2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 舗装工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 山中・下川 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B14C |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、社会基盤施設整備のなかの道路建設のうち舗装技術について基礎的な知識全般を習得することです。 具体的には、交通荷重、使用材料、環境条件等を考慮した舗装の構造設計法について講義し、現行の舗装構造の設計方法を習得します。 また、舗装の施工技術、維持管理方法に関する知識全般を習得します。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」とI「デザイン・総合力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
舗装構造の設計について現行の設計法に至る過程と現行の設計方法を中心に講義と演習にて授業を進めます。 各回において復習レポートを課します。これは授業内容についてまとめたものであり、特段の解説を要する内容ではありませんが、重要な点については次回の授業で補足します。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース選択、交通基盤系 建設材料、舗装材料実験を修得していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 舗装の役割と機能(下川) | 【事前学習】舗装の役割と機能について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 舗装の性能と性能指標(下川) | 【事前学習】舗装に求められる要件と性能、性能指標について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | アスファルト舗装とコンクリート舗装(下川) | 【事前学習】アスファルト舗装とコンクリート舗装の構成と役割について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 舗装構造の基本的考え方(下川) | 【事前学習】舗装設計の歴史と理論について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 舗装材料と路床CBRの確認(山中) | 【事前学習】舗装材料の種類と特徴およびCBRについて、参考図書を用いて予習をしておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | アスファルト舗装の構造設計(理論的設計法、性能設計への移行)(山中) | 【事前学習】性能設計の概略およびアスファルト舗装の構造設計(理論的設計方法)の手順について、参考図書を用いて予習をしておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | アスファルト舗装の構造設計(一般的設計法)(山中) | 【事前学習】アスファルトの構造設計(一般的設計方法)の手順について、参考図書を用いて予習をしておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | アスファルト舗装の構造設計演習(1)(山中・下川) ・舗装断面の設計 | 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装断面の設計を行ってみること。 | 【事後学習】240分 |
第9回 | アスファルト舗装の構造設計演習(2)(山中・下川) ・舗装設計の経済評価 | 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装設計の経済評価を行ってみること。 | 【事後学習】240分 |
第10回 | コンクリート舗装の構造設計と演習(下川・山中) | 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装断面の設計を行ってみること。 | 【事後学習】240分 |
第11回 | 舗装の評価指標と方法(下川) | 【事前学習】舗装の維持管理のための評価指標について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 舗装の維持管理と方法(下川) | 【事前学習】舗装の管理と維持修繕技法について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 舗装の施工技術(山中) | 【事前学習】舗装の施工について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】授業内容について改めて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 空港・港湾舗装(山中) | 【事前学習】空港舗装および港湾舗装の種類と特徴(主に作用する荷重)について、参考図書などを用いて予習しておくこと。 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認試験およびその解説(山中・下川) 理解度確認試験を実施し、本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。理解度確認試験の解説を行う。学生は各自理解できていなかった項目を復習し理解を深めること。 | 【事後学習】授業時の解説を十分復習しておくこと。 | 【事後学習】240分 |
その他
教科書 |
教書は使用しません。
教材資料はclassroomを通じて配布し、授業時に説明します。
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参考書 |
(社)日本道路協会舗装委員会 『舗装設計施工指針(平成18年版)』 (社)日本道路協会 2006年
(社)日本道路協会舗装委員会 『舗装設計便覧』 (社)日本道路協会 2006年
『大学土木・道路工学 改訂2版』 多田宏行、中村俊行、稲垣龍興、栗谷川裕造 Ohmsha 2003年 第2版
舗装設計施工指針、舗装設計便覧は、現在の舗装に関する設計・施工に関する指針であり、舗装全般の内容を網羅し、将来実務に携わっても有用な書籍である。
大学土木・道路工学は、道路工学における舗装のあり方、舗装の設計手法、舗装の維持管理の手法等が要領よくまとめられている。
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成績評価の方法 及び基準 |
・各講義内容の理解度を確認する演習レポートを課します。 ・全体を通じた理解度を確認するための理解度確認試験を実施します。 ・これらについて、課題レポート・演習(40%)、理解度確認試験(60%)として総合評価します。 ・学習目標を達成するために全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%以下の場合は平常試験のレポート等の採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可する)。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等はオフィスアワーおよびE-mailにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
山中:地盤工学研究室(717室) yamanaka.kouichi@nihon-u.ac.jp 下川:shimokawa.sumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:00 山中
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 山中
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学生への メッセージ |
舗装工学は他大学にはない授業科目です。公務員,建設コンサルタント,建設会社を問わず必要とするスキルです。 |