2025年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 土木工学特別講義 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 関・中村 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | A11C |
クラス | 1年 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木工学分野の初期的な理解を進めるための調査への取り組みや報告書作成のための基本的な文章力、構成力の強化、実社会での土木プロジェクトの理解、および2年次から始まる土木の専門科目を理解するために必要な数学力・物理力の基礎力強化を図る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
土木工学に関する調査を実施・報告するための基礎的事項の講義・演習を実施する。また、土木のプロジェクト紹介の講義を実施する。加えて、力学系の土木専門科目から見た数学・物理を,講義と演習及び簡易実験などを通じて学び,数学・物理に関する基礎力を向上させる。講義は対面形式で実施する。 |
履修条件 | 土木工学インセンティブを履修していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・5・6・7・8及びCP1・2・3・5・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、身近な土木の調査1:身近な土木工学に関する調査について概説を行う。 | 【事前学習】前期の土木工学インセンティブの内容を復習しておくこと。 【事後学習】講義の内容を講義メモ等を用いて復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 身近な土木の調査2:調査報告書の構成と書式について講義する。 | 【事前学習】事前配布資料を予習すること。 【事後学習】講義の内容を講義メモ等を用いて復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 身近な土木の調査3:図表による表現、調査報告の構成、プレゼンテーション方法について講義する。 | 【事前学習】事前配布資料を予習すること. 【事後学習】講義の内容を講義メモ等を用いて復習するこ。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 分野①構造(その1) ~数式の導出過程と変数の意味~ はりの載荷実験の観察を行い,実験結果から物理現象を表現する数式を導く過程,数式に含まれる多様な変数とその意味を学ぶ。また、変形したはりの形状を表す数式を題材として,数式をグラフに表す方法,数式が表す意味を学ぶ。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 分野①構造(その2) ~様々な関数~ 構造部材が突然折れ曲がる“座屈”現象を観察し,部材の形状を数式で表し,三角関数など,複雑な関数が物理現象の表現に用いられることを学ぶ。また、物体が振動する現象を観察し,変位と時間の関係を数式で表し,指数関数など,複雑な関数が物理現象の表現に用いられることを学ぶ。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 文章表現力➀ 報告書作成のための基本的な文章力と構成力の向上を、事例演習を含めて実施する。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 分野②水理(その1) 流体(水)が静止している場合の力学(静水力学)を対象に、静水中の圧力および平板に作用する水圧の問題に適用されている数学について学ぶ。また、数式・図表(グラフ)を用いて、数式まじりの文章で説明する力を向上させる。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 分野②水理(その2) 水工設計法の一例として、自由水面を有する開水路で等流の場合の断面決定法を対象に、数式の物理的意味とその考え方について学ぶ。また、数式・図表(グラフ)を用いて、数式まじりの文章で説明する力を向上させる。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 文章表現力② 報告書作成のための基本的な文章力と構成力の向上を、事例演習を含めて実施する。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 分野③地盤(その1) 建設工事に伴う地盤の変形や破壊,豪雨による土砂災害,堤防の決壊,地震時の液状化ほか,土木技術者が対応すべき地盤の問題は多い.2年次以降の地盤力学や地盤工学で学ぶ地盤の諸問題を簡単に紹介した上で,特に重要な現象を題材に, 1.模型実験,モデル実験等の現象の観察による特徴の把握 2.現象の数式化,グラフ化 3.数式,グラフによる特徴の把握 4.数式を解くために必要な数学の基礎を徹底理解 に取り組む. 地盤分野1週目は,地盤内の水の流れの特徴(移動経路,移動速度等)について,砂地盤の簡易透水実験,ガラスビーズ地盤の水の流れの可視化実験を基に考える. | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 分野③地盤(その2) 地盤分野2週目は,1週目に確認した地盤の透水性に関する法則に基づき,粘土の透水性(透水試験)について,導かれる微分方程式を現象と対比しながら考える.また、軟弱地盤上の工事に伴う地盤の変形(圧密)について,現象をモデル化した実験を参考に,導かれる圧密現象の基礎方程式を現象と対比しながら考える. | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 文章表現力③ 報告書作成のための基本的な文章力と構成力の向上を、事例演習を含めて実施する。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 土木プロジェクトの講義1:主に民間における土木プロジェクトに関する紹介講義を行う。 | 【事前学習】事前に配布する資料を予習すること。 【事後学習】講義中に出題した演習問題を解き直し復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 土木プロジェクトの講義2:主に行政における土木プロジェクトに関する紹介講義を行う。 | 【事前学習】事前配布資料を予習すること。 【事後学習】講義の内容を講義メモ等を用いて復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 土木プロジェクトの講義3:主に海外における土木プロジェクトに関する紹介講義を行う。 | 【事前学習】事前配布資料を予習すること。 【事後学習】講義の内容を講義メモ等を用いて復習すること。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
必要に応じて資料を配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
各テーマで出題したレポートの提出状況およびレポート内容に基づいて成績を評価する。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 基本的に講義中の質問、メールで受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
関教授(タワー・スコラ S1108号室):seki.fumio@nihon-u.ac.jp 羽柴教授(測量実習センター,タワー・スコラ S1105号室):hashiba.hideki@nihon-u.ac.jp 重村准教授(タワー・スコラ S1109号室):shigemura.satoshi@nihon-u.ac.jp 園部雅史助教(測量実習センター、タワー・スコラS1124号室):sonobe.masashi@nihon-u.ac.jp 三友奈々助教(タワー・スコラS1035号室):mitomo.nana@nihon-u.ac.jp 山田雄太助教(タワー・スコラS1127号室):yamada.yuuta@nihon-u.ac.jp 佐藤柳言助教(タワー・スコラS1129号室):satou.ryugen@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 12:40
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学生への メッセージ |
積極的な姿勢で受講してください。 |