2025年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 卒業研究・設計 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 冨田・井口 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C66M |
クラス | 建築 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
私たちの研究室では建築に対して議論を行なうことを大切にしています。これは、建築の可能性を追求する場であり、教員と学生、教える側と教えられる側の区別を無くした協同作業の場です。建築の背後に見え隠れする抽象的な構造の読み解きを通じて、これからの建築設計論とはどのようなものなのか、研究しています。また、実際の建築を日々設計している建築家の教員が、実践的な指導を行なっているのも特徴です。実際に竣工する建築のプロジェクトへの参加も可能です。他大学の研究室との交流も定期的に行なわれています。詳しくは研究室ホームページを参照ください。 https://furusawalabo.tumblr.com/ ●研究テーマ 研究内容は多岐にわたりますが、「理論」と「実践」の両輪から建築にアプローチしています。継続的に行なっている研究テーマは「建築の両義性」です。具象と抽象、想定内と想定外、あるいは自律と他律といった相反する事象が両義的に拮抗した状態をどのように受容するか、そして、どうしたら建築に「異質的な寛容さ」を実装し得るのか、その方法論について研究しています。 ●主なキーワード 建築の両義性/迂回的転用/形態の三要素〈形状・形式・形象〉/存在の四象限〈実在・実存・虚在・虚存〉/本質的形式主義/赤い力と青い力/主客の反転/異質さの受容 ●「象る力」を養う 「象(かたど)る力」とは何か。それは「見ているもの」と「見ていると思っているもの」との関係を疑うことから始まります。眼前にある「知覚する対象」と心の中で「認識する概念」とが癒着してしまう関係を問題としています。すでに構築されている所与の関係を疑い、事物の両義性に気づき、新しい関係を築く、その作用を信じること。「象る力」はこの一連のプロセスを含意します。 ●研究室のロードマップ 「講義→演習→ゼミ」のセットを学部と院で2回実施しています。そして各学年には「疑う」→「気づく」→「築く」→「信じる」という標語を設定していて、段階的に「象る力」を養っていきます。 |
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学修到達目標 | 各自がテーマを設定し研究・設計を行う。また、今後の社会を見通す力を会得する為の基礎知識を養うことを目標とする。 |
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 建築の設計監理の実務経験を基にして、設計・計画に関する実践的な指導を展開する。 ●指導方針 基本的に週一度ゼミを通じて、進捗状況を確認しながら指導を行なう。自らが導いた仮説に強度を付与し、リアライズさせる。 ●年間のスケジュール(学部生) 10~4月:卒業設計又は研究に対する仮説の設定 5月 :東大/明大/慶應SFC/東洋大/東京藝大/早稲田大との合同ゼミ合宿 6~7月 :仮説に対するリサーチ 8月 :卒業設計・卒業研究中間発表 9月 :研究室ゼミ合宿 10~1月:仮説の検証及び提案のリアライズ |
履修条件 | 建築へのモチベーションが高いこと。また、知的好奇心が高いこと。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
ゼミにおける積極性、研究及び設計への取り組み方(プロセス)とその成果物(アウトプット)にて評価を行う。 |
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定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 電話、メールにて適宜対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ8階S807古澤研究室 furusawa.daisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 駿河台校舎タワー・スコラ8階S807古澤研究室
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学生への メッセージ |