2025年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築法規 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐藤(光)・吉村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C31N |
クラス | 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 遵守しなければならない法律(基準)を学ぶことにより、基準以上のより質の高い建築物等の設計・施工ができるようになる。 その為に、建築手続きおよび建築関連法規を把握したうえで、主要な法規について学習する。特に、実務におけるスキルの習得に力点を置きながら、建築関連法規の基本である「建築基準法」において重要な制度規定、実体規定などについて理解をする。 本授業科目はDP1・3・5・6及びCP1・3・5・6に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」とする。一級建築士として、長年設計・監理業務に携わった経験をもとに、PC基本ソフトとWebブログ(note)を併用し授業を行う。法令集条文にアンダーラインを引くことにより、条文のポイントを押さえる。最終目標は、実務や試験で使える「読みやすい自分の法令集」をつくること。宿題は出さない代わりに、法令集の作成に勤しんで頂きたい。授業の進捗状況に合わせて、一級建築士試験相当の問題等に触れる機会を提供していく。評価対象は、期末試験、講義中に数回実施する小テスト、授業出席率とする。法令集は無償提供するが、配布当日の欠席者への対応は行わない。 |
履修条件 | 特になし |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5・6及びCP1・3・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ・ガイダンス ・建築基準法に規定する「確認申請」について学習 | 【事前学習】法2条、法6条、法別表第1、令115条の3を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
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第2回 | ・建築基準法に規定する「耐火」について学習 | 【事前学習】法2条、令107~108条を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第3回 | ・建築基準法に規定する「耐火建築物」について学習) | 【事前学習】法27条、法別表第1を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第4回 | ・建築基準法に規定する「防火区画」について学習 | 【事前学習】令112条を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第5回 | ・建築基準法に規定する「道路」「用途地域」について学習 ・小テスト | 【事前学習】法42~43条、法別表第2、令144条の4を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第6回 | ・建築基準法に規定する「面積の基本」「容積率」について学習 | 【事前学習】令2条、法52条、令135条の18を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第7回 | ・建築基準法に規定する「建蔽率」について学習 | 【事前学習】法53条を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第8回 | ・建築基準法に規定する「高さの基本」について学習 ・小テスト | 【事前学習】令1~2条を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第9回 | ・建築基準法に規定する「斜線制限」について学習(1) | 【事前学習】法56条、令130条の10~135条の8を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第10回 | ・建築基準法に規定する「斜線制限」について学習(2) | 【事前学習】前回と同 【事後学習】前回と同 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第11回 | ・建築基準法に規定する「構造耐力」「構造計算」について学習 | 【事前学習】法20条、令81~82条の6を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第12回 | ・建築基準法に規定する「構造強度」について学習 ・小テスト | 【事前学習】令36条、令63~79条の4を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第13回 | ・建築基準法に規定する「避難施設」について学習 | 【事前学習】令117条、令120~121条を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第14回 | ・建築基準法に規定する「既存建築物の制限緩和」について学習 | 【事前学習】法3条、法86条の7、令137条の2を、Webブログ(note)で確認し、アンダーラインしておく 【事後学習】講義範囲について、法令集に書き込みしてテストに備える | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第15回 | 【試験】 特に重要な法文から出題する。建築士試験同様、法令集の持込みは可能。また、禁止されている文字の書き込みも可。詳細は講義中に伝達する。 | 【事前学習】全ての講義範囲 【事後学習】学習した法規の知識を、今後の設計製図講義に活かしていくこと。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
総合資格学院 『建築関係法令集(法令編)[978-4-86417-410-7]』 総合資格学院 2024年
B5サイズ、横書きなので、引き易い。より引き易くするためにインデックスを貼り、条文のポイントを押さえるためにアンダーラインを引き、使い易い法令集に仕上げる。
「建築士試験会場持込みが可能」と表示されている法令集でも可。
なお、法令集は出版社である「総合資格学院」から履修生全員に献本される予定。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席率、小テスト3回、定期試験を総合的に判断する。 状況により、変更する場合がある。その場合、授業等で周知する。 |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、連絡先へのメール(吉村 昌朋)でも受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
吉村昌朋 yoshimura.masatomo23@nihon-u.ac.jp 建築設計研究室(佐藤光彦) タワースコラS801 satou.mitsuhiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 S801室
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学生への メッセージ |
建築物の平面、断面、立面は、全て「建築法規」によって規制されています。建築物の形態をデザインしていく一番の近道は「建築法規」に精通することです。確かに法規は難しく、日本語が流暢な方でも読みにくいですが、講義をしっかり聞けば、必ず理解できます。実務レベルの法規を分かりやすく解説しますので、全講義に出席して建築巧者になって下さい。 |