2025年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通需要予測 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石坂・菊池 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B44F |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通計画に関する需要予測について基礎的な知識と実際に交通需要を推計する技能を習得することです。交通計画の基礎である、パーソントリップ調査、交通需要推計法、交通整備計画の評価法を理解し、実際の交通計画に適用する能力を養います。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」、F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」、H「計画的遂行能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またI「デザイン・総合力」の達成に補足的に関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
テキストを使い各手法・モデルの基本的な理論を講義すると共に、理解を深めるために、事例を用いて具体的適用方法を紹介する。さらに、交通計画を実施する具体的技術を取得できるよう、交通需要推計パッケージSTRADAを活用して演習を行いながら、解説を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目両コース共通交通計画系「数理統計学」「交通システム計画」を受講していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ミニテスト 交通計画と交通需要予測 都市交通問題とパーソントリップ調査の概要/交通需要推計の概要 | 【事前学習】交通システム計画の講義で学修した交通需要予測手法に関して復習してくること 【事後学習】交通需要予測手法に関して復習すること | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
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第2回 | STRADAを用いた交通需要予測の実際について | 【事前学習】チュートリアル「需要予測手法の概要」を読み、需要予測手法に関して理解してくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第3回 | STRADAを用いた交通需要予測演習課題について 分析対象地域/ゾーン/OD表(反転授業・演習) | 【事前学習】昨年度の授業動画を視聴し,「発生集中交通量の予測」について理解をしておくこと 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】1.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第4回 | 生成交通量・発生集中交通量推計モデルの構築(反転授業・演習) | 【事前学習】昨年度の授業動画を視聴し,「発生集中交通量の予測」について理解をしておくこと 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】1.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第5回 | 発生集中交通量の推計(反転授業・演習) | 【事前学習】昨年度の授業動画を視聴し,「発生集中交通量の予測」について理解をしておくこと 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】1.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第6回 | 分布交通量推計モデルの構築(演習) | 【事前学習】チュートリアル「分布交通量の予測」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第7回 | 分布交通量モデルの構築(演習) | 【事前学習】チュートリアル「分布交通量の予測」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第8回 | 機関分担交通量の推計(演習) | 【事前学習】チュートリアル「機関分担交通量の予測」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第9回 | 利用者均衡配分モデルの構築(演習) | 【事前学習】チュートリアル「第5章 道路ネットワークと配分(pp.5-18まで)」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第10回 | 利用者均衡モデルによる配分交通量推計(演習) | 【事前学習】チュートリアル「第5章 道路ネットワークと配分(pp.5-18まで)」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第11回 | 公共交通路線配分(演習) | 【事前学習】チュートリアル「第6章 トランジット配分」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第12回 | 道路交通計画と費用便益分析(演習) | 【事前学習】チュートリアル「第7章 プロジェクト評価」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること。また科目「交通システム計画」で学修した費用便益分析に関して復習してくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第13回 | 非集計モデルによる機関分担推計(演習) | 【事前学習】チュートリアル「第4章 非集計モデル」を読み、需要予測手法に関して理解を進めてくること。また科目「交通システム計画」で学修した非集計モデルに関して復習してくること 【事後学習】交通需要予測での演習結果を確認して、成果を取りまとめておくこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第14回 | 総合演習(グループワーク演習) | 【事前学習】これまでの演習成果をグループ内で共有するので、内容を確認して整理しておくこと 【事後学習】グループで演習課題を実施し、分析・報告書の作成を行うこと | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
第15回 | 総合演習(グループワーク演習) | 【事前学習】提出に備えグループで演習課題を実施し、分析・報告書の作成を行うこと 【事後学習】総合演習、本講義内容を踏まえて本講義の学修目標が達成できているかを自己点検すること | 【事前学習】0.5時間 【事後学習】0.5時間 |
その他
教科書 |
『STRADAチュートリアル』 価値総合研究所
金子雄一郎 『交通計画学』 コロナ社
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参考書 |
(社)交通工学研究会 『道路交通技術必携2018』 2018年
新谷洋二 『都市交通計画』 技報堂出版 第2版
森杉・宮城 『都市交通プロジェクト評価』 コロナ社
道路投資の評価に関する指針検討委員会 『道路投資の評価に関する指針(案)』 日本総合研究所
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(演習課題レポート・ミニテストで100%)によりD「専門応用学力」の達成に関して①交通計画に関する需要予測について基礎的な知識を習得しているか、②実際に交通需要を推計する技能を習得しているかを評価し、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行う。 課題演習レポートは、授業の中で交通需要推計パッケージSTRADAを活用して、需要推計の段階に応じた演習内容とする。 ミニテストは、適宜授業中に行う。 学習目標を達成するために、全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としない。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 講義終了後あるいはオフィスアワーに対応 |
研究室又は 連絡先 |
石坂 ishizaka.tetsuhiro@nihon-u.ac.jp 菊池 kikuchi.hiroki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10 石坂・菊池
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学生への メッセージ |
講義にはコンピュータを使用するので、ノート型コンピュータを持参すること(準備できない者は事前に相談すること)。 |