2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 数理統計学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小早川・青山 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B32B |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、計画や設計、建設など、あらゆる工学的技法の基礎知識を習得することです。具体的には、統計検定2級レベル(https://www.toukei-kentei.jp/)に相当する数理統計学の基礎知識を理解し、交通観測・調査あるいは種々の実験で得られるデータを適切に処理・解析するための以下に示す能力を養うことを目標とします。 ・1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、中心と散らばりの活用、時系列データの処理など)を理解すること。 ・標本分布(標本平均・標本比率の分布、二項分布の正規近似、t分布・カイ二乗分布、F分布)、確率(統計的推測の基礎となる確率、ベイズの定理)や確率分布(各種の確率分布とその平均・分散)を理解すること。 ・推定(推定量の一致性・不偏性、区間推定、母平均・母比率・母分散の区間推定)や仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定[1標本、2標本])を理解すること。 ・散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測を理解すること。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、C「専門基礎学力」の達成に重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業方式は「対面授業」とします. |
履修条件 | 両コース共通、専門教育科目(必修) |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 統計学の基礎 確率と確率分布/母集団と標本/標本抽出(小早川) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、統計学の基本概念を理解すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 標本データのまとめ方 度数分布/分布の特性値(平均・メディアン・モード,レンジ・標準偏差・分散)(小早川) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、提出課題の演習により内容を理解すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 確率分布1 確率変数と確率分布/二項分布(小早川) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、確率分布に関する基本について理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 確率分布2 ポアソン分布(小早川) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、確率分布に関する基本について理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 確率分布3 一様分布と正規分布(小早川) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、提出課題の演習により内容を理解すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 中間評価試験(小早川) | 【事前学習】板書と教科書の復習に基づいて、第1回~第5回までの内容を十分に理解すること。 【事後学習】課題の解説内容を復習し、内容の理解をさらに深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 推定1 標本平均の分布/z分布による母平均の推定(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 推定2 t分布による母平均の推定/母平均の差の推定①(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 推定3 母平均の差の推定②/母比率の推定/カイ二乗分布による母分散の推定(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 仮説検定1 検定手順/母平均の検定(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 仮説検定2 母比率の検定/母平均の差の検定(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 回帰分析1 相関係数(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 回帰分析2 無相関検定/最小二乗法(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 回帰分析3 決定係数(青山) | 【事前学習】教科書を用いて、該当する単元の講義内容を予習すること。 【事後学習】講義内容を理解し、演習内容を復習し課題に取り組むこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 総合評価試験(小早川・青山) | 【事前学習】第7回~14回の単元の講義内容を復習すること。 【事後学習】課題の解説内容の理解を深めるよう、関連した演習問題を復習し理解すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
『土木・交通工学のための統計学 -基礎と演習-』 コロナ社
講義に使用しますので必ず準備すること。 なお,販売方法についてはClassroomもしくはCanvasで連絡するので確認し、購入すること。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
課題レポートにて、その都度、理解度を評価するとともに、中間評価試験と総合評価試験において全体的な理解度を評価する。総合評価試験(50%)、中間評価試験(40%)、理解度確認のための課題レポート(10%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって総合評価する。 また、学習目標を達成するために、全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としない。ただし、正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可することがある。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等はオフィスアワーおよびE-mailにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
小早川:交通計画研究室 kobayakawa.satoru@nihon-u.ac.jp 青山:交通計画研究室 aoyama.eri@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 小早川
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 青山
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学生への メッセージ |
毎回の予習と復習をしっかりと行えば、おのずと実力が備わります。 |