2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 細胞生物学特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 西村 克史 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L34A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 1) 生命系の学問の土台であり,また,バイオテクノロジーの基礎となる「細胞」の基本的な考え方と基礎知識が身に付く。生命とは何かを細胞レベルを中心とした物質面(構造)と機能面から説明することができる。 2) 生体の恒常性維持機構, 分子生物学等の幅広い知識が身に付く。また,様々な疾患との関係を説明できる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
[対面授業] 講義形式で授業を行うので必ず教科書を持参すること.また,終了後に学んだこと・感じたこと・考えたことを提出できるようにまとめておくこと。提出課題については,次の授業時に回答・解説を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
基礎生命科学の内容を復習しておくこと。 生命科学I, II, III の内容を確認しておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 【授業内容】:「ガイダンス,細胞とは」 | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】細胞とは何かをまとめる | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 【授業内容】:「人体を構成する要素」人体を構成する細胞,組織,臓器の種類,位置,および形について | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】人体を構成する細胞,組織,臓器の種類,位置,および形についてまとめる | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 【授業内容】細胞内小器官1:真核細胞と原核細胞 | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】真核細胞と原核細胞の違いを説明する | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 【授業内容】細胞内小器官2:細胞壁,細胞膜,核 | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】細胞壁,細胞膜,核についてまとめる | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 【授業内容】細胞内小器官3:小胞体,ゴルジ体,分泌小胞,リソソーム,ペルオキシソーム | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】小胞体,ゴルジ体,分泌小胞,リソソーム,ペルオキシソームについてまとめる | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 【授業内容】細胞内小器官4:ミトコンドリアと電子伝達系 | 【事前学習】教科書p165-181を読んでおくこと. 【事後学習】ミトコンドリアと電子伝達系を説明できるようにする | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 【授業内容】「内分泌1: ペプチドホルモンと関連疾患」 | 【事前学習】教科書p183~186およびp228~229を予習しておくこと 【事後学習】ペプチドホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 【授業内容】「内分泌2: ステロイドホルモンと関連疾患,アミノ酸誘導体ホルモンと関連疾患①」 | 【事前学習】教科書p183~186およびp220,p228~229を予習しておくこと. 【事後学習】ステロイドホルモンおよびアミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 【授業内容】「自律神経1: 中枢神経系と末梢神経系」 | 【事前学習】教科書p183~192を予習しておくこと. 【事後学習】中枢神経系と末梢神経系の違いを理解し,脳の構造を説明できるように復習しておくこと.これまで学んだことを復習する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 【授業内容】「自律神経2: アミノ酸誘導体ホルモン(神経伝達物質)と関連疾患②」 | 【事前学習】:教科書p188~192およびp216~222を予習しておくこと. 【事後学習】:アミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 【授業内容】「自律神経3: アミノ酸誘導体ホルモンと関連疾患③」 | 【事前学習】教科書p188~192およびp216~222を予習しておくこと. 【事後学習】学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。アミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 【授業内容】「免疫1: 自然免疫と獲得免疫」 | 【事前学習】教科書p193~205を予習しておくこと. 【事後学習】自然免疫・獲得免疫について理解し,説明できるように復習しておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 【授業内容】「免疫2: 抗体と医薬品」 | 【事前学習】:教科書p193~205およびp219~220,p224~227を予習しておくこと. 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 【授業内容】「がん: 発がんのメカニズム」 | 【事前学習】教科書p119~145およびp206~215を予習しておくこと. 【事後学習】学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 【授業内容】「がん: がん治療」 | 【事前学習】教科書p206~215およびp226~228を予習しておくこと. 【事後学習】学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
秋久俊博・長田洋子編集 『生体分子化学』 共立出版 2008年 第2版
生命科学系の授業(基礎生命科学,生命科学I,生命科学III)とも共通の教科書です。
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
貴邑 冨久子,根来 英雄 『シンプル生理学』 南江堂 2016年 第改訂第7版
石井 邦雄,栗原 順一,田中 芳夫 『パートナー薬理学』 南江堂 2019年 第改訂第3版
志村二三夫,岡純,山田和彦 『解剖生理学』 栄養科学イラストレイテッド 羊土社 2012年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
課題提出50%,質問回数40%,発表回数10%の割合で評価する。 出席回数が9回に満たない場合,学業成績の査定を行わない. |
質問への対応 | 授業中及び授業後に対応する。 課題に書き込むことも可能(次回授業時に回答)。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋836室(内5588)、駿河台228B室(内824)、nishimura.katsushi@nihon-u(+ .ac.jp) |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 16:30 ~ 17:10
|
学生への メッセージ |
みなさんとの討論を通じて,細胞への理解をより深めて行きたいと思います。宜しくお願い致します。 |