2025年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 |
建築計画Ⅰ
建築計画原論ならびに都市・住宅、建築史
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 牟田・山﨑 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E12M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 建築物は、地域やまちを構成する要素である一方、自然環境と調和しながら人間の生活行為を成立させている。それに必要な建築空間の構成要素を知ることは、まちづくりに必要な技術的手法の一つである。ここでは、各地域の気候・風土や地形が建築にどのような影響を及ぼし、対応したかを学ぶ。そのうえで、人間生活を行う単位としての室の空間構成、設備、それらを統合するための住宅計画(戸建て住宅、集合住宅)の基本を学修する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」とし、講義形式を中心として、授業を行います。 毎回授業内容を記したプリントを配布して、その解説および具体事例などを写真や図表によって提示します(パワーポイントを使用)。 また、理解度を捉えるため適宜レポートや演習問題を課します。 これらの解説は次授業回またはGoogle Classroom等を利用して行います。 第15回に実施する平常試験試験の解説は授業内またはGoogle Classroom等の利用にて行う。 建築に関する実務経験を有する教員から、本学修内容が実務にどのように活かされるのかを実例を挙げて説明します。 とくに第8回目以降の講義では実務経験で得られた事例紹介や諸問題についても解説します。 |
履修条件 | 選択必修科目です。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 建築計画とはなにか/建築学における建築計画学の成り立ちと建築設計との関係について解説し、世界の伝統的な住居と建築計画を通して自然環境や社会とのつながりのもとで建築が計画されていることを理解する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 環境条件と建築の計画/地域の気候、風土、周辺環境といった人間にとって過酷な環境から建築は生活者を守ってきた。その一方、こうした環境をうまく利用し、適応する計画がある。これらの考え方を検証していく。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 西洋建築史概説/中世から近代に至る、主にヨーロッパ、アメリカにおける建築を、目的によるデザイン、環境対応、構法について多面的に学修する。 | 【事前学修】配付資料をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 日本建築史概説/中世から近代に至る、日本建築について、アジアの国々からの建築の影響と、日本独自の目的による建築のデザイン、環境対応、構法について多面的に学修する。 | 【事前学修】配付資料をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 近代建築史概説/近代から現代までの、わが国をはじめとした、ヨーロッパ、アメリカにおける建築の歴史をデザイン論、新工法の開発、生活形態の変化など多面的に学修する。 | 【事前学修】配付資料をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 世界の近代住宅史/社会の変化によって、都市とともに建築自体が変わっていくことを社会学的な視点を含めて建築計画学にどのような影響があったのかを検証する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 社会と建築/利用する人々が住む地域や時代によって建築は変化していく。近年の都市化、少子高齢化、核家族化といった社会変化は、住宅だけでなく多くの建築物の計画に影響を与えていることを検証する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 建築計画・設計の技法と表現(1) 建築はどのようにして計画、表現されているかを知る。そのため機能・要素の抽出と構成、ゾーンニング、そして計画へと進むプロセスを実際の住宅建築によって解説する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 建築計画・設計の技法と表現(2) 計画された建築をどのように表現するかを知る。そのために必要な図面の種類と表現方法を解説し、実際の図面がどのようにして描かれ、設計者の意図が表現されているかを検証する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | かたちの比例と寸法のシステム/建築における形態は、美しさ、わかりやすさ、使いやすさ、そして経済性に大きな影響を与えている。それらの構成要素を理解し、実際の建築空間に与えている効果を検証する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 建築の寸法と規模/基本単位空間/寸法/規模 人間の基本寸法と動作に必要な寸法を知り、家具との関係を含め、住宅や各種建築物の室空間を構成する寸法がどのようにして構成されているかを解説する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 建築の寸法と規模/生活行為と単位空間/寸法/規模 排泄、入浴、調理といった生活行為に着目し、それらの行為によって必要となる住宅等の室空間と、設備との関係を解説する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 空間と人間行動/複数の人間の存在によって、それらの人々との関係や行為目的によって、人間間距離や移動に必要な空間が変化する。少人数から群衆に至る人々の行動を読み解き、建築の内外に必要な空間を学修する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 独立住宅の構成と計画(1) これまで学修してきた内容をもとに、独立住宅が生活行為といったニーズによってどのように構成されているのかを、地域や家族構成の異なる事例をもとに解説する。 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 独立住宅の構成と計画(2) これまで学修してきた内容をもとに、独立住宅がどのように敷地において 計画され、図面表現されているのかを、地域や家族構成の異なる事例をもとに解説する。/平常試験 | 【事前学修】教科書該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、教科書、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
『建築計画を学ぶ(第二版)』 理工図書
参考書はここに紹介している図書の他、授業内でも紹介します。
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参考書 |
日本建築学会 『コンパクト建築設計資料集成』 丸善
設計課題でよく利用します。一冊持っていることを勧めます。
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成績評価の方法 及び基準 |
・単位認定には、70%以上の出席が必要です。ただし、出席点は成績評価には考慮しません。 ・成績評価の基準は以下の通りです。 平常試験(75%) 小テスト、レポート課題(25%) |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等は授業中、もしくはその後に受け付ます。 それが難しい場合は、E-mailにより受付け、授業中に回答します。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎 タワースコラ12階 1214 E-mail 牟田 muta.satokoアットマークnihon-u.ac.jp アットマークを @(半角文字)に置き換えてください。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 代表:牟田研究室
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学生への メッセージ |