2024年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 生物物理学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小松崎 良将 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M55B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 脳は膨大な化学的・物理学的過程をもつ巨大な動的システムである。非線形力学系、熱力学の情報論的解釈、ネットワーク科学などを通して、認識、記憶学習、行動制御に至る脳神経機能の原理について考察することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で対面授業を行う。 本講義では毎回資料を配布して、シラバスの内容の講義を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部授業「生物概論」および「生物物理学」を受講していることが望ましい。細胞生物学の基礎的な知識があることを前提に授業を進めるので、「細胞の分子生物学」(ニュートンプレス)などを一読しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 脳の基本構造とその機能。本講義の今後の授業指針についても紹介する。 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 脳と物理学:脳と物理学の関係について、さまざまな観点から考察する。 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 非線形力学系と脳のダイナミクス | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | ニューロン活動のモデル化 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 知覚(視覚野、前頭前野) | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 脳の計算理論と拘束条件 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 補完問題と仮説生成。 生命システムの部分と全体 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 自由エネルギー原理 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 知覚過程のモデル化 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 能動的推論と行動決定 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | スモールネットワーク現象 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | グラフ理論と神経ネットワーク | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | ネットワーク理論を用いた意思決定モデル | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 最新の研究動向とその展望 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 本授業の総括 | 【事前学習】指定の参考資料の該当箇所を熟読し、理解できない箇所は質問できるようにまとめておくこと。 【事後学習】本講義内容を学生間で議論し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
特に指定はしない
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
宮川博義・井上雅司 『ニューロンの生物物理』 丸善 2013年 第2版 Eric Kandel, James Schwartz, Thomas Jessell, Principles of Neural Science, McGraw-Hill Professional, 2012, 5 edition
その他、授業時に提示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートにより評価する |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス: komatsuzaki.yoshimasa@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 7号館742C
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学生への メッセージ |