2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 生命化学特別研究 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 鈴木 佑典 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L66Q |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
・新たな疾患治療を指向した神経変性疾患および血液疾患における複合糖質・脂質の機能解明. ・様々な環境変化に伴い制御される複合糖質合成酵素の発現制御機構の解明. ・簡便かつ迅速な脂質合成・精製法の確立およびその応用. ・質量分析(MS)イメージング解析法による脂質の局在解析法の改良およびその応用. ・ゲノム編集法による複合糖質・脂質遺伝子の改変細胞株を作製し,標的遺伝子の様々な生命現象へのかかわりについて解明を行う. ・腎疾患のバイオマーカーの探索や新規治療につながる分子の同定および機能解明を行う. ・美白や抗シワにつながる皮膚の老化の抑制機構について明らかにする. ・食品成分の細胞への影響について明らかにする。 ・常在細菌由来水酸化脂肪酸およびその代謝物の神経細胞に対する影響を明らかにする。 など |
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学修到達目標 | 社会に貢献できる研究者・技術者になるために2年間の実験と修士論文の作成を通じて,生命科学と機能面から体系的に理解するとともに,その応用に必要な考え方や知識を身につけ,コミュニケーション力,企画力,実行力,想像力を養う.材料としては,天然原料,培養細胞,微生物などを用いて,生理活性低分子,脂質,酵素,タンパク質などの抽出・精製・構造解析,誘導体化,また,遺伝学光学的手法を用いたそれら物質の制御や生産に関する実験を自ら立案し試行錯誤を繰り返しながら目的の結果を得る力を身につける. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
研究テーマに基づき,調査,実験,研究,討論,および学会発表を行う.最終的に修士論文として研究成果をまとめる. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
基礎生命科学,基礎有機化学の内容を必ず身につけておくこと.また,生命科学I・II・III,分子生物学,生命有機化学I・IIを習得していることが望ましい.また,専門英語の論文を理解するための英語力を身につけておくこと. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
出席率,実験態度,実験量,文献調査の量,学会発表,修士論文の内容により総合的に評価する. |
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質問への対応 | 研究室で随時対応. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館228A室(鈴木) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 11:00
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学生への メッセージ |
大学院生活では,単に実験手法を学ぶだけではなく,論文などを紐解きながら研究目的,理論,および実験操作の原理を理解する努力を重ねていきます.また,得られたデータをまとめ,解釈し,次への実験に発展させていく応用力を身につけていきます.さらには,それらのデータを基にして発表することを繰り返し行っていきます.このように社会人になった時に必ず必要となる基礎力や応用する力を蓄積し,成長することができる貴重な時間と考えています. 研究だけではなく,様々な事象に対し,一緒に学び,成長してくれることを楽しみにしています. |