2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
| 科目名 | 統計物理学特論Ⅰ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 糸井 千岳 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M23C |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 典型的な磁性体の性質として知られている，常磁性，強磁性，反強磁性などの秩序変数による相の分類と，相転移の性質を理解するための解説を行い，演習を通じて理解を深める．また，スピングラスなど，ランダムな相互作用を持つ磁性体に対する，最近の数理物理学における進展を解説する．CST-VOICEから、講義ノートをダウンロードして学習せよ． |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義形式およびレポート課題 |
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準備学習（予習・ 復習等）の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部物理学科の統計物理学の知識 |
授業計画
| 第1回 | 正準分布の復習 予習として学部の復習を３０分 | 事前学習：正準分布を復習しておく 事後学習：具体例の復習を行う | 事前学習：1時間 事後学習：1時間 |
|---|---|---|---|
| 第2回 | 磁場中の自由スピン系 | 事前学習：予習として学部の２準位系の復習 事後学習：磁化と磁化率の復習 | 事前学習：1時間 事後学習：1時間 |
| 第3回 | 1次元Ising模型 | 事後学習：自由エネルギー密度導、磁化、磁化率導出の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第4回 | 長距離相互作用する強磁性Ising模型の相転移1 | 事後学習：自由エネルギー密度導出の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第5回 | 長距離相互作用する強磁性Ising模型の相転移２ | 事後学習：磁化と磁化率の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第6回 | 平均場近似とLandauの現象論 | 事後学習：平均場近似による自由エネルギー導出の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第7回 | バイパータイト型長距離相互作用Ising模型1 | 事後学習：自由エネルギー密度導出の復習 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第8回 | バイパータイト型長距離相互作用Ising模型2 | 事後学習：磁化と磁化率の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第9回 | ランダムスピン模型 | 事後学習：ランダムスピン模型とはどんな模型か復習せよ | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第10回 | 長距離相互作用するランダム磁場Ising模型1 | 事後学習：自由エネルギー密度導出の復習 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第11回 | 長距離相互作用するランダム磁場Ising模型2 | 事後学習：磁化の復習およびレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第12回 | ランダム磁場Ising模型にレプリカ対称性の破れがないこと1 自由エネルギー密度の無限体積極限の存在 | 事後学習：自由エネルギー密度の無限体積極限の復習 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第13回 | ランダム磁場Ising模型にレプリカ対称性の破れがないこと2 物理量の自己平均性 | 事後学習：自由エネルギー密度の自己平均性の復習とレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第14回 | ランダム磁場Ising模型にレプリカ対称性の破れがないこと3 Chattterjeeの不等式 | 事後学習：Chattterjeeの不等式の復習とレポート作成 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
| 第15回 | ランダム磁場Ising模型にレプリカ対称性の破れがないこと4 Ghirlanda-Guera等式 | 事後学習：Ghirlanda-Guera等式の不等式の復習 | 事前学習：0時間 事後学習：2時間 |
その他
| 教科書 |
なし
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|---|---|
| 参考資料コメント 及び 資料（技術論文等） |
講義ノートに引用されている参考文献を見ること．
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| 成績評価の方法 及び基準 |
課題を数回出題するので、提出されたレポートで評価する． |
| 質問への対応 | 随時 |
| 研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 833G室 itoi.chigakuアットマークnihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ～ 14:20
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| 学生への メッセージ |
板書による講義を予定している。２０１５年のChatterjeeの論文紹介を目標とする。 |