2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 科学史特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 雨宮 高久 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜6 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M16A M32C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 学部講義「科学史」の内容を踏まえて、物理学専攻の大学院生として身につけておくべき物理学の歴史に関する教養を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業形式 配布資料およびパワーポイントによる講義。 なお、受講者によって講義内容を変更する可能性がある。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学(特に必修教科である力学、物理数学、電磁気学、量子力学、統計物理学)に関する基礎知識。学部講義「科学史」を受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 科学史の復習Ⅰ:古代ギリシアの自然学とスコラ学、天動説 | 【事前学修】スコラ学について調べる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
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第2回 | 科学史の復習Ⅱ:地動説、ケプラーとガリレイ | 【事前学修】ケプラーとガリレイの経歴を調べる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第3回 | 科学史の復習Ⅲ:力学史1 インペトス理論/落体の法則と慣性の法則/ホイヘンスによる衝突と振り子 | 【事前学修】力学に関する基礎的な内容を復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第4回 | 科学史の復習Ⅳ:力学史2 『自然哲学の数学的諸原理』 | 【事前学修】アイザック・ニュートンの経歴を調べる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第5回 | 科学史の復習Ⅴ:理性の時代 | 【事前学修】自然科学における数学の役割を考え、まとめる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第6回 | 科学史の復習Ⅵ:物理学に関する前線の拡大 | 【事前学修】熱力学や統計物理学の基礎事項を復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第7回 | エネルギーの科学史Ⅰ:エネルギー前史/活力論争 | 【事前学修】エネルギーの定義を復習し、活力論争について調べる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第8回 | エネルギーの科学史Ⅱ:蒸気機関の熱力学理論/電池の開発 | 【事前学修】高等学校で学習した電池の原理を復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第9回 | エネルギーの科学史Ⅲ:エネルギー保存則/原子核エネルギー/原子力の軍事利用 | 【事前学修】エネルギー保存則および原子核物理学について復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第10回 | 熱学の発展 | 【事前学修】熱力学に関する基礎事項について復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第11回 | 電磁気学の体系化 | 【事前学修】電磁気学に関する基礎事項について復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第12回 | 量子力学・素粒子論の歴史 | 【事前学修】量子力学に関する基礎事項について復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第13回 | 物性物理学の歴史 | 【事前学修】X線および磁性物理学に関する基礎事項について復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第14回 | 核融合研究開発の歴史 | 【事前学修】核融合発電の現状を調べる。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第15回 | ノーベル賞(特にノーベル物理学賞)の歴史 | 【事前学修】事前に提示される期末レポート課題の内容を調べ、レポートを作成する。 【事後学修】各自の所属する研究室の研究活動の変遷を調べる。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
その他
教科書 |
特に指定しない。講義内容に関しては、配布資料を参照のこと。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
必要に応じて、講義中に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎週の小レポート(70%)と期末レポート課題(30%)で評価する。 レポートの評価については、次回の授業時にフィードバックを行う。 なお、基本的には個別ではなく、受講者全体へのフィードバックを予定している。 期末レポート課題に関しては、内容によっては再提出を課す可能性がある。 |
質問への対応 | 講義後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先(メールアドレス)は講義中に指示する。 研究室:駿河台校舎8号館3階833B室 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:00 ~ 13:00
月曜 駿河台 20:00 ~ 20:30 社会人科目履修者のみ、教室で対応
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学生への メッセージ |
講義資料は配布する。 |