2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 道路工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 吉岡・青山 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B12B |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラムの位置づけは、道路計画・道路設計・道路管理に関する専門的な知識・技術を道路構造令に準拠し演習を交えて習得することです。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用力」,H「計画的遂行能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 具体的な学習目標は以下の通りです。 (D)専門応用力 ・道路の技術基準に関わる法体系について理解できていること. ・道路の区分の決定方法について理解できていること. ・交通条件に基づいて横断面構成を示し,線形・視距を計算できること. ・道路構造物や道路付属施設について基礎的な知識を有していること. (H)計画的遂行能力 ・多様な道路の機能を理解し,それぞれに応じて道路構造の決定がされる枠組みを理解できていること. ・道路の区分の決定から横断面構成および線形・視距の計算に至る流れについて理解できていること. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は演習を交えて行います。 なお、本科目は技術士を有する実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目、エンジニアリングコース必修科目、マネジメントコース選択科目 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目は、DP1・3・4・5・7・8及びCP1・3・4・5・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 道路構造令の概要:道路工学とは、道路の技術基準とその位置付け、道路構造令の歴史(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 道路の機能と道路構造:道路の機能、道路の機能と道路構造(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 道路の区分と設計車両、設計速度:道路の計画設計のための要素、道路の区分と決定、設計車両、設計速度(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 道路の横断面構成(1):横断面の構成要素、車道および車線数の決定、交通容量と設計基準交通量(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 道路の横断面構成(2):車道に関する規定、歩道等に関する規定、建築限界(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 道路の横断面構成に関する演習:道路の横断面構成の決定と解説(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 道路の横断面構成(3):付加追越車線・登坂車線,停車帯、副道、道路環境(青山) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 幾何構造(1):車道の屈曲部、曲線半径等(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 幾何構造(2):緩和区間、クロソイド曲線、制動停止視距等(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 平面交差(1):交差点付近の幾何構造、横断構成(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 平面交差(2):左折導流路の設計、導流島と導流路、横断歩道、停止線(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 平面交差(3):ラウンドアバウト(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 道路構造(1):舗装および維持管理、付属施設等(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 道路構造(2):概説、種類、設置基準、設置場所等(吉岡) | 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。 【事後学習】これまでの授業内容を十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認試験および解説(吉岡・青山) | 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと.(120分) 【事後学習】テストの解説を十分理解しておくこと.(120分) | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
教科書は用いません。
道路構造令をclassroomにアップしますのでプリントアウトして授業に臨んでください。
参考資料の「道路構造令の解説と運用」を購入されることをお勧めします。
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参考書 |
社団法人 日本道路協会 『道路構造令の解説と運用』 丸善 2021年
(一社)交通工学研究会 『道路交通技術必携2024』 2024年
(一社)交通工学研究会 『平面交差の計画と設計 基礎編』 丸善出版 2018年
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成績評価の方法 及び基準 |
・授業で実施する演習課題(30%)と、全体的な知識の理解度を理解度確認試験(70%)により実施する。 ・学習目標を達成するために,全ての授業回で出席することを原則とし,出席が80%に満たない場合は採点対象としない。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等はオフィスアワーおよびE-mailにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
青山:交通計画研究室 7211室 aoyama.eri@nihon-u.ac.jp 吉岡:運輸交通計画研究室 744室 yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 吉岡
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 青山
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学生への メッセージ |
わが国の道路計画・設計のための制度や基準等について工学的な視点を交えて理解を深めていきましょう。 |