2025年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築積算・生産管理 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 渡邉・小林 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C31P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 建築生産に伴う施工技術と数量積算を通じて、建築に関わる基礎知識を身に付ける。 ・建築生産の一連の流れをおおよそ理解することができる。 ・建築施工の工種ごとのポイントの再確認することができる。 ・積算基準についての基礎知識を理解することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 教科書「建築の施工と見積」と「公共建築数量積算基準」に沿って、参考資料「イラスト建築施工」を見ながら、資料・写真・動画などをPCプロジェクターと黒板で説明を行う。 |
履修条件 | 建築設計、建築施工、構造力学の過去授業を復習しておくこと。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5・6及びCP1・3・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 授業内容の説明、建築施工概要、建築積算概論、建築生産の講義を行う。 | 【事前学習】前期で勉強した建築施工の基本を復習しておくこと。 【事後学習】教科書P185~P193・イラスト建築施工(以降参考書)P8~P17を確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 仮設工事の施工と積算の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P194~P198・公共建築数量積算基準(以降積算基準)P1~P5、参考書P28~P37を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 基礎工事の施工と積算(土工事・山留工事、地業工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P199~P208・積算基準P6~P9・参考書P38~P53を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 土工事の積算演習問題の説明と作図作成方法のポイント説明を行う。 | 【事前学習】教科書P199~P208・積算基準P6~P9・参考書P38~P53を確認しておくこと。 【事後学習】構造図を読み込んで理解して作図すること。模範解答部分も作図に落とし込み理解し、自分の回答行うこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 躯体工事の積算1(鉄筋工事、型枠工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P209~P214・積算基準P10~P19・参考書P54~P65を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 躯体工事の積算2(コンクリート工事、構造比率)の講義・土工事の積算演習問題の解説を行う。 | 【事前学習】教科書P215~P217・積算基準P10~P14・参考書P66~P71を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 躯体工事の積算3(鉄骨工事、既成コンクリート工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P218~P223・積算基準P19~P25・参考書P72~P83を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 躯体工事の数量積算演習の説明を行う。 | 【事前学習】教科書 鉄筋工事、型枠工事、コンクリート工事の施工編・積算編・公共建築数量積算基準を確認しておくこと。 【事後学習】構造図を読み込んで理解して積算すること。模範解答部分も回答用紙に記入理解し、自分の回答行うこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 仕上げ工事の積算1(防水工事、石工事、タイル工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P224~P230・積算基準P35~P36・参考書P84~P99を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 仕上げ工事の積算2(木工事、屋根工事、金属工事、左官工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P231~P242・積算基準P36~P37・参考書P100~P113を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 仕上げ工事の積算3(木製/金属製建具工事、ガラス工事、塗装工事)の講義・躯体工事の数量積算演習の解説を行う。 | 【事前学習】教科書P243~P252・積算基準P37~P38・参考書P100~P113を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 仕上げ工事の積算4(内装工事、カーテンウォール工事、その他、屋外工事)の講義を行う。 | 【事前学習】教科書P253~P260・積算基準P39・参考書P90~P91・P100~P113を確認しておくこと。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 仕上げ工事の積算演習の説明を行う。 | 【事前学習】教科書の内部仕上げ工事に関する部分・公共建築数量積算基準を確認しておくこと。 【事後学習】平面図を読み込んで理解して積算すること。部材がどれだけ必要かトータルをしめすこと。模範解答部分も回答欄に落とし込み理解し、自分の回答行うこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 建築現場の生産管理の講義・仕上げ工事の積算演習の解説を行う。 | 【事前学習】建築工事の現場運営や施工管理に関する部分・参考書P8~25、P160~P161を確認しておくこと。総まとめ解説を行う。 【事後学習】講義内容のメモと合わせて復習しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認試験及び解説(70分)・アンケート(20分) | 【事前学習】総まとめ解説を第14回講義で行うので、教科書・積算基準、ノート、プリントの整理と復習を行い準備すること。 【事後学習】第14回までの講義内容を再確認すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
建築の施工と見積研究会 『新テキスト』 建築の施工と見積 ㈱彰国社 2012年 第1版
前編が施工編、後編が見積編(積算)で構成されている。同一工種の施工編を復習した上で見積編(積算)を講義する。
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参考書 |
「一般社団法人日本建設業連合会 『施工がわかる』 イラスト建築生産入門 」㈱彰国社 2020年 第1版第3刷
イラスト・図表を施工説明の主体に利用し、教科書の補足説明用として毎回使用します。
将来的にも手元にあると何かと役に立つ本です。
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成績評価の方法 及び基準 |
3回の課題演習と理解度確認試験を合わせて評価する。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 原則として講義後またはメールに対応する。質問内容によっては講義中、翌週の講義に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
渡邉研究室:タワー・スコラ9階S910室 メールアドレス:kobayashi tatsuo21@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 10:30 ~ 12:10
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学生への メッセージ |
「建築積算・生産管理」は施工管理分野に進む人には将来、直接的に携わる項目で必須です。 また、設計・企画・開発分野に進む人にも将来、実践していく中で何かと触れる機会がある項目であり、聞いて損はない内容ですので是非受講してほしいと思います。 |