2025年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築計画Ⅲ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐藤・山本・江川 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D32D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 建築計画Ⅰにおいては基本的用語・寸法や建築の計画に必要なプロセス及び具体的事例を修得しました。また、建築計画Ⅱはその次の段階として,設計製図科目であるデザイン演習Ⅰ及びデザイン演習Ⅱに対応した諸施設について、建築計画の各論と設計製図との関わりについて学修しました。建築計画Ⅲにおいては、その完成として以下の項目について学修していきます。 特に、前半(1~11回)では一級建築士試験に対応するため、デザイン演習Ⅲと連動しながら機能性の捉え方や、動線計画の考え方について実践に即した形で習得できるようにしていきます。 また、後半では建築計画の中でも重要な分野の一つである社会福祉計画について学修することにより、超高齢社会に対応した建築計画・設計手法を修得することができます。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
具体的には前半と後半に分けて、対面形式の授業を行います。 前半(1~11回):建築計画の基本を前提に講義したうえで、一級建築士としての実務経験をもとに最先端の具体的な建築事例を説明することで建築計画の基礎知識を理解させます。さらに応用的な思考(建築計画と建築設計の連係)ができるように授業を行ないます。前半は第1回~第11回(第6回と11回は平常試験)を佐藤と江川が担当し、教科書の第13・14・15・16・18・19・24章および病院建築と社会教育施設までの講義を行い、デザイン演習Ⅲに応じた設計手法を適宜盛り込みます。また一級建築士および法的設計者としての実務経験を生かし、建築・構造・設備・電気・その他の技術を連携させる設計提案ができるように指導します。 後半の第12回~第15回(第15回は理解度確認期間における平常試験)を山本が担当し、バリアフリー及びユニバーサルデザイン等の社会福祉計画を中心に授業を行い、前半・後半ともにパワーポイントを用いたビジュアルな授業形態とし、学生の理解を深めることができる授業とします。 |
履修条件 | 建築計画Ⅰおよび建築計画Ⅲの単位取得者であり、尚且つデザイン演習3を同時に受講していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・4及びCP1・2・3・4に該当しています。 |
授業計画
第1回 | シラバスの解説、担当師紹介、受講上の注意事項、デザイン演習Ⅲとの連係についての説明および各自で購入すべき用具等の説明 手描きによる身近な建築計画とデザインのスタディ方法について | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】シラバス熟読による授業内容の理解(120分) 【事後学習】課題に対する演習とまとめ、振り返り学習(120分) |
---|---|---|---|
第2回 | 建築の機能と空間/建築の機能と空間/建築の機能と用途/建築の空間/建築の規模を求める要因と根拠 【 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第3回 | 利用の計画/利用者をどのようにとらえて計画するか/利用形態は利用者の立場・役割によって異なる/パブリックな建築かプライベートな建築かによって利用形態は異なる/利用の現状を把握し、問題点を発見して計画する | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第4回 | 第15章 動線の計画/動線計画をする意味/アプローチ動線の計画/平面的な動線計画/立体的な動線計画/客動線とサービス動線/誘導と動線計画/安全と動線計画/コストと動線計画 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第5回 | 民家再生にみる建築計画/民家の現代的な価値/民家再生の観点/民家再生の諸相 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第6回 | 第19章 経済性の計画、/投資に見合った成果/需要と供給のバランス/公共建築の経済性/コストコントロール | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第7回 | 第19章 経済性の計画、/ライフサイクルコスト/ファシリティマネージメント/サスティナブルな思考と建築 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第8回 | 福祉施設についての建築計画 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第9回 | 医療施設についての建築計画 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第10回 | 第16章エコロジカルなデザイン | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 授業テーマに対する毎回の事前学習の時間を2時間、事後学習の時間を2時間とします。 |
第11回 | 平常試験1とその解説 | 事前学習:平常試験1に向けてこれまでの授業の全体を振り返る。 事後学習:解説された平常試験1の内容について振り返りをする。 | 試験に対する事前学習の時間は2時間、解説についての事後学習の時間を2時間とします。 |
第12回 | 細部計画要点1:アプローチ/駐車場/歩道/スロープ/手すり/配慮すべき状況/出入口/段差の解消/扉の寸法 等 | 【事前学修】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。 【事後学修】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 細部計画要点2:サーキュレーション/階段の形状/階段の手すり/廊下/エレベーター/乗降ロビー/機械室 等 | 【事前学修】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。 【事後学修】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 細部計画要点3:昇降機[エスカレーター/階段昇降機/段差解消機/住宅用昇降機/各種リフト 等 | 【事前学修】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理解しておくこと。 【事後学修】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授業で質問できるようにしておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 平常試験とその解説(山本担当範囲) | 【事前学修】第11回~第14回までに提示された授業資料について総括的に学修し、試験範囲の内容について良く理解しておくこと。 【事後学修】試験の解説について理解を深め、これまでの授業を振り返り授業内容を整理しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
前半:改訂版 建築計画を学ぶ/建築計画教材研究会編/理工図書
|
---|---|
参考書 |
前半:毎回授業で使う授業ノートまたはPowerPointデータはmoodleにアップロード。 各個人でダウンロードして事前学習・事後学習の参考とする。
|
成績評価の方法 及び基準 |
第11回目と第15回目に行う平常試験において総合的に評価する。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
➢佐藤(信)研究室 13号館1353室 ➢江川研究室:13号館6階1365室 ➢山本研究室:13号館6階1362室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 佐藤信治研究室
水曜 船橋 09:00 ~ 10:00 江川研究室
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 山本研究室
|
学生への メッセージ |
建築計画Ⅲは、デザイン演習Ⅰ~Ⅲの科目との連携を図っていますのて、必ず両方の科目を受講してください。 |