2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | コンクリート構造 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 谷口・斉藤 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B12C |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,交通施設構造物の建設に多く用いられる構造の中で ,主に鉄筋コンクリート構造についての基礎的な知識と計算方法を習得することです。 特に,設計において必要な鉄筋コンクリート構造における曲げやせん断を受ける部材の挙動や耐力等の計算方法を実用できる力を養います。さらに,維持管理(補修・補強)業務に必要な知識を養います。 本科目は,交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D「専門応用力」、I「デザイン・総合力」の達成に重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 教科書を中心に講義を進めます。理解を助けるために適宜課題演習を行います。 (講義)パワーポイントと板書を併用し講義を行う。 (演習)教科書の章末問題等を基に、理解を定着させます。 |
履修条件 | 専門教育科目 エンジニアリングコース:必修科目 マネジメントコース:選択科目 履修条件:建設材料を履修していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | <講義内容の説明,序論> コンクリート構造の種類,鉄筋コンクリートの特徴,鉄筋コンクリートの成り立ち | 【事前学習】教科書(P1~P4)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
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第2回 | <鉄筋コンクリートの設計法> 設計の基本,要求性能の照査,各種構造物の設計指針類,限界状態設計法,許容応力度設計法 | 【事前学習】教科書(P11~P25) をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第3回 | <曲げを受ける部材(1)> 曲げ応力度(基本仮定,曲げモーメントを受ける部材)など。 | 【事前学習】教科書(P44~P57)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第4回 | <曲げを受ける部材(2)> ひび割れ幅と変形など。 | 【事前学習】教科書(P57~P65)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第5回 | <曲げを受ける部材(3)> 曲げ耐力など。 | 【事前学習】教科書(P65~P69)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第6回 | <曲げを受ける部材の演習> レポート演習課題(教科書の章末演習問題)を返却し、解説を行う。 | 【事前学習】教科書(P128~P133)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第7回 | <せん断力を受ける部材(1)> 断面力とひび割れ(断面力と応力)など。 | 【事前学習】教科書(P.72~P.78)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第8回 | <せん断力を受ける部材(2)> 断面力とひび割れ(ひび割れとせん断補強,破壊形式)など。 | 【事前学習】教科書(P.78~P.81)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第9回 | <せん断力を受ける部材(3)> せん断耐荷機構(コンクリートの耐荷機構,せん断補強鉄筋)など。 | 【事前学習】教科書(P.81~P.83)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第10回 | <せん断力を受ける部材(4)> せん断耐荷機構(トラス理論,ウェブコンクリートの耐荷機構)など。 | 【事前学習】教科書(P.84~P.88)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第11回 | <せん断力を受ける部材の演習課題の解説> レポート演習課題を返却し、解説を行う。 | 【事前学習】教科書(P.133~P.138)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第12回 | <軸力と曲げを受ける部材> 軸力および軸力と曲げを受ける部材の挙動など。 | 【事前学習】教科書(P.96~P.106)をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第13回 | <コンクリート構造物の維持管理(1)> コンクリート構造物の維持管理に関する総論 | 【事前学習】CST-VOICEにアップした資料をよく読み理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第14回 | <コンクリート構造物の維持管理(2)> コンクリート構造物の劣化診断(中性化、塩害の劣化予測) | 【事前学習】CST-VOICEにアップした資料をよく読み理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
第15回 | <理解度確認試験およびその解説>理解度確認のための試験を実施し,本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。試験の解答を示し,その解説を行う。学生は各自,理解できていなかった項目を復習し,理解を深めることとする。 | 【事前学習】教科書P1~P106をよく読みわからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(120分) |
その他
教科書 |
宮澤伸吾,岩月栄治,氏家勲,大下英吉,笠井哲郎,溝渕利明 『基礎から学ぶ鉄筋コンクリート工学』 朝倉書店 2022年 第2版
「2017年制定コンクリート標準示方書準拠」
第1版は重要な計算式が最新版と異なる部分がある。授業には必ず第2版を使用すること。
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参考書 |
内山久雄,牧剛史,加藤佳孝,山口明伸 『ゼロから学ぶ土木の基本 コンクリート』 オーム社 2012年 第1版
吉川弘道 『鉄筋コンクリートの解析と設計』 丸善 2004年 第2版
大塚浩司,小出英夫,武田三弘,阿波稔,子田康弘 『新版 鉄筋コンクリート工学』 技報堂 2013年
特になし
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成績評価の方法 及び基準 |
・総合評価は原則として理解度確認試験80%および授業時の演習レポート20%の配点とし,GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・出席が80%未満の場合は,原則として成績評価の採点対象としない。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | オフィースアワー時に対応。 |
研究室又は 連絡先 |
谷口(taniguchi.nozomu@nihon-u.ac.jp) 齊藤(saitou.junpei@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 谷口
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 齊藤
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学生への メッセージ |
本授業に望むにあたっては教科書,ノート,電卓,筆記用具(定規も含む)を常に持参し,授業中は常に静粛にし私語を慎むこと。 |