2025年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 |
住宅・都市のユニバーサルデザイン
デザインスタンダードとしてのユニバーサルデザインを設計できるように
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田中(賢)・牟田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E53N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ユニバーサルデザインを住宅、公共施設などの建築物において技術的に実現したデザインと して完成させるためには、さまざまな人々の人間特性を理解し、まず建築物等の各部設計手法から個別ニーズ対応できるデザイン手法を習得する。それと同時に、先進事例の紹介と評価のプロセスを経て、実践的な対応を学びながら、住宅、公共施設などの建築物において、多くの人々へ適応できるデザインのための「デザイン統合」の考え方、手法を学修する。最後には、自ら調査した公共施設に関してプレゼンテーションにより、その評価を行い討論し、その建築計画技術を向上させる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」とします。 パワーポイントと板書を併⽤し講義を⾏う。内容は必要に応じてプリントを配布して解説、 および具体事例を写真や図によって提示する。 担当教員の実務経験に基づいた演習課題によって、より理解を深める。演習課題の解説は次授業回で行う。 第15回に実施する平常試験の解説は授業内にて行う。 |
履修条件 | 「福祉のまちづくり」に加え、できれば「ユニバーサルデザイン」を取得していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ノーマライゼーション思想とバリアフリー環境の構築(住宅、公共建築物、まちづくり) 肢体不自由者と補装具(杖、歩行器、車いす)の特性と必要となる建築空間の把握(担当:田中) | 【事前学修】関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 住宅におけるユニバーサルデザイン計画(1) 住宅における外構を含む全体計画とユニバーサルデザインな動線計画、玄関等の段差解消、通路幅の確保と改修(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 住宅におけるユニバーサルデザイン計画(2) 排せつ動作と便所の設計(必要空間、配置方法、設備、手すりの取り付け)(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 住宅におけるユニバーサルデザイン計画(3) 入浴動作と浴室の設計(必要空間、配置方法、設備、手すりの取り付け)(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 住宅におけるユニバーサルデザイン計画(4) 国内外における、高齢者住宅、障がい者住宅(含む集合住宅)の実例紹介と評価(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 生活施設におけるユニバーサルデザイン計画(1) 高齢者居住施設の建築計画とユニバーサルデザイン計画 国内外における、高齢者居住施設、グループホーム等の実例(平面・断面・立面)と評価(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 生活施設におけるユニバーサルデザイン計画(2) 高齢者介護施設の建築計画とユニバーサルデザイン計画 国内外における、高齢者・障がい者介護施設等の実例(平面・断面・立面)と評価(担当:田中) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(1) 公共トイレの設計 高齢者、車いす使用の障がい者、ベビーカー使用の子連れなど多様な人々への対応(必要空間、配置方法、設備、手すりの取り付け) 演習課題 多機能トイレの設計(縮尺1/20)(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(2) 公共施設における道路からの外構計画を含むアプローチ、スロープの計画、動線計画/エントランス部分と通路における建築計画上の配慮と設備計画(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(3) 公共施設における視覚障がい者と聴覚障がい者への対応 動線計画(含む避難計画)と建築計画上の配慮、設備、サイン計画(視覚障がい者誘導用ブロックの敷設方法と留意点を含む)(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(4) 駐車施設とユニバーサルデザイン 商業施設等を複合したオフイスビルの実例(平面・断面・立面)と評価(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(5) 病院等入院施設をもつ医療施設の実例(平面・断面・立面、サイン計画)と評価(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(6) 美術館、博物館などの展示施設の展示空間とユニバーサルデザインの実例(平面・断面・立面、サイン計画)と評価(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 公共施設におけるユニバーサルデザイン計画(7) 駅などの交通拠点となる複合ビルにおけるユニバーサルデザインの実例(平面・断面・立面、サイン計画)と評価(担当:牟田) | 【事前学修】次回講義内容に関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。講義資料を事前に参考とし、興味ある内容について自ら調べておく。 【事後学修】授業内容、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | まとめと学生による事例研究発表(パワーポイントによる)と評価、そして討論/平常試験とその解説(担当:田中・牟田) | 【事前学修】これまでの講義内容をあらためてまとめておく。 【事後学修】試験結果について、その結果と内容に関する把握と理解を十分にしておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
とくにない 教員の自作資料による
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参考書 |
『福祉住環境コーディネーター検定試験®2級公式テキスト<改訂5版>』 東京商工会議所 2019年 第5版
福祉住環境コーディネーター検定試験®2級公式テキストは、検定試験を受ける学生には必ず必要となる。
それ以外は講義中に別途指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
単位認定には、70%以上の出席が必要。ただし、出席点は考慮しない。 成績は、授業内レポート(30%)及び平常試験(70%)の計100点で評価する。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 講義中もしくはその前後、または教員の研究室・下記メールで対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
田中研究室 tanaka.yasushiアットマークnihon-u.ac.jp 牟田研究室 muta.satokoアットマークnihon-u.ac.jp アットマークを @(半角文字)に置き換えてください。 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 田中研究室、牟田研究室
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学生への メッセージ |
ユニバーサルデザインは特別なデザインではなく、現在ではデザインスタンダードとなっている。講義では、なぜそのような設計が必要なのかを重点的に解説して、設計指針がどのような経緯で作り上げられたのか、そしてその問題点などを解説する。 そのうえで、ユニバーサルデザインを設計に反映する実践能力を養うばかりでなく、建築士受験に必要な公共建築など比較的大型の建築設計ができるように建築設計に必要な基礎的な学修もここで行われる。 |