2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 環境・技術者倫理 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐田・伊東 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B33F |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 交通を含む工学分野の技術者倫理、研究倫理および環境倫理について学習し、それらの基本的な項目を説明することができることを目標とします。「技術者倫理」、すなわち工学分野の専門家が備えるべき責任と義務ついて、また研究を行う意味やその過程で留意すべき観点から「研究倫理」を、さらに環境とどのように対応していくかに関する「環境倫理」についての考え方を学び、技術者自らこれらを実践できる基礎力を養います。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、B「技術者倫理」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、D「専門応用学力」、G「チームワーク力・実践能力」、I「デザイン・総合力」の達成に補足的に関与する科目です。 <具体的な学習目標> B「技術者倫理」 ・技術者倫理について工学分野の専門家が備えるべき責任と義務を理解して説明できること。 ・技術者の倫理規範と倫理規定の内容を理解して説明できること。 ・環境倫理とは何かを理解して説明できること。 D「専門応用学力」 ・職業倫理や研究倫理に関する考え方を理解して説明できること。 ・環境問題と技術者の関わりについて理解して説明できること。 G「チームワーク力・実践能力」 ・技術者倫理や研究倫理に関する考え方を理解し、他者と議論したり実践できること。 ・環境問題と技術者の関わりについて理解し、他者と議論したり実践できること。 I「デザイン・総合力」 ・技術者の倫理規範に基づく計画や設計の考え方を理解して説明できること。 ・研究倫理や環境倫理に基づく研究の実施方法について理解して説明できること。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心にして、「技術者倫理」の視点、専門家のあり方、倫理規定の内容、研究に対する取り組み方、環境問題と技術者の関わりなどの基本的事項を理解した上で、事例研究も含め、問題を掘り下げて考える力を涵養していきます。 講義はパワーポイントを用いて対面授業で行います。また、『講義に即した資料』はCST VOICEで配布します。 |
履修条件 | 広く社会の問題に興味を持っていることが望ましい。 専門教育科目、両コース共通、必修。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス(佐田) キャンパスにおける正直性/モラルと倫理 (佐田) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
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第2回 | 技術者倫理と環境倫理の関わり、および技術者の仕事(業務と責任)(佐田) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第3回 | 技術者の倫理 (佐田) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第4回 | 技術と技術者の仕事および日本の建設業 (佐田) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第5回 | 技術者の倫理規範と倫理規定 (佐田) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第6回 | 技術者の資格と技術者教育との係わり (佐田) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第7回 | 職業倫理の諸問題 (佐田) 第1回レポート課題出題 | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第8回 | 研究を行う意義と研究者の姿勢 (伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第9回 | 研究の方法・公表と研究倫理(伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第10回 | 研究者のコンプライアンス (伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第11回 | 環境倫理とは何か(1)(地球環境問題および持続可能な社会形成と環境倫理との係わり) (伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第12回 | 環境倫理とは何か(2)(地球環境問題および持続可能な社会形成と環境倫理との係わり) (伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第13回 | 持続可能性指標(伊東) (持続可能性指標であるエコロジカルフットプリントに関して概説した後、自分のEF値を算出し、考察したレポートを提出する) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第14回 | 里地里山を例にした環境保全の考え方 (伊東) | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
第15回 | 理解度確認テストと解説(佐田・伊東) 理解度確認テストを実施した後、解説を行う。 | 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事後学修】4時間 |
その他
教科書 |
特定の教科書は使用しません。CST VOICEにて『講義に即した資料』を適宜配布します。
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参考書 |
土木学会技術推進機構 継続教育教材作成小委員会 『土木技術者倫理問題 考え方と事例解説Ⅰ及びⅡ』 (社)土木学会 2010年 第1版
日本学術振興会 「科学の健全な発展のために」編集委員会 『【テキスト版】科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-』 JSPSホームページ公開版 2015年
土木学会 倫理・社会規範委員会 倫理規定教材作成部会 『土木技術者の倫理を考える 3.11と土木の原点への回帰』 土木学会 2016年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
講義内容の理解度・定着度を理解度確認テスト(約80%)、レポート(約20%)により評価します。 以上を基にGPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価します。 学習目標を達成するために、全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としません。(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可します)。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等は担当の先生にメールで連絡してください。 |
研究室又は 連絡先 |
質問等がある場合は、以下のメールアドレスに連絡してください。 佐田:7212号室 sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp 伊東:738号室 ito.hideyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 佐田
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 佐田
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
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学生への メッセージ |
この科目は知識を学ぶことが目的ではありません。将来、各自が技術者として倫理観を有し 、自律できる素養を身に着けることが大事で、その基礎となる考え方を習得するのがねらいです。 |