2025年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 環境工学演習Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 橋本 修 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C22N |
クラス | 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 空気質、換気、定常伝熱、結露を、建築の居住環境性能を左右する主な要因としてとりあげ、室内外の空間構成にまつわる物質やエネルギの移動に関する制御法と、われわれの五感を通した生理的、心理的応答を踏まえた快適性評価を学びながら、建築空間における環境負荷の低減と省エネルギに対する具体的対策法や設計に関する知識を修得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
毎回の授業で、熱・空気環境の制御法についの具体的な演習問題を解くことにより、講義の理解を深め、建築計画への応用力を養うことができる。 授業形式:「対面授業」 |
履修条件 | 演習内容は当日の環境工学Ⅰの授業内容と関連しているので、あわせて環境工学Ⅰを受講することが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | <建築と環境工学> 建築における環境工学の役割、熱・空気環境に関する履修内容の概要について学修することができる。 | 【事前学修】シラバス内容を確認の上、授業に臨むこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.5時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
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第2回 | <外的環境(気候と気象>日照・風向・雨量、建築気候図(クリモグラフ)、風配図、暖房度日、冷房度日に関する記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第3回 | <湿り空気> 大気の標準組成と水蒸気、湿度の種類と湿り空気線図、重量絶対湿度、相対湿度、比容積、エンタルピー、露点温度に関する記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第4回 | <温熱感覚の指標と快適環境/不快指数> 温熱の6要素、エネルギー代謝率、clo値、グローブ温度、平均輻射温度、作用温度、有効温度、SET*、PMVに関する記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第5回 | <空気の汚染と必要換気量> 大気汚染と室内空気の汚染、空気質と人体への影響、換気量と換気回数、機械換気方式に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第6回 | <自然換気(1)> ベルヌーイの定理、圧力と圧力差、圧力差と流量、流量係数と実効面積、開口の結合(直列・並列)に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第7回 | <自然換気(2)> 圧力差の分布/建物の形態と配置による影響、風圧係数、中性帯と浮力、単室2開口の換気量の算定に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第8回 | 空気環境に関する総合演習及びその解説 <総合演習[1]> | 【事前学修】1~7回目までの授業内容を復習し、課題に応答できる理解度をもって授業に臨むこと。 【事後学修】総合演習課題で理解度を確認し、理解不足であった内容を復習によって補うこと。 | 【事前学修】 (1.5時間) 【事後学修】 (1時間) |
第9回 | <定常伝熱(1)> 伝熱の3過程(伝導、対流、輻射)、熱伝導、熱伝導率と材料密度・温度・湿度、伝導熱量の算定に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第10回 | <定常伝熱(2)> 輻射・対流と熱伝達(率)、中空層における伝熱抵抗、建物外壁部における貫流熱量の算定に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第11回 | <定常伝熱(3)> 壁面の受ける直達日射量、相当外気温度(SAT)、総合熱貫流率(KS)と建物部位の断熱性能評価、外皮平均熱貫流率(η)の算定と省エネルギー基準に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第12回 | <湿気と結露(1)> 材料の吸湿機構、含湿率、透湿抵抗、壁体表面温度の算出と表面結露発生の判定、所要熱貫流抵抗、熱橋に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第13回 | <湿気と結露(2)> 透湿率、透湿抵抗、内部結露の判定と防止、断熱処理と防湿層の役割に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第14回 | 断熱・保温計画、環境負荷の低減と省エネルギーのための建築的制御法についての全体的まとめと復習に関する計算・記述演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第15回 | 熱環境に関する総合演習及びその解説 <総合演習[2]> | 【事前学修】9~14回目までの授業内容を復習し、課題に応答できる理解度をもって授業に臨むこと。 【事後学修】総合演習課題で理解度を確認し、理解不足であった内容を復習によって補うこと。 | 【事前学修】 (1.5時間) 【事後学修】 (1時間) |
その他
教科書 |
田中俊六ほか 『最新 建築環境工学 改訂4版 』 井上書院
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業の一環として実施する演習課題(毎回の授業内で実施)、総合演習課題(授業時間内にテスト形式で実施)などにより評価する。 以下①②の内容をもとに評価を行う。 ①授業内(8回目・15回目を除く)で実施する演習課題の評価点(30%) ②総合演習(8回目・15回目)で実施する総合演習課題の評価点(70%) なお、15回目の総合演習は理解度確認期間15週目の平常試験とする。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問は授業時に教室にて受けます。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室 タワースコラ S808 hashimoto.osamu30@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:15 ~ 13:30
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学生への メッセージ |