2025年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 応用力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 長谷部 寛 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A25M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 橋やダムなどの構造物はさまざまな力を受けながら自立している。「応用力学」では,「はり」の力学を中心として構造物の力学の基礎理論を学ぶことにより,構造物がどのように力を伝達し,同時にどのように変形するかを解析することができる。その結果,「はり」という構造物を設計するための基礎的素養を実につけることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面形式として実施する。関連する授業科目「応用力学演習」では,本授業の内容に関する演習を行うので併せて履修をすること。もしくは事前に履修していること。 |
履修条件 | 「応用力学演習」を同時に履修すること,あるいは事前に履修をしていること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 静定はりの断面力(1):はりの基礎知識,断面力の求め方,単純ばり,片持ちばり,分布荷重,集中モーメント | 【事前学習】教科書第1章および第2章(2.1~2.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 静定はりの断面力(2):間接荷重,ゲルバーばり | 【事前学習】教科書第2章(2.7)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 理解度確認演習(1):はりの断面力 | 【事前学習】第1週から第2週の内容を復習すること。 【事後学習】出題された問題を再度解き,理解が不十分な箇所を質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第4回 | 応力とひずみ(1):応力,ひずみ,応力とひずみの関係,組み合わせ部材 | 【事前学習】教科書第3章(3.2, 3.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 応力とひずみ(2):せん断応力・せん断ひずみ,組み合わせ応力,2次元の応力・ひずみ関係,組み合わせ部材 | 【事前学習】教科書第3章(3.2, 3.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 断面の諸量(図心,断面1次モーメント,断面2次モーメント) | 【事前学習】教科書第4章を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | はりの応力(1):曲げによる変形と応力 | 【事前学習】教科書第5章(5.1, 5.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | はりの応力(2):曲げによるせん断応力 | 【事前学習】教科書第5章(5.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 理解度確認演習(2):応力とひずみ,はりの応力 | 【事前学習】第4週から第8週の内容を復習すること。 【事後学習】出題された問題を再度解き,理解が不十分な箇所を質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第10回 | はりのたわみ(1):曲げモーメントとたわみの関係,微分方程式と境界条件 | 【事前学習】教科書第5章(5.4, 5.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | はりのたわみ(2):荷重・断面力・たわみの関係 | 【事前学習】教科書第5章(5.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 影響線 | 【事前学習】教科書第2章(2.8)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | はりの最大曲げモーメント | 【事前学習】第12回の内容を復習し,理解が不十分な点を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | はりの力学に関するまとめ | 【事前学習】教科書および板書ノートを読み返し,理解が不十分な点を質問できるようにしておくこと。 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認演習(3) | 【事前学習】第10週から第14週の内容を復習すること。 【事後学習】出題された問題を再度解き,理解が不十分な箇所を質問できるようまとめておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
その他
教科書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
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参考書 |
野村卓史・長谷部寛 『構造力学演習』 コロナ社 2020年
米田昌弘 『構造力学を学ぶ(基礎編)』 森北出版 2003年
竹間弘・樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版 1995年
『構造力学演習』(野村卓史・長谷部寛 共著)は「応用力学演習」の授業の教科書です。多くの演習問題が掲載されているので,本授業の予習・復習にも活用できます。
ほかの2つ参考書ともこの授業の内容・レベルにあった良書です。講義の説明を補ったり,演習問題を解いて実力をつけることに有益です。
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成績評価の方法 及び基準 |
3回の理解度確認演習の評価に基づいて総合的に評価する。ただし,授業の出席状況が不良の場合は成績評価の対象外とする。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | オフィスアワーに対応する。並行して設置している「応用力学Ⅰ演習」を履修している場合は,その授業の演習時間中にも質問に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
タワー・スコラ 10階 S1002室,hasebe.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 長谷部
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学生への メッセージ |
応用力学,構造力学は,理論を理解するだけでなく,実際の問題を確実に解けるようになることが重要です。そのために授業と演習を協調させています。多数の問題に取り組むことが,逆に理論の理解,構造物の力学的特徴の理解にもつながります。演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に解く訓練をして下さい。また,応用力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です。ここでの学修が必ず将来に役立ちます。 |