Christian, Purnendu K. Dasgupta, Kevin A. Schug, Analytical Chemistry, 7th Edition(ISBN:978-0-470-88757-8), WIELY, 2013
その他,必要に応じて講義のときに紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(70%),理解度の確認を兼ねた課題(30%)により総合評価する.なお,課題の模範解答例は次回の講義開始時に解説する.ただし,出席回数が全体の2/3(10回)を下回った場合は評価しない. |
質問への対応 | 講義終了後,教室または研究室にて対応する. また,急な回答を必要としない場合はメールによる質問も受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
無機機能分析研究室(駿河台校舎2号館224B室) TEL:03-3259-0801,E-mail:yoshikawa.kenji@nihon-u.ac.jp (メール送信時は@を半角に変えて送信して下さい.) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 12:40 教室もしくは研究室にて対応する
木曜 駿河台 15:00 ~ 18:00 研究室にて対応する
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学生への メッセージ |
「分析化学Ⅰ」,「分析化学Ⅱ」および「機器分析」で学習した内容は「分析化学特論Ⅰ」でも共通知識として必要不可欠なので,繰り返し勉強しておくこと.講義の進行状況によっては,講義内容が多少前後する可能性があり得ますが,その際は改めて連絡します.なお,やる気のない者(講義中の私語,他科目のレポート作成,携帯電話の使用など)には退室を命じます. |