2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 構造力学演習 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 峯岸・斎藤・山中 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B22E |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,社会基盤施設の建設に伴う構造力学に関する解析法 等について,演習を通じて基礎的な知識を習得することです。構造力学Ⅰの講義内容の理解を深め,応用力を高めるために演習問題を解く。 本科目は,学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D「専門応用学力」およびH「計画的遂行能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 具体的な学習目標: (D)専門応用力 ・軸力を受ける棒材に作用する荷重、反力、軸力および棒材の応力とひずみについて理解をし、軸力に関する問題を解くことができる ・不静定構造に作用する応力、ひずみ、変位について理解し、不制定構造に関する問題を解くことができる ・構造物の断面に作用する断面一次、二次モーメントについて理解し、断面一次、二次モーメントに関する問題を解くことができる ・単純はりに作用する力について理解し、力のつり合いの関係からはりの支点に作用する反力を算出する問題を解くことができる ・単純はりに外力が作用した際のせん断力と曲げモーメントについて理解し、せん断力Qと曲げモーメントMを算出する問題に関して解くことができる ・ラーメン構造に作用する力を理解し、ラーメン構造に関する問題を解くことができる ・影響線により構造物に作用する力の関係を理解し、反力を算出することができる ・断面の異なるはりに作用するせん断力Qと曲げモーメントMについて理解し、計算問題を解くことができる ・はり内部に作用する応力状態およびモールの応力円について理解し、モールの応力円を描くことにより最大主応力、最小主応力、主応力の方向を案出することができる ・はりに作用するたわみとたわみ角を理解し、微分法を用いて問題を解くことができる ・弾性荷重法を用いたはりのたわみとたわみ角について理解し、問題を解くことができる ・不静定ばりに作用する力を理解し、弾性荷重法と微分法を用いてたわみとたわみ角の計算により算出できる (H)計画的遂行能力 ・与えられた問題を時間内に解くことができる |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 構造力学Ⅰの授業と並行して演習を進めます。力学は問題を解くことで理解を深めることが出来ます。構造力学Ⅰの授業で得た知識をここで行う演習を通じて確実なものとします。 |
履修条件 | 専門教育科目:必修(エンジニアリングコース)、選択(マネジメントコース) 基礎力学ⅠおよびⅡを履修していること。構造力学Ⅰを受講中もしくは受講していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・7・8及びCP1・3・4・5・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 軸力を受ける棒材と応力とひずみに関する問題の解き方と演習 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
---|---|---|---|
第2回 | 軸力を受ける不静定構造(その1)に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第3回 | 軸力を受ける不静定構造(その2)に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第4回 | 図形の性質:断面1次モ-メント/断面2次モ-メントに関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第5回 | はりの力学:支持条件と反力に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第6回 | はりの力学:断面力(せん断力、曲げモ-メントその1)に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第7回 | はりの力学:断面力(せん断力、曲げモ-メントその2)に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第8回 | ラ-メンおよびはりの影響線に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第9回 | 中間試験:第8回授業までの理解度を確認 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み、これまでの演習課題を解き、理解しておくこと。 【事後学習】中間試験の内容を自分なりに整理をし、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第10回 | はりの曲げ応力とせん断応力に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第11回 | 応力の変換とモ-ルの応力円に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第12回 | はりのたわみ:基礎微分方程式に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第13回 | はりのたわみ:弾性荷重法に関する問題の解き方と演習 ※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第14回 | 不静定はり:静定基本系に基づく解法と微分方程式に基づく解法に関する問題の解き方と演習※前回の演習問題の解説は、授業開始時に行う。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布する「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料をよく読み理解しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第15回 | 理解度確認試験とその解説 ※解説は授業内に行います。 | 【事前学習】教科書(PDF版)および事前配布した「構造力学Ⅰ」の「授業パワーポイント」の資料よく読み、これまでの演習課題を解き、理解していくこと。 | 【事前学習】60分 |
その他
教科書 |
星埜正明、中山晴幸 『構造力学Ⅰ』 構造工学第一研究室
CST-VOICEにて、配布いたします(各自で、ダウンロードの上、印刷して講義に持参してください)。
|
---|---|
参考書 |
井上和也・岡二三生・田村武ほか9名 『土木基礎力学1 ‐構造力学の基礎‐』 実教出版 2007年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業中の演習(約30%)および理解度確認試験(約70%)の割合で総合評価を行います。学習目標を達成するために全ての授業回で出席することを原則とし、正当な理由がない出席が80%以下の学生については定期試験の採点対象としないので、必ず出席してください。 |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業中に質問してもらうと、同じ疑問を持っている多くの学生に説明できます。授業時間以外では、研究室で対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
峯岸:船橋校舎7号館717室,minegishi.kunio@nihon-u.ac.jp 山中:船橋校舎7号館717室,yamanaka.kouichi@nihon-u.ac.jp 齊藤:船橋校舎7号館7110室,saitou.junpei@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 山中
木曜 船橋 12:20 ~ 13:00 山中
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 齊藤
|
学生への メッセージ |
構造力学Ⅰを理解する上で演習は不可欠です。また、自分自身で図を描き、式を導いて解くことが重要です。 |