建築設計Ⅰ (C42N)

日本大学理工学部

2025年理工学部シラバス - 建築学科

設置情報

科目名	建築設計Ⅰ
設置学科	建築学科	学年	2年
担当者	佐藤（慎）・田所　他	履修期	前期
単位	2	曜日時限	木曜2･3･4
校舎	駿河台	時間割CD	C42N
クラス	2組
履修系統図	履修系統図の確認
その他	実務経験のある教員による授業科目

概要

学修到達目標	都市において人々が生活する公共空間のデザイン、ひとつの家族が生活する居住空間のデザインを実践することにより、生活と生活空間の分析・評価の方法を習得する。また、多様な建築設計に対するアプローチ・価値観が存在することを理解し、目標とする建築空間を実現するための空間構成手法を習得する。
授業形態及び授業方法	対面授業。各ユニット20名程度の小グループに分かれて授業を行う。設計の実務を行う教員による個人指導やグループ指導、ディスカッションなどを組み合わせ、各人が課題を発見し、提案することが求められる。アイデアをどのように進展させ、どのようにまとめるか、また、それをどのように表現するか、毎週各ユニットの先生とのコミュニケーションを通して学習する。個別評価の後、ユニットごとの講評会と全体講評会を行い、発展理解を促す。
履修条件	必修。原則として「デザイン基礎Ⅰ」「デザイン基礎Ⅱ」を修得していること。
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	本授業科目はDP1・3・4・5・6およびCP1・3・4・5・6に該当している。

授業計画

第1回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（１）出題・敷地見学課題の内容を理解し、計画敷地の特性を把握する。レク①：非常勤講師レクチャー①（オンデマンド）	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照すること。【事後学修】出題説明や敷地見学の内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第2回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（２）指導① レク②：模型を使ったスタディの方法について利用者像の設定。プログラムの立案。配置・ボリュームの計画。平面スケッチ・スタディ模型（1/100）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第3回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（３）指導② レク③：子どもに関連した寸法や単位空間について調理スペース、食事スペース、洗面・トイレなどの計画。平面図・断面図（1/100）の作図。スタディ模型（1/100）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第4回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（４）中間提出・指導③ 平面図・断面図・立面図（1/100）の作図。プレゼンテーションボードのレイアウト（A3判）。スタディ模型（1/100）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、中間提出のための提出物を準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第5回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（５）指導④ プレゼンテーションボードのレイアウト（A1判）。家具レイアウトなど細部の検討。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第6回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（６）提出・評価・班別講評会プレゼンテーションを行う。自らの班の学生の提案内容や教員の講評を聞き、課題への取り組みを振り返る。第２課題　住宅（１）分析課題出題課題の内容を理解する。レク④：非常勤講師レクチャー②（オンデマンド）	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、提出物を準備すること。【事後学修】班別講評会の内容を振り返り、必要に応じて図面などの修正を行うこと。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第7回	第１課題　子ども食堂・まちの居場所（７）全体講評会・返却他の班の学生の提案内容や教員の講評を聞き、課題に対する理解を深める。第２課題　住宅（２）出題課題の内容を理解し、計画敷地の特性を把握する。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照すること。【事後学修】全体講評会の内容を振り返り、第２課題の準備を行うこと。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第8回	第２課題　住宅（３）指導①・住宅作品分析発表レク⑤：住宅の寸法や単位空間について（オンデマンド）居住者像の設定。プログラムの立案。配置・ボリュームの計画。平面スケッチ・スタディ模型（1/100）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第9回	第２課題　住宅（４）指導②　平面図・断面図（1/100）の作図。スタディ模型（1/100）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第10回	第２課題　住宅（５）指導③　平面図・断面図（1/50）の作図。スタディ模型（1/50）の作成。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第11回	第２課題　住宅（６）指導④・中間講評会平面図・断面図・立面図（1/50）の作図。プレゼンテーションボードのレイアウト（A1判）。スタディ模型（1/50）の作成。外構計画。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、中間講評会のための提出物を準備すること。【事後学修】中間講評会の内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第12回	第２課題　住宅（７）指導⑤ 　平面図・断面図・立面図（1/50）の作図。スタディ模型（1/50）の作成。外構計画。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、エスキスを受けるための図面や模型などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第13回	第２課題　住宅（８）模型（1/50）提出・指導⑥ レク⑥：優秀作品をもとに解説（レイアウト、プレゼンテーションなど）プレゼンテーションボードのレイアウト（A1判）。外構計画。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、提出物の模型とエスキスを受けるための図面などを準備すること。【事後学修】エスキスの内容を振り返り、指導を受けた指摘事項を各自の提案に反映させること。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第14回	第２課題　住宅（９）提出・評価・班別講評会プレゼンテーションを行う。自らの班の学生の提案内容や教員の講評を聞き、課題への取り組みを振り返る。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照し、提出物を準備すること。【事後学修】班別講評会の内容を振り返り、必要に応じて図面などの修正を行うこと。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。
第15回	第２課題　住宅（10）全体講評会・返却他の班の学生の提案内容や教員の講評を聞き、課題に対する理解を深める。	【事前学修】「2025年度建築設計課題集」の内容を確認の上、授業に臨むこと。「コンパクト建築設計資料集成」および参考書を適宜参照すること。【事後学修】全体講評会の内容を振り返り、次の建築設計科目の準備を行うこと。	【事前学修】学修時間は指導時に伝達する。【事後学修】学修時間は指導時に伝達する。

その他

教科書	日本建築学会編『コンパクト建築設計資料集成 [978-4-621-30742-7]』丸善出版 2024年第４版「2025年度建築設計課題集」を配布。
参考書	本杉省三・佐藤慎也・山中新太郎・山﨑誠子・梅田綾・長谷川洋平『建築デザインの基礎　製図法から生活デザインまで [978-4-395-00808-7]』彰国社 2010年第２版建築計画教材研究会『建築計画を学ぶ [978-4-8446-0799-1]』理工図書 2013年第改訂第１版基本的な事実・歴史を知識として知るために、各自で必要な本・参考資料を読むこと、実際の建築を見学することも重要な設計作業のひとつである。幅広く建築・都市・景観の本を読むこと。
成績評価の方法及び基準	各課題の評価、授業の出席など全体を通した総合評価。各課題において、毎回指導を受けていない者の作品については採点されないことがある。課題提出において、提出時間終了後は、特別の理由がない限り受け付けられない。その他、受講上の注意については、「2025年度建築設計課題集」によるものとする。授業に際しては、「2025年度建築設計課題集」を携行し、よく読んでおくこと。
定期試験等について	平常点やレポート等の課題による評価予定
質問への対応	授業中に対応する。
研究室又は連絡先	科目担当：佐藤慎也駿河台校舎タワー・スコラ７階S707建築設計講師室電話：03-3259-0725 研究室：タワー・スコラ８階S806室メール：satoh.shinya@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	木曜駿河台 10:40 ～ 16:30 佐藤慎也／建築設計講師室　タワー・スコラ７階S707
学生へのメッセージ	建築設計は決まったひとつの解答はなく、考え方によって目標と成果に非常に幅があるものである。また、社会的な活動であるため、自分の意図や考え方を分かりやすく説明し、理解してもらうことが重要である。従って、日頃から多くの建築をはじめとした芸術・デザイン作品や論評に触れ、それらに親しむとともに、指導講師とのコミュニケーションを大切にする。また、他の学生による作品における考え方・プレゼンテーションにも関心を持つことが必要である。

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